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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4579号】教区コラム 神奈川教区

2005年5月21日

教区形成四〇年ねばり強い歩み
藤盛勇紀

神奈川教区が東京教区から分離独立したのが一九六五年ですので、今年は四〇周年ということになります。
教区として歩み始めて間もなく、様々な問題が噴出して教区総会も開催できない混乱の時期を迎えました。
それは、教団のかかえた問題が先鋭的に神奈川教区に突き刺さり、教区もそれと真剣に取り組む歩みだったと思います。
こうした様々な立場がぶつかり合う緊張の事態を経験しながら、ねばり強く祈りつつ対話し一致を目指す神奈川教区の基本姿勢が形成され、その姿勢が「神奈川教区形成基本方針」に表されました。
現在の神奈川教区も、基本的にはこの数十年にわたる対立や相違を抱えてきていますが、それは混乱ではなく、聞くこと、対話すること、形成することの論点として受けとめられていると思います。それが教区内では三〇近い諸委員会活動の働きとしても担われています。
教区の受けとめる問題の多さと多岐にわたる活動は、神奈川教区の特徴かもしれませんが、今日それは財政的な基盤の問題を浮かび上がらせています。昨年度より、諸委員会の予算は一律五%カット、それを三年間(一五%)続けることとなりました。教区互助制度も壁に突き当たっています。
しかしこの困難にも、神奈川教区のねばり強さが発揮されるでしょう。それが諸教会の形成と堅立の力となると希望をもっています。
(神奈川教区総会副議長)

教団新報
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