インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
calendar

出エジプト記12・14~28

2012年5月8日

12:14 この日は、あなたたちにとって記念すべき日となる。あなたたちは、この日を主の祭りとして祝い、代々にわたって守るべき不変の定めとして祝わねばならない。
12:15 七日の間、あなたたちは酵母を入れないパンを食べる。まず、祭りの最初の日に家から酵母を取り除く。この日から第七日までの間に酵母入りのパンを食べた者は、すべてイスラエルから断たれる。
12:16 最初の日に聖なる集会を開き、第七日にも聖なる集会を開かねばならない。この両日にはいかなる仕事もしてはならない。ただし、それぞれの食事の用意を除く。これだけは行ってもよい。
12:17 あなたたちは除酵祭を守らねばならない。なぜなら、まさにこの日に、わたしはあなたたちの部隊をエジプトの国から導き出したからである。それゆえ、この日を代々にわたって守るべき不変の定めとして守らねばならない。
12:18 正月の十四日の夕方からその月の二十一日の夕方まで、酵母を入れないパンを食べる。
12:19 七日の間、家の中に酵母があってはならない。酵母の入ったものを食べる者は、寄留者であれその土地に生まれた者であれ、すべて、イスラエルの共同体から断たれる。
12:20 酵母の入ったものは一切食べてはならない。あなたたちの住む所ではどこでも、酵母を入れないパンを食べねばならない。』」
12:21 モーセは、イスラエルの長老をすべて呼び寄せ、彼らに命じた。「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。
12:22 そして、一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。
12:23 主がエジプト人を撃つために巡るとき、鴨居と二本の柱に塗られた血を御覧になって、その入り口を過ぎ越される。滅ぼす者が家に入って、あなたたちを撃つことがないためである。
12:24 あなたたちはこのことを、あなたと子孫のための定めとして、永遠に守らねばならない。
12:25 また、主が約束されたとおりあなたたちに与えられる土地に入ったとき、この儀式を守らねばならない。
12:26 また、あなたたちの子供が、『この儀式にはどういう意味があるのですか』と尋ねるときは、
12:27 こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主がエジプト人を撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越し、我々の家を救われたのである』と。」民はひれ伏して礼拝した。
12:28 それから、イスラエルの人々は帰って行き、主がモーセとアロンに命じられたとおりに行った。

2012年5月7日

12:1 エジプトの国で、主はモーセとアロンに言われた。
12:2 「この月をあなたたちの正月とし、年の初めの月としなさい。
12:3 イスラエルの共同体全体に次のように告げなさい。『今月の十日、人はそれぞれ父の家ごとに、すなわち家族ごとに小羊を一匹用意しなければならない。
12:4 もし、家族が少人数で小羊一匹を食べきれない場合には、隣の家族と共に、人数に見合うものを用意し、めいめいの食べる量に見合う小羊を選ばねばならない。
12:5 その小羊は、傷のない一歳の雄でなければならない。用意するのは羊でも山羊でもよい。
12:6 それは、この月の十四日まで取り分けておき、イスラエルの共同体の会衆が皆で夕暮れにそれを屠り、
12:7 その血を取って、小羊を食べる家の入り口の二本の柱と鴨居に塗る。
12:8 そしてその夜、肉を火で焼いて食べる。また、酵母を入れないパンを苦菜を添えて食べる。
12:9 肉は生で食べたり、煮て食べてはならない。必ず、頭も四肢も内臓も切り離さずに火で焼かねばならない。
12:10 それを翌朝まで残しておいてはならない。翌朝まで残った場合には、焼却する。
12:11 それを食べるときは、腰帯を締め、靴を履き、杖を手にし、急いで食べる。これが主の過越である。
12:12 その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子を撃つ。また、エジプトのすべての神々に裁きを行う。わたしは主である。
12:13 あなたたちのいる家に塗った血は、あなたたちのしるしとなる。血を見たならば、わたしはあなたたちを過ぎ越す。わたしがエジプトの国を撃つとき、滅ぼす者の災いはあなたたちに及ばない。

2012年5月6日

15:18 「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。
15:19 あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。
15:20 『僕は主人にまさりはしない』と、わたしが言った言葉を思い出しなさい。人々がわたしを迫害したのであれば、あなたがたをも迫害するだろう。わたしの言葉を守ったのであれば、あなたがたの言葉をも守るだろう。
15:21 しかし人々は、わたしの名のゆえに、これらのことをみな、あなたがたにするようになる。わたしをお遣わしになった方を知らないからである。
15:22 わたしが来て彼らに話さなかったなら、彼らに罪はなかったであろう。だが、今は、彼らは自分の罪について弁解の余地がない。
15:23 わたしを憎む者は、わたしの父をも憎んでいる。
15:24 だれも行ったことのない業を、わたしが彼らの間で行わなかったなら、彼らに罪はなかったであろう。だが今は、その業を見たうえで、わたしとわたしの父を憎んでいる。
15:25 しかし、それは、『人々は理由もなく、わたしを憎んだ』と、彼らの律法に書いてある言葉が実現するためである。
15:26 わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。
15:27 あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。

2012年5月5日

かつて、信仰熱心な婦人から「先生、ぜひ子どもに幼児洗礼を授けてほしい」と告げられ、十分準備をして幼児洗礼式を行ったことがあります。
その時に婦人が語った言葉を、私は今でもよく覚えています。その婦人が言うには、「わたしは神様の創造のみ業に用いられてこの子を授かりました。それは大きな喜びでした。そこで、この子を、神様が喜ばれる人間に育てるには、まず、どうしたらよいのかと熟慮しました。その結果、幼児洗礼を授けていただき、神の家族である教会の一員に加えてもらうことだ…と導かれたのです。まだ幼いこの子は自分の責任において信仰告白することはできません。ですから、わたしがこの子に代わって信仰告白をし、それを教会が受け入れてくださるときに、父・子・聖霊なる三位一体の神のみ名によって洗礼が施され、この子は神の恵みをいただいて永遠の救いを与えられると、わたしは信じています。わたしは教会の方々に助けられつつ、祈りをもってこの子にじっくりと信仰教育をしようと思っています。このことは、きっと、わたし自身の信仰の養いにもなると信じていますので、将来がとても楽しみです」。
こう語っていた婦人の瞳は輝いており、私も胸に熱いものを感じました(その子はその後、立派に信仰者として成長しています)。
「幼児洗礼」は教団の諸教会が本気で取り組むべき課題ではないでしょうか。
(教団総幹事 内藤留幸)

1937年生まれ。日本キリスト教協議会議長。教団常議員、東京教区常置委員、新島教会牧師。

いわゆるクリスチャンホーム育ちではない。故郷の開拓伝道の教会に出会い、キリスト者となった。
導かれて献身、同志社神学部に学んだ。母教会を振り出しに、牧会歴は50年になる。
東中国、京都、北海、中部、神奈川、東京の6教区6教会を歴任。教会規模、歴史、伝統、環境など、全てが違う様々な教会を経験した。霊南坂教会を辞した後、縁あって、現任の新島教会に着任することとなった。離島の教会に横浜から船で通いながらの伝道牧会は、未経験の形であるが、導かれて現在に至っている。
教団では、常議員を20年近く続けている。総会書記、中越地震被災教会会堂等再建支援委員長などを務めた。現在は、在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、在日大韓基督教会との歴史共同研究委員などを務めている。
東京教区では、常置委員、また、伝道部委員長として「東京教区の伝道」方針樹立に、伊豆諸島伝道委員として、四国教区の「さぬき四島伝道」との交流に、それぞれ意欲を燃やして取り組んでいる。
日本キリスト教協議会(NCC)との関わりは、今まで一度総会に出た程度で、殆ど縁がなかったが、この度の総会でいきなり議長に選出され、いささか面喰らっている。まるで浦島太郎、それも、玉手箱が開いた後のお爺さんである。だが、徐々に理解を深めつつ、与えられた任務を担って行きたい。
教団から送り出された議長として「伝道に熱くなるNCC」を目指しつつ、まずは、エキュメニカル震災対策室(JEDRO)室長を兼務し、教団をはじめ各教派・各団体としっかり連携して「東日本大震災救援」に取り組みたい。
重大な問題であればある程「一致」が大切である。「一人の百歩より、百人の一歩」をモットーにして、「焦らず、諦めず、主による希望を抱いて」、活動を進めて行きたいと願っている。

PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan