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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4839・40号】宣教方策会議2

2016年4月23日

パネルディスカッション 全体協議会
 発題・講演を巡り活発に議論

 1日目、パネルディスカッションでは、ナグネ宣教師が、「伝道の進展」について、「神の国が広がって行くイメージ」と述べたことから議論が始まった。信徒の参加者、木俣努氏から、「伝道が、牧師中心になり、理解できる言葉で神の国が語られていないのでは」との意見があった他、津村正敏氏が、「信徒の役割」について問うた。パネラーから、神の国は躓きと共に、神の働きの中で受け止められること、信徒会の発足による、各個教会を越えた祈りの交わりの重要性等が述べられた。

 北紀吉牧師の「紛争中、伝道・宣教が反国家としてのみ語られ、言葉を共有していなかった」との発言に、孫裕久牧師は、「時代の中での必然性がある。一部の主張で全体ではないのでは」と疑義を呈した。北牧師は、「当時は、一部ではなく大勢」、「どちらが悪いということではなく、キリスト主権でなくなる時、教会は危ない」と応じた。

 具志堅篤牧師が、基地問題に対し、怒りを原動力に対応することは、「祈りによってしか解決できない沖縄の深い問題を見えなくする」と述べ、キリスト者として健全に社会問題に向かい合う姿勢について問題提起し、パネラーが、意見を述べた。

 小林克哉牧師は、共通項と共に、違いを明らかにして行くことの重要性を述べ、救済論の違いについての議論があった。違いへの対応について、「立ち止まり、すり合わせるべき」、「違いの克服ではなく、神の栄光が顕されることに集中すべき」等の意見があった。

 2日目、全体協議では、分団報告の後、特に、大濱徹也氏講演が指摘した天皇制問題の質疑応答に時間が割かれた。大濱氏は、キリスト者が天皇にシンパシーを感じて来た事実を脇に置き、観念的に批判することの意味のなさを指摘。「天皇制を、政治システムの問題として批判するのではなく、自分より偉い権威に結びつくことによってでしか自分を位置づけられない人間の在り様の問題とし、自らのこととして受け止めるべき」と述べた。

 原裕牧師は、東北において、震災が愛の業に駆り立て、垣根が取り払われたことを述べ、国際会議の宣言に立つ大切さを述べた。
(嶋田恵悟報)

 第4回宣教委員会は、宣教方策会議が行われた後、3月8〜9日にかけて、富士見町教会を会場に開かれた。

 宣教委員会のもとにある常設専門委員会、自主活動団体、「障がい」を考える小委員会の報告などを受けた後、宣教方策会議の振り返りを行った(内容は宣教方策会議の報告記事、および後に配布される報告書参照)。

 「日本基督教団は伝道をどう進めて行くか」という主題のもと、4名の発題者、1名の講演者を与えられたが、バランスの取れた人選、またそれぞれの話を聞くことができた。「今後の日本基督教団で伝道に思いを馳せるとき、ふまえておくべき内容となったと言える」。「具体的宣教方策が形作られるには至らなかったが、これをどう受け止めて行くかが課題である」などの意見が出た。その他、不参加の教区や神学校があったのは残念であったことも委員会として共有した。

 「牧会者とその家族のための相談室」設置について、第38総会期より準備がなされ常議員会へ提案されたが、差し戻されてしまっている。前総会期に人材や財的裏付けも含めて、具体的な内容がまとめられてきたことを共有し、今総会期中に常議員会に提案することを確認した。次回委員会にて詳細を詰めることとした。

 また日本基督教団が宣教協約を結んでいるRCA(アメリカ改革派教会)より、牧師のメンタルケアについての協力ができないだろうかとの提案があったことが報告された。牧師のメンタルトレーニングに用いられる小冊子の紹介がなされ、RCAより小冊子の著者を招き、理解を深めつつまた積極的に用いたいと確認された。

 その他、認定こども園をめぐる問題を宣教委員会が担っていくことも確認した。情報が錯綜し現場が混乱する中、教団として正しい情報を発信する役割を担っていきたいと考えている。(清藤 淳報)

 第4回委員会が2月22~24日に、農村伝道に関する協議会と並行して行われた。協議会は、全国からの参加者の移動を考慮して3日間の日程にし、また真冬の北海道であり、開催まで心配された点があった。しかし、現地の参加者たちが独自に実行委員会をも立ち上げ、多大な協力を得て、天候にも恵まれて、協議会を無事に持つことができた。

 伝道委員会の議事として、業務報告及び会計報告を承認した。

 また、常議員会報告、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。伝道推進室委員会報告、宣教委員会報告、「こころの友」「信徒の友」編集委員会報告、宗教改革500周年記念教会中高生・青年大会実行委員会報告をそれぞれの担当者から受けた。記念大会は、教団の「宗教改革500周年記念事業基本方針」に基づき、2017年度に「教会中高生・青年大会」が行われる。その準備が始まったが、伝道委員会としてもこれに協力する。

 また、2016年度開拓伝道援助金に申請のあった6件(奥羽・浪岡伝道所、関東・神の愛キリスト伝道所、東京・冨貴島教会、兵庫・姫路あけぼの教会、西中国・小郡教会、四国・香川直島伝道所)を審議し、すべて承認した。それぞれの教会・伝道所に問安を行うための担当者を決めた。問安者は現地に赴き、祈りをささげることで、単に財務上の応援だけでなく、教団としての伝道協力が目に見える形で実現するよう働いている。2017年度の援助金についても申請を受けていくが、原資は限られているので、献金によって広く協力を願いたい。

 第39総会期教区伝道委員長会議について準備を進めた。宣教委員会の宣教方策会議との関連や、伝道推進室の動きなども考慮して、企画を立てている。

 また、全国教誨師連盟が60周年を迎えるので、追加として10万円の献金を決定した。(飯田敏勝報)

 

北海道にて農村伝道に関する協議会
 2月22~24日に、第10回農村伝道に関する協議会が、北海道三愛畜産センターにて行われた。教区推薦の12名、教団伝道委員、その他、利別教会をはじめ現地から大勢が集まり、全体で40余名の参加者があった。

 1日目は移動にも時間がかかり、夕食後の成田いうし伝道委員長の開会礼拝からプログラムが始まった。会の開催には北海教区の協力を得、久世そらち議長の挨拶がなされた。

 2日目はホテルから三愛畜産センターへ移動し、基調講演を受けた。河村正人氏は発題「瀬棚フォルケホィスコーレの歩みとこれからの展開」で、この地での教育活動、更に三愛運動と新規就農について語った。生出正実氏は講演「農村伝道に導かれて」で、農業とキリスト教とに関わり合った講師の半生が、家族をはじめ多くの方々との歩みであったと語った。

 昼食後にフィールドワークで、酪農の現場とせたなの町の歴史に触れる時をもった。無教会や聖公会を含め、キリスト教がこの地に深く関っていることが、現地の実行委員長である西川求氏によって案内された。夕食後に交わりの時をもち、司会者がいきなり発言者を指名するという仕方で、大半の参加者が正直な思いを述べる機会となった。昼食時には混声で、交わりの時には訓練を重ねた男声合唱が披露され、信仰が反映された賛美を皆で感じることができた。

 3日目はホテルにて、全体協議。発題や講演に加え、既に昨夜から始められた協議が、尚一層深められた。

 今回の協議会によって、現地の方々が今後のことを考える好機ととらえてくれたことは、大きな喜びであった。信仰を伴う共同体が今後更に、いかに歩んでいくかを、内と外とから、祈り合うことができた。熊江秀一伝道委員の閉会礼拝によって、御言葉を受けて送り出された。(飯田敏勝報)

児童養護施設の実践について学ぶ

 第4回社会委員会が2月29日~3月1日、金沢長町教会を会場にして開催された。

 開会礼拝の後、「キリスト教と社会福祉—児童養護施設における実践から—」と題して、虹釜和昭氏(北陸学院大学教授)を講師として招き、学びの時を持った。虹釜氏は金沢市にある梅光児童園の施設長をしていた方である。

 児童養護施設で暮らしているこどもたちの家族背景や、課題について、また梅光児童園の施設の特色と課題について、パワーポイントを用いて説明した。

 特に虹釜氏は「愛着」について語った。柔軟性は愛着によって形成されるものであり、愛着の未形成によって、さまざまな障がいが考えられる。親から得ることの出来なかった感情が職員との間で行われる。そのことの背景や支えにキリスト教が必要と語られた。講演後には、質疑や意見が出され、話し合われた。

 その後開催された委員会では、諸報告がされ、特記すべきことは、死刑執行を繰り返さない要望書を、内閣総理、法務各大臣宛て送付したこと、「第3回『マイノリティ問題と宣教』国際会議」に社会委員会より全国募金を合わせて50万円拠出したことが報告された。

 協議事項としては、クリスマス献金をもとに実施している社会福祉施設への援助については、各教区より推薦された8施設に各12万円送ることを決めた。

 全国社会委員長会議は、2016年6月13日~14日に教団会議室で開催を予定している。題は「3・11東日本大震災から5年」とする。

 「社会委員会通信」第49号発行について話し合われた。

 その他、社会委員会の使命に関わる事柄について協議し、意見を交換した。 (加藤孔二報)

 今総会期4回目の協約関係合同委員会が3月3日に教団会議室で行われた。

【台湾】
 1月21日から3ヶ月の間、台湾基督長老教会(PCT)の蘇貞芳宣教師が来日し、今夏からの埼玉中国語礼拝伝道所への派遣準備に当たったことが冒頭に報告された。

 PCTの教職が「中国語(北京語)」を主として語る会衆のもとに遣わされることは、PCTの歴史、また、台湾の歴史、とりわけ台中関係史を語る上で大きな出来事である。まさに神のなせる業であるが、そのことをめぐって関係者が丁寧に準備を重ねてきたことも併せて報告された。その他、青山学院女子短大と学生キリスト教友愛会(SCF)の台湾スタディーツアーや、アジアリーダーシップ会議についての報告、加藤誠幹事による林田義行宣教師(高雄日本語教会)訪問などの報告を受けた。

 また、8月に台湾で開催予定の教会協議会について確認した。

 尚、教育委員会との共催である日台ユースミッションについて、担当者から準備状況を聞き、委員会としては2015年度決算時の余剰金処理の形で、当ミッションの経費の一部として応援することとした。

 

【韓国】
 韓国3教団との協議会準備について報告と協議がなされた。これは、協約関係のある3教団からの宣教師の受入についてが主たる話題である。相互が理解を深めて十分な働きができるように配慮していくことが求められ、それも含めて、課題を共有する協議会の開催が求められていることが確認されている。尚、2月にそのための打ち合わせがソウルでなされ、岸憲秀委員長、加藤幹事が出席した折に、教団から派遣しているナグネ宣教師、長尾有起宣教師を問安したことが報告された。

 

【スイス】
 7月に開催される三国間協議会について、日程案の確認と協議会の性格の確認がなされた。 (岸 憲秀報)

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