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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5050号】教師委員会 教会も地域も復興を共に 能登半島問安(3面)

2026年8月22日

 2024年1月1日16時10分に発生した能登半島地震。マグニチュード7.6、最大震度7を観測する大きな地震は、能登半島全域はじめ、甚大な被害をもたらした。第42総会期教師委員会は問安の計画を立てたが実現できず、第43総会期教師委員会へと申し送りされた。震災から2年半のときを経て、去る7月13〜15日の日程で能登半島にある3つの教会と1つの伝道所への訪問がかなった。

 13日はまず羽咋教会を訪れた。教師委員の一人である内城恵牧師に迎えられた。そこでは現地委員委員長を担う松島保真牧師(小松)よりこれまでの震災対応の経緯を聞いた。震災発生前に中部教区としての災害時対応マニュアルが整備されたこと、これに基づき「能登半島地震現地委員会」が設立された。特に被災教会の牧師を守るため、被災状況を把握し教区に報告することがこの委員会の務めである。そこで情報共有の課題や、平時の信頼関係が重要であることが報告された。

 その後、現地委員の内城愛長老(羽咋)、石井和典牧師(白銀)に案内され、羽咋白百合幼稚園、またボランティアスタッフの宿泊所としても用いられている富来伝道所を問安、鳴き砂の浜と呼ばれる琴ヶ浜の岸壁が崩落しているところにも案内された。

 二日目は七尾教会、七尾幼稚園を訪ねた。釜土達雄牧師より、この町に住む人たち一人一人の名前を覚えながら地域に仕えてきたことを聞いた。体感的には七尾の町だけで3割の人口減、祈りの対象を被災によって失ったのだとも語られた。そのような中、教会だけが立ち直ったら良いのではなく、町全体の復興が求められる、とその町を愛して仕えてきた牧師の言葉は重い。

 その後、和倉温泉を経て、能登島を抜け、能登地震キリスト災害支援会(能登ヘルプ)の拠点となる穴水クリスチャンセンターも訪ねることができた。

 三日目は輪島教会を訪問した。仮設住宅の広がる輪島の町では、道路の修復もままならないところが多々ある。教会前の通りの電信柱も未だ傾いたまま。火事が広がった朝市跡には未だ焼け焦げた痕が見えた。そのような中、輪島教会の仮礼拝堂にあって新藤豪牧師に迎えられた。先に再建された牧師館も案内してもらった。

 その後近くのショッピングモール内で行われている「復興朝市」も訪れた。新藤牧師が「しんぷさん!」と町の人たちから次々と声をかけられているところに、地域と共に歩んでいる伝道者の姿を見させられた。

 2年半を経て能登のことが忘れられた心地がするのが辛いという声も聞いた。未だ震災の渦中にあり、いっそうの祈りの必要を知る問安とされた。(清藤 淳報)

 
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