インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【5035号】2025年度教区総会報告 4 (2面)

2025年7月26日

准允・按手礼式において教団信仰告白を告白

神奈川

 6月21日、第155回神奈川教区総会が清水ヶ丘教会を会場に開催された。議員数225名中161名が出席した。

 議事は第1号として前回可決された修正案と同様の「今回の教師試験が不当とまでは言えない」という議案、第2号に「按手礼・准允式において教団信仰告白を告白する件」が、その後第3・4号に准允執行と按手礼執行が提案された。議場からは、第1号と第2号および第1号だけを第4号の後に審議する二つの案が提出された。ともに准允・按手礼とは切り離し、影響がないことを明確にすべきというのが主な提案理由だった。両案とも否決され、原案が可決された。

 第1号議案の審議では、議論の前提が不十分、すでに進展したことが踏まえられていない、准允・按手礼と結びつけると予定者が萎縮する、などの反対意見があり、教師試験についての対立を率直に認めた上での議案であるという賛成意見が出た。賛成多数で可決された。

 第2号議案の主旨は、按手礼・准允の権能は教団にあり、それゆえにこれらの式は「教団信仰告白」を告白することを土台とすべきである、ということである(神奈川教区では総会において教団信仰告白の告白はない)。反対意見として、現状では信仰告白をするかどうかで人の信仰を見定められていると感じる、信仰告白について意見の相違がある状態で告白するべきではない、内容はいいが、政治的意図が感じられる、などがあがった。また、議案には反対だが、信仰告白は大切なので、次回から開会礼拝で告白してはどうか、という意見もあった。

 賛成意見として、式文に信仰告白に対する誓約があることを重視すべき、さまざまな教派背景の教会が一緒にやっていけるように簡易信条になっており縛るためではなく可能性を持っている。従って教会の窮状を踏まえてぜひ告白してほしい、などがあがった。採決の結果、145名中73名と1票差で可決された。その後の准允・按手礼式中で教団信仰告白が告白された。

(長倉 基報)

教団新報
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2025
The United Church of Christ in Japan