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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4828号】人ひととき 齋藤 彩さん 人生は神の刺繍のようなもの

2015年10月3日

 初めて教会のことを知ったのは、中学生の時。学校から課せられた教会レポートのために教会へと足を踏み入れた。当時は悩む毎日であったが、罪を取り除いてくださるのがキリストだと知り、嬉しくなった。

 その時既に受洗の思いも与えられ、高校生の時にはキリスト教学校の教師になることを考えるほどだったが、親との相談の結果、20歳まで待つことになった。神から与えられた喜びは変えられることがなく、音楽大学在学中に受洗。大学卒業後は念願のキリスト教学校の音楽の教師として務めた。

 ただし、高校からの念願であった教師の職に就きながら、日増しにもっと神様のことを伝えたいとの思いは強くなり、東京神学大学に入学。在学中に教会の青年会で知り合った夫と結婚。子どもが与えられたことなどから、献身の志はありながらも、大学院での学びの中断を迫られた。現在は3児の母である。

 このような歩みの中でも神の御業は測り知れない。今度は夫に献身の思いが与えられた。今は夫が神学生である。ただ、それで自分の献身への思いが満足したわけではない。今の願いは、中断している学びに復帰し、夫と共に伝道者として立つ日が与えられること。

 自分の歩みを振り返ってみても一々説明や理屈通りにはいかないと思う。これからもそうなのかもしれない。

 ただ、ふと自分の歩みのことを思い巡らすうちに、刺繍の模様が浮かぶようになった。刺繍の裏側は色々な糸がからみあっている。お世辞にもきれいとは言えない。けれども、ひっくり返して表から見ると美しい模様が仕上がっている。自分の歩みは刺繍の裏側のようなものかもしれない。今は説明がつかないような歩みであっても、いつの日か、刺繍の裏側がひっくり返されて、素晴らしい神の御業を見ることになる。そのことを信じて、子育てをしながら、神の時を待っている。

神奈川県生まれ。橋本教会員。

 7月28~30日、救援対策本部の派遣で、福島県内の11の教会・伝道所および関係施設を訪問した。地震によって被災したが、この4年余りの期間に再建・補修に至った教会堂を見せていただき、お話しをお聞きして胸が熱くなった。

 一方、放射性物質による汚染とその対応の現状については、何とも重い気持ちになった。保科隆東北教区副議長の案内で、小高伝道所(福島第一原子力発電所から約18㎞)と浪江伝道所(同約10㎞。立ち入るには許可書が必要)に立ち寄った。教会堂は震災時そのままで、かつては整えられていたであろう浪江伝道所の前庭は草ぼうぼうで、放射線量が高かった。その浪江から常磐自動車道に入り、車で走行したが、道路脇の「この付近毎時1.0~5.2マイクロシーベルト」との放射線量の表示には何とも言えない不気味さを感じた。

 放射線量については地域によって差があり、除染の状況によっても違いがある(その問題も大きい)。さらに、何人もの方から、放射能汚染問題について口に出せない思いがあることを聞いた。教会関係の集まりであっても、他の人の発言や体験談を穏やかな気持ちで聞くことができない思いや葛藤があることも聞いた。それぞれに口に出せない思いを抱えて、その人なり、教会や施設なりの防衛策をとって、毎日の生活を送っているのである。

 被災地の復興の状況は多様であるが、放射性物質拡散による汚染の問題は今後も長く、重く続くことは間違いない。
(教団総会書記 雲然俊美)

27:6 愛する人の与える傷は忠実さのしるし/憎む人は数多くの接吻を与える。
27:7 飽き足りている人は蜂の巣の滴りも踏みつける。飢えている人には苦いものも甘い。
27:8 鳥が巣から飛び去るように/人もその置かれたところから移って行く。
27:9 香油も香りも心を楽しませる。友人の優しさは自分の考えにまさる。
27:10 あなたの友人、父の友人を捨てるな。災いの日に、あなたの兄弟の家には行くな。近い隣人は遠い兄弟にまさる。
27:11 わが子よ、知恵を得てわたしの心を楽しませよ。そうすれば/わたしを嘲る者に言葉を返すことができる。
27:12 思慮深い人は災難が来ると見れば身を隠す。浅はかな者は通り抜けようとして痛い目に遭う。
27:13 他国の者を保証する人からは着物を預かれ。他国の女を保証する人からは抵当を取れ。
27:14 友人への祝福も、早朝に大声でするなら/それは呪いと見なされる。
27:15 降りしきる雨の日に滴り続けるしずくと/いさかい好きな妻は似ている。
27:16 彼女を制する者は風をも制する。彼は香油をその右の手の力と呼ぶ。
27:17 鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。
27:18 いちじくの番人はいちじくを食べる。主人を守る者は名誉を得る。
27:19 水が顔を映すように、心は人を映す。
27:20 陰府も滅びの国も飽き足りることがない。人間の目も飽き足りることがない。
27:21 銀にはるつぼ、金には炉。人は称賛によって試される。
27:22 無知な者を臼に入れて/穀物と共に杵でついても/無知は彼を去らない。

2015年10月2日

26:1 夏の雪、刈り入れ時の雨のように/愚か者に名誉はふさわしくない。
26:2 鳥は渡って行くもの、つばめは飛び去るもの。理由のない呪いが襲うことはない。
26:3 馬に鞭、ろばにくつわ/愚か者の背には杖。
26:4 愚か者にはその無知にふさわしい答えをするな/あなたが彼に似た者とならぬために。
26:5 愚か者にはその無知にふさわしい答えをせよ。彼が自分を賢者だと思い込まぬために。
26:6 愚か者に物事を託して送る者は/足を切られ、不法を呑み込まされる。
26:7 愚か者の口にすることわざは/歩けない人の弱い足。
26:8 愚か者に名誉を与えるのは/石投げ紐に石を袋ごとつがえるようなものだ。
26:9 愚か者の口にすることわざは/酔っぱらいの手に刺さるとげ。
26:10 愚か者を雇い、通りすがりの人を雇うのは/射手が何でもかまわず射抜くようなものだ。
26:11 犬が自分の吐いたものに戻るように/愚か者は自分の愚かさを繰り返す。
26:12 自分を賢者と思い込んでいる者を見たか。彼よりは愚か者の方がまだ希望が持てる。

2015年10月1日

クリスチャン・フードセイフティ・フォーラム「コミュニティのためにいま、教会は何ができるか?」

とき:11月24日(火)14時から16時

ところ:ウェスレー財団セミナールーム

港区南青山6-10-11 ウェスレーセンター205

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http://wesley.or.jp/program/seminar/post-5.html

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