バラクはバラムに対して激しく怒り、手を打ち鳴らしながら、バラムに言った。「敵に呪いをかけるために招いたのに、見よ、お前は三度も祝福した。自分の所に逃げ帰るがよい。お前を大いに優遇するつもりでいたが、主がそれを差し止められたのだ。」バラムはバラクに言った。「あなたがわたしのもとに遣わした使者に対しても、わたしはこう言ったではありませんか。『たとえバラクが、家に満ちる金銀を贈ってくれても、主の言葉に逆らっては、善にしろ悪にしろ、わたしの心のままにすることはできません。わたしは、主が告げられることを告げるだけです』と。わたしは今、わたしの民のもとに帰ります。後の日にこの民があなたの民に対して何をするか、あなたに警告しておきます。」
そして彼はこの託宣を述べた。
ベオルの子バラムの言葉。
目の澄んだ者の言葉。
神の仰せを聞き、いと高き神の知識を持ち
全能者のお与えになる幻を見る者
倒れ伏し、目を開かれている者の言葉。
わたしには彼が見える。しかし、今はいない。
彼を仰いでいる。しかし、間近にではない。
ひとつの星がヤコブから進み出る。
ひとつの笏がイスラエルから立ち上がり
モアブのこめかみを打ち砕き
シェトのすべての子らの頭の頂を砕く。
エドムはその継ぐべき地となり
敵対するセイルは継ぐべき地となり
イスラエルは力を示す。
ヤコブから支配する者が出て
残ったものを町から絶やす。
彼はアマレクを見渡して、この託宣を述べた。
アマレクは諸国の民の頭
しかし、その末はとこしえの滅びに至る。
彼はカイン人を見渡して、この託宣を述べた。
お前の住む所は確かであり
お前は巣(ケン)を岩の上に置く。
しかし、アシュルがお前をとりこにするとき
カインは必ず、焼き滅ぼされる。
彼はまたこの託宣を述べた。
災いだ
北から軍団を組んで来る者よ
キティムから寄せ来る者よ。
彼らはアシュルを苦しめ、エベルを苦しめるが
彼もまた、とこしえの滅びに至る。
バラムは立ち上がり、自分の所に帰って行った。バラクも自分の道を去って行った。






