お前は平然と悪事をし
「見ている者はない」と言っていた。
お前の知恵と知識がお前を誤らせ
お前は心に言っていた
わたしだけ
わたしのほかにはだれもいない、と。
だが、災いがお前を襲うと
それに対するまじないを知らず
災難がふりかかっても、払いのけられない。
思いもかけない時、突然、破滅がお前を襲う。
まじないと呪文の数々をもって立ち向かえ。
若い時から労して身につけたものが
あるいは役に立ち
それを追い払うことができるかもしれない。
助言が多すぎて、お前は弱ってしまった。
天にしるしを見る者、星によって占う者
新月によってお前の運命を告げる者などを
立ち向かわせ、お前を救わせてみよ。
見よ、彼らはわらにすぎず、火が彼らを焼き尽くし
炎の力から自分の命を救い出しえない。
この火は体を温める炭火でも
傍らに座るための火でもない。
呪文を若い時から労して身につけ
売り物としてきた者すら、この様だ。
彼らはおのおの勝手に迷って行き
お前を救う者はひとりもいない。






