韓国基督長老教会
クォン・オリュン総会長
韓国基督長老教会(PROK)は貴教団と長年パートナーとして歩み、アジアの教会が共に働くことの大切さを感じている。
日韓は緊張をはらむ歴史的課題を負っているが、先月、貴教団から長崎哲夫総幹事と高田輝樹職員がPROKを訪れた際、過去の出来事と真摯に向き合い、和解を求める姿勢を示されて感動した。貴教団は過去の出来事に対して韓国に謝罪と反省を示した初めての宗教団体であり、痛みあるところに主イエスの愛と癒やしの御手を差し伸べる、貴教団の熱い思いに感謝している。
PROKは東北アジア地域が真の平和を実現する日を夢見ており、そのために貴教団と心を合わせて国家間の癒やしと和解のために祈りたい。イ・ジェチョンPROK新総幹事とPROKの兄弟姉妹の貴教団への思いを伝え、教団総会での交わりとすべての協議に主の祝福を祈って私からの挨拶とする。
台湾基督長老教会
スドゥ・タダ議長
台湾基督長老教会(PCT)第61回総会期常置委員会、林芳仲総幹事、23の中会と4族群区会を代表して貴教団総会に祝福を祈る。
これからも貴教団とPCTが結んでいる宣教協約関係を継続し、さらに強め、パートナーとして宣教の証を実践してゆきたい。共同声明文が貴教団とPCTの共同の信仰告白となり、将来の宣教課題に向き合うことを願っている。この教団総会が聖霊の導きのもとにあり、神の御業が貴教団の諸教会を通してなされ、日本の皆様への祝福が豊かであるようにと祈る。
大韓イエス教長老会(統合)
イ・ソンヒ総会長
貴教団と大韓イエス教長老会(PCK)は今年の2月と6月に日韓の5教会の宣教師派遣に関する実務協議を行い、6月末には貴教団からPCKに派遣していただいた洛雲海宣教師(長老会神学大学教授)の活動期間延長に合議するなど、日韓両国における伝道のために緊密に協力し、交流を深めている。また、先月開催されたPCKの総会に貴教団から長崎哲夫総幹事に出席をいただき、感謝申し上げる。これからも貴教団とPCKが主の愛に結ばれ、交わりと働きを続けられるようにと祈り願う。
PCKは現在、東北アジア地域の軍事的緊張、核関連施設への威嚇、在日韓国人や在日朝鮮人を苦しめるヘイトスピーチなどの課題に祈りつつ取り組んでいる。貴教団との相互の尊重と信頼に基づいた理解を深め、東北アジアの平和のために心を合わせたい。
PCKの総会は宗教改革500年を記念し、「改めて、聖なる教会へ!」との主題を掲げて開会した。韓国と日本のすべての教会が新たに聖霊で満たされて祈り、働けるようにと祈ってほしい。
世界教会協議会
西原廉太世界協議会(WCC)中央委員・日本聖公会
貴教団総会に際し、挨拶の機会を賜り感謝申し上げる。日本でWCCに正式加盟しているのは貴教団、在日大韓基督教会、日本聖公会で、貴教団はWCC第1回総会から聖公会と共に代議委員を派遣し、WCCを中心とする世界エキュメニカル運動に重要な足跡を残してこられた。
1954年に第五福竜丸事件が起こり、日本では貴教団やNCCを中心に原水爆実験禁止の署名運動が行われた。事件から5ヶ月後に開かれたWCC第2回総会では、当時の貴教団総会議長だった小崎道雄牧師が膨大な署名を携えて出席し総会全体に大きな影響を与えた。60余年前に、日本の教会から世界エキュメニカル運動への貢献があったことをぜひ記憶にとどめておきたい。
WCCからは非核世界実現に向けた取り組みの中で、2014年8月にチャン・サンアジア地域議長、12月にトヴェイト総幹事、昨年8月にWCC代表団が日本を訪れた。トヴェイト総幹事をはじめとするWCCからの、これら一連の訪日に際して貴教団が献身的に尽力くださったことへの感謝のメッセージをここにお伝えする。貴教団の世界エキュメニカル運動への引き続きの貢献をお願いするとともに、貴教団の働きがますます主に強められるようにと祈る。
挨拶された来賓者の他、総会に出席いただいた方々
台湾基督長老教会
リム・ホンティオン総幹事
台湾基督長老教会
ン・テッカン研究センター主任
韓国基督長老教会
キム・ミジャ氏
アメリカ合衆国長老教会
リム・チュンシック東アジア担当幹事
合同メソジスト教会
小海光宣教師
カナダ合同教会
川野真司宣教師
ドイツ福音主義教会
フェルディナント・ケニング牧師
在日大韓基督教会
キム・ソンジェ総会長
キム・ビョンホ総幹事
日本キリスト教協議会
小橋孝一議長
海外宣教報告
シンガポール日本語キリスト教会(JCF)
松本章宏牧師
近年、宣教師の活動が多様性を増している。派遣された国の方々への伝道を行うのみならず、日本国内に滞在する外国人への伝道や、海外に住む日本人への宣教活動が展開されている。11年前に東南アジアで暮らす日本人への福音伝道に召し出され、インドネシアおよびシンガポールで伝道を行ってきた者として報告を行う。
伝道を行う中で、海外で暮らす日本人は福音に向けて心が開きやすくなっていることに気付いた。その背景としていくつかのことが考えられる。異文化に置かれると、日本にいた時には考えなかった「自分は何者か」という問いを抱くようになる。その問いが霊的アイデンティティを尋ねる求めとなり、「神に造られた者」としての自己の発見へと導かれる。また、人口の八割がイスラム教徒であるインドネシアでは、一日に5回の祈りを献げる人々を身近に見るうちに宗教への関心を持つようになり、信仰へと招かれることもある。日本では、教会に行ってみたいと思っても家族的なしがらみから行けなかった人も、海外では開放された気持ちになって礼拝に来るということも起こる。そのようにして、東南アジアでは数多くの日本人が日本語教会で主との出会いを果たしている。
海外で受洗して日本に帰国すると、日本の教会に根付くことができないということがしばしば起こる。ここで、いわゆるディアスポラ伝道が必要となる。海外で宣教する日本語教会と日本国内の教会が連携して、帰国した信仰者が日本の教会になじめるよう共に働くことが大切であろう。ルカによる福音書5章で「お言葉ですから」と主に従って網を降ろしたペトロが2艘の舟いっぱいの大漁の恵みに与ったように、帰国者の落ち着いた教会生活のために国内と国外、両方の教会が協力し合うことが望ましい。帰国した受洗者が皆さんの教会へ来たら、ぜひ暖かく迎え入れていただきたい。(原田裕子報)
8:11 ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。
8:12 イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」
8:13 そして、彼らをそのままにして、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。
8:14 弟子たちはパンを持って来るのを忘れ、舟の中には一つのパンしか持ち合わせていなかった。
8:15 そのとき、イエスは、「ファリサイ派の人々のパン種とヘロデのパン種によく気をつけなさい」と戒められた。
8:16 弟子たちは、これは自分たちがパンを持っていないからなのだ、と論じ合っていた。
8:17 イエスはそれに気づいて言われた。「なぜ、パンを持っていないことで議論するのか。まだ、分からないのか。悟らないのか。心がかたくなになっているのか。
8:18 目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。覚えていないのか。
8:19 わたしが五千人に五つのパンを裂いたとき、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」弟子たちは、「十二です」と言った。
8:20 「七つのパンを四千人に裂いたときには、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」「七つです」と言うと、
8:21 イエスは、「まだ悟らないのか」と言われた。
第40回教団総会に向けて、九州教区総会では教憲第9条の改正議案を可決しました。
教団は7月5日付で受理しました。
教憲の変更に関しては、同第12条に「教団総会開会3箇月前に議案を公表し」とあることから、ただちに同議案を公表すべきでありましたが、その適切な取り扱いをすることができませんでした。
その結果、第40回教団総会では同議案を上程することができませんでした。ここに、九州教区及び教団諸教会・伝道所に深くお詫びすると共に、左記に同議案を紹介いたします。
総会議長 石橋秀雄
議案42号
教憲9条を改正し、伴って関連教規条項を改正する件
提案者 第66回 九州教区定期総会
議 案
現行の教憲第9条の規定「教師はこれをわけて,正教師および補教師とする」は、先の大戦下に宗教団体法(1940年施行)及び同施行令の命じるところに従って合同前各教派が不可抗力的に採るに至った「二種教職制」を踏襲して定められた旧日本基督教団規則第207条「教師ハ之ヲ分チテ正教師及補教師ノ二種トス」を、戦後の混乱期に充分な検討なくそのままに引き継いだ(1946年6月制定)ものであって、教会の信仰に基く内的希求ないし信仰的決断に発した定めではない。従って、第40回日本基督教団総会は、先の戦時下に犯した“神の主権よりも国権を上位に置いた過ち”を深く悔改め、神が与え給うた信仰の自由なる決断において、教憲第9条を次の通り、改正し、伴って関連教規条項を改正する。
〔教憲第9条現行条文〕
本教団の教師は,神に召され正規の手続きを経て献身した者とする。
教師はこれをわけて,正教師および補教師とする。
正教師は按手礼を領した者,補教師は伝道の准允を受けた者とする。
〔教憲第9条改正条文〕
本教団の教師は,神に召され正規の手続きを経て献身し,按手礼を領した者とする。
上の改正に伴って、関連する教規の条項を次の通りに改正する。
〔教規第103条現行条文〕
教会担任教師が正教師であるときは牧師,補教師であるときは伝道師という。
〔教規第103条改正条文〕
教会担任教師を牧師という。
〔教規第104条現行条文〕
教会担任教師は,次の教務を執行する。
ただし,伝道師は,第2号の教務を執行することができない。
⑴礼拝,伝道および信徒の信仰指導
⑵聖礼典の執行
⑶結婚式,葬式その他の儀式
〔教規第104条改正条文〕
教会担任教師は,次の教務を執行する。
⑴礼拝,伝道および信徒の信仰指導
⑵聖礼典の執行
⑶結婚式,葬式その他の儀式
8:1 そのころ、また群衆が大勢いて、何も食べる物がなかったので、イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。
8:2 「群衆がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに、食べ物がない。
8:3 空腹のまま家に帰らせると、途中で疲れきってしまうだろう。中には遠くから来ている者もいる。」
8:4 弟子たちは答えた。「こんな人里離れた所で、いったいどこからパンを手に入れて、これだけの人に十分食べさせることができるでしょうか。」
8:5 イエスが「パンは幾つあるか」とお尋ねになると、弟子たちは、「七つあります」と言った。
8:6 そこで、イエスは地面に座るように群衆に命じ、七つのパンを取り、感謝の祈りを唱えてこれを裂き、人々に配るようにと弟子たちにお渡しになった。弟子たちは群衆に配った。
8:7 また、小さい魚が少しあったので、賛美の祈りを唱えて、それも配るようにと言われた。
8:8 人々は食べて満腹したが、残ったパンの屑を集めると、七籠になった。
8:9 およそ四千人の人がいた。イエスは彼らを解散させられた。
8:10 それからすぐに、弟子たちと共に舟に乗って、ダルマヌタの地方に行かれた。
7:31 それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。
7:32 人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。
7:33 そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出し、指をその両耳に差し入れ、それから唾をつけてその舌に触れられた。
7:34 そして、天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、「エッファタ」と言われた。これは、「開け」という意味である。
7:35 すると、たちまち耳が開き、舌のもつれが解け、はっきり話すことができるようになった。
7:36 イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。
7:37 そして、すっかり驚いて言った。「この方のなさったことはすべて、すばらしい。耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる。」
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