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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5038号】機構改定検討委員会・教育委員会(2面)

2025年10月25日

教団機構改定検討委員会
教団総会規模縮小案について議論

 9月10日、第5回教団機構改定検討委員会が教団会議室で開催された。
 7月に開催された第4回常議員会に当委員会から「教団総会についての検討事項について」との文書を提出し見解を求めた。その場で表明された意見について、「教団総会の規模縮小についておおむね理解された」、「前提となる『教団総会はどのような会議か』が共有されていない」、「沖縄教区不在では進められないとの指摘が重ねられた」などと確認した。
 次回第5回常議員会にむけて、教団総会について当委員会から提案すべき内容について議論し、以下のようにまとめた。「総会議員総数については①200名②270名③170名の3案を提示する」、「推薦議員数については『6名以内』と提案する」、「教規第2条(教区選出議員の定数)については、議員総数が定まらなければ検討を進められない」。
 次いで、教団の各委員会等の機構・運営の現状について幹事から報告を受け、課題および組織変更の方向性について議論した。「オンライン活用の現状と効果」、「委員会の運用面での経費削減の工夫」、「教団全体として取り組むべき課題と役割は何か」等、多岐にわたって検討された。
 審議の結果、10月開催の第5回常議員会において機構改定に関し協議会で検討するよう要請することとした。機構改定に関して常議員会で一定の方向性が示されない場合には、今後当委員会の判断である程度の具体的な提案をまとめていくことについて常議員会の了解を得ることとした。

(久世そらち報)

 


社会委員会
能登半島でのフィールドワーク中に開催

 

 第3回社会委員会は、9月29日から30日、能登半島でのフィールドワークの中、日本基督教団羽咋教会にて開催された。
 横山由美子委員による開会礼拝をささげ、来年開催の全国社会委員長会議について協議した。特に一日目に予定されている能登半島地震報告の担当者について、現地委員会委員長の松島保真牧師と教団コーディネーターの内城愛氏に依頼することを決めた。また、二日目は学びの時間を持つこととし、森島豊教師に依頼することとした。「社会委員会通信」第52号は、8月に発行された。
 フィールドワークでは、羽咋駅に集合し現地委員会のお迎えを受けた。まず羽咋教会を訪問し、能登半島地震の概略と特徴を伺い、内城恵牧師より羽咋教会の報告を受けた。
 その後、能登里山道路を通って輪島教会に向かった。輪島教会では新藤豪牧師が発熱のため共に祈りをささげた後、現地委員の案内で仮礼拝堂とその周辺を視察した。牧師館は解体され、仮礼拝堂の周囲は何もなかったが牧師館再建の見通しが立ったことが報告された。
 その後、朝市跡、マリンタウン(仮設住宅団地)を視察して千枚田に行き、隆起道路(海岸に啓開された道路)を通って窓岩に立ち寄った。本来は珠洲市に行く予定であったが、9月28日の大雨の影響で通行止めとなり、急遽予定を変更した。その後教団ボランティアの宿泊所でもある富来伝道所を訪問し、羽咋に戻った。
 二日目は羽咋白百合幼稚園を訪問した。幼稚園の旧園舎解体に釜土達雄牧師が立ち会うとのことで伺い、話を聞いた。時間の都合上七尾を訪ねることはできなかったが、予定通り金沢駅で解散した。
 地震は大切なものを失い、それが戻って来ないということ。この悲しみの中に福音を語る務めがあるとの言葉が心に残った。「ぜひ能登に来てほしい」との言葉を受け止めたい。

(大塚啓子報)

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