【4593号】「にんげん大学」開催 部落解放運動の一環として 東海教区

東海教区部落差別問題特別委員会主催の第一六回「にんげん大学」が十一月三日沼津教会を会場にして開催された。
講師は、教団部落解放センター運営委員会委員長の東岡山治氏で、第一部「怒りから祈りへ」第二部「糾弾から尊敬へ」と題した二度の講演を通して参加者に部落解放への啓発を促した。参加者は二三教会四八名であった。
この「にんげん大学」は東海教区が部落解放運動の一環として取り組んでいる企画で、教区内にある六分区を輪番に会場として行なわれている。東岡氏への講師依頼には、主催者側から以下のような視点を踏まえての講演としていただく依頼をした。それは、「ペトロの手紙一第三章九節にある『悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いてはなりません。かえって祝福を祈りなさい。祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです』というみ言葉が、水平社宣言の根底に流れる祈りと重なっていると信じますが、この点について東岡先生ご自身のこれまでの歩みを振り返っていただきながらここに導かれることに辿り着いた喜びを先生からお伺いする」(集会案内文より)というものであった。
東岡氏の二度の講演は、主催者側の意図を十分汲んだもので、第一部では、じぶんが解放運動の原点に祈りを置くことへ変えられていった経緯を喜びと感謝をもって紹介し、第二部では、差別を糾弾することの正当性と行き過ぎの事例を紹介しつつも、差別意識や偏見をなくすためには、糾弾を越えてだれもが尊敬し合う関係を築いていくことを訴えた。
参加者の一人は、「差別をなくすのは、被差別の現場に行き、その人々の感性に育まれ、その者たちの中で生き、体で身にしみて分かることだ」との講師の指摘に心を動かされたと語っている。
このように今回の集会は、参加者から解放運動そのものへの恐れを取り除き、差別をなくすだけでなく、差別を越えることの大切さを受け止めることができた集会となり、福音に生かされる喜びを味わって散会した。さながら伝道集会のようであった。
(宮本義弘報・東海教区部落差別問題特別委員会委員長)

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