伝道推進室より応援した教会・伝道所
この地にある教会としての歩み
長岡教会牧師、柏崎伝道所(代務者)
玉置千鶴子
柏崎伝道所は、新潟教会の協力を得て、1953年4月1日に設立されました。柏崎という地は、かつて内村鑑三が一時期滞在していた際に、聖書研究会や交わりを重ねた宮川家を中心に、無教会主義的な思想が受け継がれてきたという背景もあります。ですから現在の礼拝出席者の中にも、無教会主義的な繋がりの中で信仰を育んでこられた方もおられます。
設立当初は一般住宅やアパートの一室等を転々としながら礼拝・集会等を守り、伝道所としての歩みを積み重ねてまいりました。その後、会堂取得を願い、1998年にその夢が実現し、2000年に献堂式を実施し、現在も当該会堂において日々の礼拝・交わりが守られています。しかし、2007年7月16日の新潟県中越沖地震により、地域は大きな被害を受けました。幸いにも伝道所自体に大きな被害はありませんでしたが、関係者宅が被災する中で、ボランティアセンターとしての役割も担いました。
これまで主任担任教師が着任していた時期もありましたが、長らく代務者(実質的には兼牧)によって歩みが続けられています。現在は、柏崎市と新潟市の中間に位置する長岡教会が主任担任教師を代務者として派遣・担っています。加えて、可能な限り月1〜2回程度は、長岡教会の役員を中心に司式や奏楽などの奉仕をお手伝いし、礼拝出席という形での支援も続けています。
また、会員は2名(うち毎週の礼拝出席者は1名)であり、役員会を組織することが困難なため、長岡教会役員会が柏崎伝道所の役員会機能を代行しています。このように、代務者(牧師)のみならず、信徒間も互いの顔が見える関係性を大切にしながら歩んでいます。また、長岡教会から支えられるだけではなく、宣教協力費(対外献金)を通して柏崎伝道所も長岡教会を支えるという相互的な関係性も大切にしています。
礼拝時間については、代務の都合上、日曜午後に実施していた時期もありましたが、地区や教区の集会等と重なることがあり、現在は毎土曜日15時より礼拝を守っています。そのため、日曜日に出席が難しい長岡教会会員が出席する機会ともなっています。また、近年は寒波の影響により、高速道路および一般道が予防的に通行止めとなる場合があり、代務者が来所できず家庭礼拝として守らざるを得ないこともあります。しかし、地域性やコロナ禍においても家庭礼拝を実施してきた経緯があり、その形もある意味で継承されている、と言えるのかもしれません。
礼拝出席者は平均4名と多くはありませんが、その分、一人ひとりの教会を支えようとする思いは強められていると感じています。昨年度からは新来会者の定着もあり、感謝しています。今後も互いを尊重しつつ、この地における伝道所の歩みが、神様の守りのうちに豊かに育まれていくことを祈りつつ、歩みを続けてまいりたいと思います。






