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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4801号】▼教区活動連帯金検討委員会▲教区の意見を受止め規則案を再検討

2014年7月5日

 第9回教区活動連帯金検討委員会は6月6日教団会議室において開かれた。

 今回は、「伝道資金」がどのように活かされるか、各教区総会などで出された意見を受止めながら、規則の内容について、再度検討を進めることとした。

 現在の教区活動連帯金の配分金受入教区からの批判はいくつか伝えられており、その主なものは、配分金が減ることに対する不安によるものであった。

 試算によれば、確かに減る教区もある一方で、増える教区もあって、増える教区からの批判は無かった。

 これは、計算基準をいかに公平なものにするかによって、変わってくるのであって、公平性の原則に照らして、最善の方法を目指すべく努力が期待されていることは確かである。

 また、別の観点で、現在の教区活動連帯金の継続を望む意見もある。つまり、これまで、教区活動連帯金は地方教区の宣教を支えてきた。それを廃止して、伝道の名のもとに常議員会だけで、決めてしまうことが問題であるとする意見などがある一方で、従来の拠出教区からの声は届いていない。

 本検討委員会としては、歴史的経緯を踏まえ、その根底には第15回総会の推薦事項を重視した。即ち「一つの信仰告白を告白し、教憲および教規に従うところの全教会全信徒を含む組織体であることを徹底しなければならない」。つまり、教団信仰告白の実質化を願うという同じ基盤に立つものである。

 そして、教団全体組織の中での明確な位置づけのもとに、規則によって資金が活かされていくこと、それが伝道の前進、教勢の進展へとつながり、各個教会を支えていくための業として用いられるよう願うものである。

 全教団的取り組みである以上、従来の受入教区ばかりでなく、拠出教区も共々一体となって共通理解が進められるよう、更に、検討を重ねることとした。(鈴木功男報)

 第38総会期第6回予算決算委員会が6月5日に教団B会議室において行われた。冒頭総幹事より次の報告がなされた。

 ⑴キリスト教会館問題特別委員会において、会館を建て替えるのか、耐震補強工事とするのか、早く結論を出す必要があるが、教団のみでは決められない問題でもある。その結論を前にして、教団三局は工事に備えて一時移転先を既に大久保に確保し、引っ越し作業日程を7月4日から6日とした。常議員会やその他の規模の大きな会議のためには部屋を別なところに借りる必要も出てくる。

 ⑵教団総会議員数の削減について、予算決算委員会としては予算削減の観点から常議員会に対して推進を提言したが、削減を具体的に進めることはなかなか難しい問題である。

 主な議事については以下の通りである。

 ⑴2013年度2次補正予算に関する件 款を超えての支出超過について補正を行った。

 ⑵2013年度年度決算に関する件 かつての教団の会計には不透明・不正確な処理が見られたが、財務幹事をはじめこれまでの予算決算委員会の尽力によりかなり整えられてきていること、そして公益法人会計に切り替えて会計報告ができるまでになったことを現予算決算委員会として高く評価した。さらなる課題も確認して、今年度の取り組みとすることとした。これらを踏まえて承認した。

 ⑶教団出版局2013年度(47期)決算に関する件 竹澤知代志出版局長と百瀬一成経理課長から説明がなされた後承認した。

 ⑷教団部落解放センター2013年度決算および2014年度予算に関する件を承認した。

 ⑸2014年度実行予算に関する件を承認した。

 ⑹全国財務委員長会議準備に関する件 会場は矯風会館、日程は9月16日と17日、内容を「伝道資金」を中心にすることを決めた。
(長谷川洋介報)

川義雄氏(隠退教師)
 14年5月15日逝去、85歳。北海道に生まれる。59年東京神学大学大学院を卒業、同年長原教会に赴任し、96年に隠退。
 遺族は妻・大川曙見さん。

上野恒治氏(隠退教師)
 14年5月14日逝去、88歳。大阪市に生まれる。51年日本基督教神学専門学校を卒業、同年阿佐ヶ谷教会に赴任し、韮崎教会を経て、99年に隠退。
 遺族は娘・青塚いずみさん。

丸山邦明氏(隠退教師)
 14年5月26日逝去、79歳。鹿児島県に生まれる。66年日本聖書神学校を卒業、同年伊丹、喜界教会に赴任し、13年に隠退。
 遺族は、妻・丸山文子さん。

 米国カリフォルニアのエルサリート市のシカモア組合教会に仕えています。アメリカ合同教会(United Church of Christ)(以下、UCC)に属する教会です。UCCは特に社会正義の問題に取り組む姿勢と、人種的、文化的、性的多様性を重んじ、積極的にそれらを評価する性格を持っています。

 現在、北カリフォルニアには3名の教団宣教師が派遣されており、協力関係の中でそれぞれの教会だけでなく、教会間に存在する日本語キリスト者のための集会を支えています。今後を考えると課題は少なくありませんが、このアメリカでは日本語ミニストリーとそれを包む日系教会全体には、その規模からは見えない大切な存在意義があります。

 レイシズム(人種差別)というと、一昔前の黒人に対する差別と暴力が想像され、過去のものという見方もあるでしょう。しかしアジア系アメリカ人神学者らはこのレイシズムは現在も働き、そしてこれからも何かしらの形で継続していくものだと考えています。それは見える暴力や敵意というよりは、システムとして機能するレイシズムです。それは特定の民族的、人種的、経済的に力あるグループ(白人と呼ばれるヨーロッパ系)の価値基準によって運営され、教育、政治、宗教、文化的に実践されており、それとは異なる多様なマイノリティたちに抑圧的に働くものです。この基準の中で他の国からの移民はその支配的な文化に同化する痛みを負い、またアメリカで生まれた二世、三世の多くも「自分たちはアメリカで受け入れられているのか」と疑問を持ち、疎外を味わうというのです。しかしそうした疎外の痛みの中で、アジア系の神学者たちは、この痛みの中に語られている神による招き、特別な役割について神学的に取り組もうとしています。

 日系教会では、第2次世界大戦の収容体験という人種的、歴史的痛みを経て、様々なマイノリティと共に歩む教会を形成してきました。ここに彼ら、彼女らに与えられた痛みの中で手を開き、他の人々と繋がっていく神に託された仕事があるように思います。

 私が仕える日語部のメンバーの間にも、程度は様々ですが、このアメリカで完全には故郷を作ることのできない寂しさがあります。完全にアメリカ人になれず、またこちらでの年月と共に日本人でもなくなっていくアイデンティティや文化の狭間を生きています。「アメリカで長く生活し、社会にとけ込み、英語で仕事をするこの人の中にも狭間に生きる寂しさ、疎外感があるのか」と気づかされることは少なくありません。けれども、この痛みの中で私たちキリスト者の意義、神の与えた役割があり、そこで語られている福音があると思うのです。少なくともこの教会はこの狭間に生きる人々の命を祝い、文化を積極的に肯定する役割があります。

 民族的なアイデンティティはとても流動的です。人種間、民族間の結婚の増加の中で、アジア系や日系というアイデンティティも変わり続けていくでしょう。しかしいつの時代にも、人種的マイノリティとして歩むこの教会に与えられる神からの仕事があると思います。

 UCCの標語は、〝God is still speaking”です。今もなお、私たちに向かって、また私たちの存在を通して、神は語っておられるのです。

 去る4月22〜25日、主題「疼惜国家台湾 遍伝基督促福音」(イザヤ52・7〜10、一コリント12・26)を掲げた第59回台湾長老教会定期総会は、台南・長栄女子高級中学大礼拝堂を会場に開催された。

 開会礼拝には全国より集まった約700名の代議員によって大きく喜びに溢れた讃美歌が歌われ、熱い祈りが捧げられて開会した。

 続いてアフリカ大陸をはじめほぼ全世界各地からの国内外来賓の紹介があり、アジア・キリスト教協議会、教団、米国合同教会とディサイプルズの共同世界宣教局の3団体が挨拶し、教団として11年3月11日の東日本大震災以来3年にわたりPCTから受けた多くの献金・ボランティア奉仕・2度にわたる台湾における放射能被災地児童と保護者の「こひつじキャンプin台湾」に謝意を表した。

 この後、今総会特別プログラムである、前総統でPCT信徒である李登輝氏の講演会が行われた。

 李氏は既に90歳を超えたものの、堂々たる体からほとばしる声量に一同感動するなか、特にガラテヤ書(2・20)から、「最早われ生くるにあらず、キリスト我が内に在りて生くるなり」を強調した信仰告白的講演となった。

 これを聞く者には、3月18日台湾総督府に馬英九政権の推進する「中台経済協力枠組み協定」に対する玉山神学院の神学生をはじめとする学生たちの非暴力デモ及びPCT四役をはじめ、CCAも支持した運動であることは明らかであり、今また台湾全体に、何よりも中国の政治・経済的圧力によって民主主義が危うくなることへの危機感に対する訴えでもあった。

 このことは、2日目朝の第58期許栄豊議長報告の最初に、その時のデモと林芳仲総幹事をはじめ関係者らがそこにあって祈祷を献げる光景を大型スクリーンに映し出し、PCT全体が台湾の行方を憂い、責任ある教会がいかに民衆の中に根強く立とうとしているかを現出していたことでも明らかであった。

 更に、第59期総会議長に選出された羅隣貴牧師による総会議事は、今や世界中の教会で共通の課題の一つでもあり、賛否両論拮抗する同性愛をめぐる議論、担当委員の年齢制限をすることで世代交代を計ろうとする若手と、可能な限り奉仕の手を緩めぬとする高齢婦人との間のPCT婦人会問題、次第に困難となりつつある青年伝道問題や言語・経済等が山積する現地人各中会問題等であったが、この合間に祈られたPCT全体の祈りが如何に熱烈なものであるかが伝えられた。

 折しも、総会の期間と重なった4月22日より台北の民進党元主席・林義雄氏がハンストにより台湾政府が建設推進する龍門原子力発電所(通称第4原発)の第2号機建設阻止をする行動が総会議員に詳細に報告され、総会は林氏応援のため色紙を書き、総会最終日の昼食は絶食するとした。

 因みにこの件は、市民団体等の総督府前での座り込みも加わり27日馬総統が建設中止を宣言した。

 かくして総会は、三役改選選挙等議事を進める合間にも来賓に対する対応が実に手厚く、ホテル・食事等への配慮をはじめPCT 直属の新楼病院・台南神学院・台湾文学館・台湾教会第1号の泰平境教会・安平古城等へも案内した。

 この間、教団総幹事としてPCT教団派遣宣教師、うすきみどり、林田義行両牧師への問安と教団の古い牧師方には馴染みの高俊明元PCT総幹事ご夫妻とも親しく会談できたことは幸いであった。
(教団総幹事 長崎哲夫)

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