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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4917・18号】人ひととき 神子澤悦子さん わたしたちの国籍は天にある

2019年12月21日

 国立ハンセン病療養施設は全国に13か所ある。それぞれの施設にキリスト教の教会が存在する。施設利用者の減少に伴い、役割を終え、閉じていく教会もある。

 そのような中、今もキリストの証しの灯を守り続けている教会がある。青森市の松丘保養園内に存する「単立・キリスト教松丘聖生会」が、その一つである。聖生会会長の神子澤悦子姉は、ご自身の生涯と重ね、聖生会の歩みを次のように振り返る。

 1953年頃、園内にあった教会は聖公会一つだけで、その礼拝にはカトリック、プロテスタントの信者が混在していた。1954年にカトリックの教会堂が建てられ独立し、1956年には好善社によりプロテスタント教会の新会堂が献堂され、聖生会だけの礼拝を願い、聖公会を離れて新しい歩みを始めた。

 聖公会を離れ、独立した後は、日本基督教団弘前教会の藤田恒男牧師が葬儀や洗礼式などの牧会責任を負い、青森市内の宣教師や牧師、兄姉が日曜午後の礼拝に奉仕し、支えてくれた。藤田牧師が高齢になってから、青森市内の教団青森松原教会の中山年道牧師に聖生会の奉仕をお願いした。

 人生を振り返り、今想うことは「わたしたちの国籍は天にある」ということ。新しい命を与えられ、涙が溢れた日を忘れられない。80数名の聖生会であったが、祈りつつ兄弟姉妹を天へ送った日を想いながら、「測り縄は良き地に落ちた」の詩編の御言葉に感謝して、たくさんの牧師、諸兄姉に支えられた。

 最後に残る者は二人、三人になるかもしれない。しかし、最後まで礼拝を守り続け、讃美と祈りをささげ、福音の証しに励むことを書き残した亡き夫・神子澤新八郎(2019年召天)に感謝しながら生きたい。

青森市松丘保養園(国立ハンセン病療養施設)内にある「松丘聖生会」会長。

3:31「上から来られる方は、すべてのものの上におられる。地から出る者は地に属し、地に属する者として語る。天から来られる方は、すべてのものの上におられる。

3:32この方は、見たこと、聞いたことを証しされるが、だれもその証しを受け入れない。

3:33その証しを受け入れる者は、神が真実であることを確認したことになる。

3:34神がお遣わしになった方は、神の言葉を話される。神が“霊”を限りなくお与えになるからである。

3:35御父は御子を愛して、その手にすべてをゆだねられた。

3:36御子を信じる人は永遠の命を得ているが、御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまる。」

 9月半ばより台湾基督長老教会(PCT)から派遣された胡宜芳(フー・イーファン・通称ソウソウ)さんをお迎えした。教団では「受け入れ信徒宣教師」に準じるが、彼女は台湾の大学の日本語学科を卒業したばかりの若い女性。これまでI Love Taiwan Missionなどの青年交流プログラムで日本の教会青年とも交わりが深く、日本の教会の若い人との働きや交わりに加わりたいと願って、ワーキング・ホリデーを使って日本に来た。教団では主としてSCFのスタッフ会議やキャンプに加わり、来年2月の「台湾スタディー・ツアー」には中核になれると期待している。教団青年プラットフォームを活性化する働きにも加わり、1年間を過ごす予定。

 教団としてこのような海外のユース・ボランティアを迎えるのは初めてである。 これを通して教団とPCTとのキリストにある連帯の絆が深まるとともに、日本の若いキリスト者にも大きな刺激を与える良い機会になる。すでにアジア学院ではこのようなユース・ボランティアを受け入れ、青年グループに刺激を与え、また本人にとってもよき学びの時となる交換プログラムを実施している。

 ソウソウさんは、「日本のどこへも行きたい、何でもしたい」と、とても前向き。各教区や地区の交わりにも加えていただければ幸いである。(教団総幹事 秋山 徹)

2019年12月20日

3:22その後、イエスは弟子たちとユダヤ地方に行って、そこに一緒に滞在し、洗礼を授けておられた。

3:23他方、ヨハネは、サリムの近くのアイノンで洗礼を授けていた。そこは水が豊かであったからである。人々は来て、洗礼を受けていた。

3:24ヨハネはまだ投獄されていなかったのである。

3:25ところがヨハネの弟子たちと、あるユダヤ人との間で、清めのことで論争が起こった。

3:26彼らはヨハネのもとに来て言った。「ラビ、ヨルダン川の向こう側であなたと一緒にいた人、あなたが証しされたあの人が、洗礼を授けています。みんながあの人の方へ行っています。」

3:27ヨハネは答えて言った。「天から与えられなければ、人は何も受けることができない。

3:28わたしは、『自分はメシアではない』と言い、『自分はあの方の前に遣わされた者だ』と言ったが、そのことについては、あなたたち自身が証ししてくれる。

3:29花嫁を迎えるのは花婿だ。花婿の介添え人はそばに立って耳を傾け、花婿の声が聞こえると大いに喜ぶ。だから、わたしは喜びで満たされている。

3:30あの方は栄え、わたしは衰えねばならない。」

2019年12月19日

1:29その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。

1:30『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。

1:31わたしはこの方を知らなかった。しかし、この方がイスラエルに現れるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た。」

1:32そしてヨハネは証しした。「わたしは、“霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た。

1:33わたしはこの方を知らなかった。しかし、水で洗礼を授けるためにわたしをお遣わしになった方が、『“霊”が降って、ある人にとどまるのを見たら、その人が、聖霊によって洗礼を授ける人である』とわたしに言われた。

1:34わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである。」

1:35その翌日、また、ヨハネは二人の弟子と一緒にいた。

1:36そして、歩いておられるイエスを見つめて、「見よ、神の小羊だ」と言った。

1:37二人の弟子はそれを聞いて、イエスに従った。

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