第43総会期第1回常議員会(2024年12月9〜10日)において、第43回教団総会(2024年10月29〜31日)での議案審議において、「そのままにしてしまったことを悔い改めなければならない発言」(第43総会期第1回常議員会議事録より)があったとの指摘がありました。
しかし、その内容は、憶測であったり、議案審議の内容から外れていたり、伝聞であったりと、公けの会議の場での発言としては不適切なものであったと言わざるを得ません。そして、何よりも、教憲第1条「本教団はイエス・キリストを首(かしら)と仰ぐ公同教会であって、本教団の定める信仰告白を奉じ、教憲および教規の定めるところにしたがって、主の体たる公同教会の権能を行使し、その存立の使命を達成することをもって本旨とする。」に著しく反する発言であったと言えます。
以上のことから、それぞれの発言者には、今一度、自らの発言を深く省みることを求めます。また、私自身も、教団総会の議長の務めを担っていた中でそれらの発言をゆるし、その場でその問題性を指摘できなかったことを深く反省しております。さらに、同教団総会の構成員として出席していた全議員にも反省を促したいと思います。
この機会に、教憲第4条に、「本教団は教憲および教規の定めるところにしたがって、会議制によりその政治を行う。」と定められているのは、主イエス・キリストによって招集された者たちが、キリストの主権の下に審議・決議をし、活動をすることを意味していることを確認したいと思います。そして、教会総会において、また、「諸教会の会議」(『教憲教規の解釈に関する答申集〈増補版〉』8より)である教区総会においても、総会の構成員一人ひとりが、教団信仰告白を告白し、教憲・教規に則った教会会議の運営に関わることを強く願います。
諸教会・伝道所の日々の歩みの上に、主の導きと祝福を祈ります。
2025年10月28日
日本基督教団総会議長 雲然 俊美






