インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
newaccount

【4769号】部落解放センター運営委員会 九州教区キャラバンを開催予定

2013年3月23日

2月12日、教団会議室において今総会期第1回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は25名。組織会がなされ、運営委員長に東谷誠(大阪教区)、書記に多田玲一(九州教区)が選出された。運営委員会の冒頭、小柳伸顕活動委員から「部落解放センターの源流~広島キリスト教社会館が出来るまで」の発題が行われた。
毎回新しい運営委員が組織される度に確認してきた「運営委員の役割」が再確認され、今委員会の日付けで各教区議長へ送ることとした。常任運営委員会、活動委員会を組織、それぞれ承認された。
通常会計、特別会計、それぞれの監査報告および新年度予算が承認された。活動献金の目標額は前年度と同額で承認。また、申し込みが出ていた今井基金の申請についても承認された。
前期の2年間行われた「みなおし委員会」から、機構上、財政上、活動上のそれぞれのみなおしへの提言が出された。今回のみなおし作業の中で出てきた意見や課題は、今後の歩みの中で生かしていくことが確認された。なお広報誌については、新年度中に新しい体勢作りを進めていくことが報告された。
6月22日(土)~7月3日(水)の予定で「部落解放九州教区キャラバン2013」が開催される。教区単位でのキャラバンの開催は、四国教区、関東教区に引き続いての開催である。今キャラバンの隊長として小林明主事が選任され、キャラバン隊員が承認された。成功を願ってやまない。
次回の全国会議は、開催地を決定するまでには至らなかった。次回は活動者会議にする案も出され、引き続き調整する事となった。また、「身元調査お断りキャンペーン」の件、規約の件など多くのことが審議された。
時間はシビアであったが、今委員会でも各教区からの報告が行われた。部落解放への取り組みが堅実に進められていることを感じ、豊かな励ましが与えられた。
次回委員会は6月3日~4日に関西で開催の予定。
(多田玲一)

教区活動連帯金検討委員会は3期目に入った。委員2名が入れ替わって2月7日教団会議室において開かれた。
組織会は互選により、委員長に伊藤瑞男、書記に鈴木功男を選任、委員は大村栄、高橋和人、高橋潤、愛澤豊重(予算決算委員会招集者)である。
先ず、本委員会に課せられた役割を確認し、継続審議となっている議案に至るまでの経過について、前期委員会の高橋和人書記が説明した。更に共通理解を深めるために自由な意見交換を行い、以下の共通理解を得た。
⑴2009年9月、教区議長会による配分協議会は行き詰まり、27総会議案の精神に戻るべきだとして内藤留幸総幹事に打開策を委託した。これにより、第36総会期第4回常議員会において本委員会が設置された。
⑵27総会議案の決議は、平衡資金から教区活動連帯金と名称を変更、全教区経常収入の1%を拠出し、配分は教区議長会の協議によるものとし、そのメンバーに宣教委員長、伝道委員長、予算決算委員長が加わるとした。しかし、その伝道推進の趣旨は生かされず、決議事項は20年間一度も守られることなく、期待された連帯は崩れた。この間、教勢は衰退の一途を辿り、危機に直面している。
⑶この教区活動連帯金そのものは、当初から教規上の位置づけも、常議員会や教団総会に対する公的な報告もなく、確立した制度ではなかった。
⑷前期委員会がつくり、常議員会に提案された「伝道資金」設置の議案は今継続審議となっている。
以上の理解を踏まえて、これからの委員会の方向について以下の方針で臨むこととした。
①「伝道資金」設置の議案について再確認した。
②この議案中、分担金を負担金とすること、伝道推進室とのかかわりを変えること、交付金の決定に伝道委員会を関与させること、交付金の決め方の原則などについて、次回に各委員は提案をすること。
③7月の第2回常議員会に修正議案を提案することとした。
(鈴木功男報)

教区活動基本方策、計画原案どおり可決
平良愛香新議長選出

2月23日、清水ケ丘教会にて第129回神奈川教区総会が開催された。神奈川教区は年2回教区総会を行なう。開会時の出席議員は238名中175名であった。今回は、按手礼執行、第1種教会建設、活動基本方策・計画、予算、三役・常置委員選挙、他が行なわれた。
正教師按手礼に関する件では、受按志願者2名が所信を表明した。議場からは教区形成基本方針に対する姿勢を問う質問があった。質疑の後、岩﨑隆議長は「教団の教師検定試験は不当とまでは言わない人は」と前置きして按手執行の賛成を求め採決、多数で可決、按手を執行した。
上星川教会が第1種教会となることが承認された。上星川教会は、1950年に伝道を開始し、1963年伝道所承認、1964年第2種教会となった。2011年末に現在地(横浜・保土ケ谷区)に新会堂を建設し今回の第1種教会建設となった。
2013年度教区活動基本方策案、活動計画案では、原案に対して、須田拓議員(橋本)から「教区を挙げて主イエス・キリストの福音を伝道することに全力を注ぐ」という一文を「教区の宣教」の第1項目に加える修正動議が出され、修正案は採択、質疑の後、採決された。修正案は181名中賛成80名により否決。原案が102名の賛成によって可決した。前文と40項目に亘る活動基本方策、5地区、並びに31の部・委員会・小委員会がそれぞれに策定したところの活動計画が実施される。
2013年度予算案は、前年比12万円増、5913万円の原案を賛成多数により可決した。
議長選挙は予備投票によって候補者5名を選出し本投票を行なった。平良愛香現副議長(三・一)が有効投票数188票中105票によって当選した。副議長選挙は、同じく予備投票により候補者5名を選出、本投票を行なった。古谷正仁議員(蒔田)が有効投票数173票中108票によって当選した。正副議長の推薦により書記に三宅宣幸議員(元住吉)を選出した。
この他、「謝恩日献金教区目標に取り組む」、「原発事故被災者支援、脱原発に向けた働き」、「沖縄の祈りに連帯、オスプレイ配備反対声明」、「朝鮮学校補助金打ち切り抗議」がそれぞれ賛成多数にて可決された。
常置委員選挙結果
【教職】尾毛佳靖子(戸塚)、井殿準(翠ケ丘)、高橋博(新丸子)、岩﨑隆(六ツ川)、藤掛順一(横浜指路)、森研四郎(鎌倉)
【信徒】小川信順(茅ヶ崎)、斉藤圭美(高座渋谷)、田崎幸子(溝ノ口)、山﨑輝幸(横浜指路)、新庄悦子(蒔田)、望月克仁(鎌倉雪ノ下)
(教団新報編集部報)

ルカによる福音書24章13〜35節

黒田道郎

主の復活の不思議

ルカ福音書24章13節以下の記事は、主イエスの復活の特徴をはっきり示しています。二人の弟子がエルサレムからエマオへ向かう途中、イエスご自身が近づき、二人の会話に加わりました、しかし二人の目は遮られて、イエスだと分かりませんでした(16節)。
主イエスの弟子でありながら、目の前におられる主に気づかなかったとは考えられません。しかも主イエスとの会話が弾む道中を共にしながらのことです。道々彼らはエルサレムで起こった、十字架と復活を話題にしています。聖書全体の説き明かしを聞いています。
それでも彼らの目は遮られていたのでした。二人の弟子にとって復活の主イエスが見えなかった理由は、主の十字架の死という出来事が、すべての望みを失ったからでした。

目を遮るもの

私たちも、予期せぬ出来事や絶望感に陥ることを経験します。2年前の3月11日の金曜日の出来事は、私の人生で最も大きなものでした。主日礼拝の説教準備がまったく進まず、ただ呆然とするのみでした。四国の地で地面は揺れなくても、体の震えが止まらなかったことを鮮明に覚えています。2年たった今でも復興が遅々として進まない現実が、私たちの前にあります。二人の弟子たちと同じように、この世の厳しい現実は私たちの目を遮ります。
それでも3日後、待ったなしで主日がきました。ヨハネ福音書の講解説教中で7章21節以下が聖書箇所でした。主がこの世を去ることを告げる内容でしたが、「わたしはある」と主ご自身が2度言われていました。主なる神が出エジプト記で、モーセにその名を明かされた「わたしはあるという者だ」(3章14節)と結びつきます。神の御心を必死で尋ね求める説教者に、お答えくださったと受けとめました。神は存在する。存在し続ける。復活の主イエスも私たちと共におられることを、あなたは信じるかと問われ、信じますと懸命に講壇から語りました。

目が開かれる

さて、二人の弟子たちの目が開かれたのは、食事の席でパンを裂いて渡す行為の時でした。その時、その姿は見えなくなったとあります(31節)。何とも言えない不思議なことですが、これが復活の主イエスの大きな特徴です。目が遮られて見えない。目が開かれても見えなかったわけです。
しかし、二人は心が燃えたと互いに語り合い、エルサレムへ直ちに引き返しました。復活の主イエスとお会いした興奮と喜びを、仲間に伝えるためでした。あるいは、復活の主イエスが、自分たちのところに来てくださったことを、報告したかったのかもしれません。

厳しい現実に対して

2年前の大きな出来事を経験し、私たちはそれぞれ努力しました。にもかかわらず、これからの希望がはっきり見えてこない現実があります。この世の様々な問題が次々と起こります。この世に立つ教会も勢いが年々無くなる傾向は続きます。
そのような私たちにイースターの日がやってきました。ハッピー・イースターとは手放しで喜べない私たちですが、ルカ福音書は良い知らせを告げます。ご一緒に3つのメッセージを聴きましょう。
先ず、私たちの目はすぐ遮られてしまいます。厳しい現実の前に、復活の主イエスが分からなくなります。いつも主イエスと共に生きていると思っていても、主を見失うのです。
ところが、主イエスを見失う私たちのところへ、主の方から近づいてくださるのであります。そして共に歩んでくださいます。さらに言えば、復活の主イエスだと分かるまで、同行してくださるのではないでしょうか。
もっとも25節では「ああ、物分りが悪く、心が鈍く…」と主イエスが言われています。しかしそう言われつつ、ずっと付き合ってくださるのであります。

主イエスの仕草

次に、二人がイエスだと気づいたのは、パン裂きの行為だったということです。会話や教えではなく、主イエスのいつもの仕草であったのです。興味ある事実です。私の仕える教会では、毎月1回の聖餐式を大事にします。礼拝において説教も賛美も祈りも欠かせない要素でありますが、聖餐に与かることによって、信仰の土台を確かにしています。復活の主イエスがパンを裂かれたことを想起し、復活の主と共に歩んでいることを確信できるのは幸いです。

心が燃やされて伝道に

最後に、二人の心が燃え、仲間たちに伝えた行動をしっかり覚えたいと思います。ここに伝道の原点があります。
良い知らせを聞き、福音に触れ、沸きあがるような喜びと感謝が動機となって伝道するのです。時を移さず(33節)、難しさがあっても、邪魔されても、たとえ迫害されてもするのが伝道です。私たちを、伝えたくてたまらない思いにさせてくださるのが、復活の主イエス・キリストです。
私が議長を務める四国教区は地方教会が多い教区です。伝道の厳しさを痛感しながら歩んでいます。しかし一方で開拓伝道を真剣に考え、伝道魂に燃える教会もあります。
伝道は神さまのなさる業で、私たちが必要とするのでなく、神が必要とされる教会を立てたいと願ってのことです。自分が救われた喜びを伝えたい、この素直な思いが、神さまのなさる伝道に役立つことを信じます。
イースターおめでとうございます。
(四国教区総会議長、石井教会牧師)

13:1 兄弟としていつも愛し合いなさい。
13:2 旅人をもてなすことを忘れてはいけません。そうすることで、ある人たちは、気づかずに天使たちをもてなしました。
13:3 自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちを思いやり、また、自分も体を持って生きているのですから、虐待されている人たちのことを思いやりなさい。
13:4 結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、夫婦の関係は汚してはなりません。神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです。
13:5 金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言われました。
13:6 だから、わたしたちは、はばからずに次のように言うことができます。「主はわたしの助け手。わたしは恐れない。人はわたしに何ができるだろう。」
13:7 あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。
13:8 イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。
13:9 いろいろ異なった教えに迷わされてはなりません。食べ物ではなく、恵みによって心が強められるのはよいことです。食物の規定に従って生活した者は、益を受けませんでした。
13:10 わたしたちには一つの祭壇があります。幕屋に仕えている人たちは、それから食べ物を取って食べる権利がありません。
13:11 なぜなら、罪を贖うための動物の血は、大祭司によって聖所に運び入れられますが、その体は宿営の外で焼かれるからです。
13:12 それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遭われたのです。
13:13 だから、わたしたちは、イエスが受けられた辱めを担い、宿営の外に出て、そのみもとに赴こうではありませんか。
13:14 わたしたちはこの地上に永続する都を持っておらず、来るべき都を探し求めているのです。
13:15 だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。
13:16 善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです。
13:17 指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。彼らを嘆かせず、喜んでそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません。
13:18 わたしたちのために祈ってください。わたしたちは、明らかな良心を持っていると確信しており、すべてのことにおいて、立派にふるまいたいと思っています。
13:19 特にお願いします。どうか、わたしがあなたがたのところへ早く帰れるように、祈ってください。
13:20 永遠の契約の血による羊の大牧者、わたしたちの主イエスを、死者の中から引き上げられた平和の神が、
13:21 御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が世々限りなくキリストにありますように、アーメン。

PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan