謝恩日献金は年金制度を支えています
日本基督教団年金局 理事長
中川義幸
3年にもわたった新型コロナの束縛がようやくゆるむ兆しが見えてきました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?活発な交わりの場が復活し、豊かな教会生活が戻ってくることを心からお祈りいたします。
年金局は皆様の厚いご支援により、無事2022年度を終えることが出来ました。心から感謝申し上げます。収支決算は未だ確定するに至ってはおりませんが、速報段階ではこの22年度も約25百万円程度のプラスを計上することが出来たものと考えております。
さて、教団年金制度の仕組みからいえば、掛金収入と給付金の総額がちょうどバランスすることが望ましいのですが、残念ながら現状はそのようにはなっておりません。21年度の決算では、掛金総額3億22百万円に対し年金の給付総額は4億44百万円で、その差は△1億22百万円でした。22年度はまだ数字が確定していませんが掛金総額と給付金総額との差額はやはり△1億29百万円程度になった模様です。
このマイナス額に対しては、約1億円を謝恩日献金と100円献金とで補填し、さらに不足する分を資産運用益でカバーするという構図がここ10年以上定着しています。5年前の財政検証では「献金のレベルが続く限り安定的に財政健全化が進む」との評価がなされましたが、これは年金制度の運営にとって謝恩日献金及び100円献金がいかに重要かということをも示しています。幸いにして教団年金はこの制度発足以来一度も最終決算がマイナスになったことはありませんが、このことはこのふたつの献金がこれまで連綿として必要十分な程度に満たされてきたことを示しており、感謝の念に堪えません。
謝恩日献金は22年度の実績3957万円と4千万円の大台を僅かに割り込んでしまいましたが、コロナ禍の傷が癒された暁には、皆様とともにさらに力強く歩みを進めたいと願います。
第42総会期 教団年金局理事・監事
理事長
*中川 義幸(阿佐ヶ谷)
常任理事
*金刺 英雄(関東・上尾合同)
*髙花 富夫(柏)
*籔田 安晴(西片町)
渡邊 義彦(東京・柿ノ木坂)
網中 彰子(教団総幹事)
理 事
卜部 康之(北海・千歳栄光)
*遠藤 清賢(奥羽・江刺)
*髙橋 嘉男(東北・名取)
*内堀 怜子(西東京・相愛)
*沖田 忠子(神奈川・横浜港南台)
兵藤 辰也(東海・中遠)
*辻 康(中部・四日市)
*谷本 聰子(京都・今津)
*筧 正彦(大阪・茨木東)
*小笠原 務(兵庫・東灘)
*宮脇 俊昭(東中国・倉敷)
*野口 菊義(西中国・大島)
*近藤 康夫(四国・新居浜西部)
*坂上 剛(九州・長崎馬町)
未 定 (沖縄)
監 事
七條 真明(高井戸)
*川添 裕一(自由が丘)
《東京教区5支区代表》
*小原 幸子(東・銀座)
川村 尚弘(西南・駒場エデン)
*村上 貴久(南・久ヶ原)
秀島 行雄(北・南板橋)
*奥山 盾夫(千葉・千葉本町)
*は信徒、( )内は代表教区・支区・教会名
『隠退教師を支える運動』から心より感謝を込めて
「隠退教師を支える運動」推進委員長
鈴木秀信
コロナ禍の中、2022年度も「隠退教師を支える運動・100円献金」をお祈りのうちにお支え下さり、心より感謝申し上げます。ご協力くださいました全教会・伝道所、運動指定献金者のお名前をご報告させて頂き、主がお働きを祝福してくださるようにと祈ります。
2022年度は、献金総額こそ 6626万円強と前年度を5万円ほど下回ったものの、参加教会数が前年度を5団体上回る919教会・伝道所となりました。参加教会・伝道所の増加を祈っておりましたので、様々な困難の中にあってもご参加・ご協力くださいましたことに、本当に感謝申し上げます。
「隠退後、病と貧窮の中で天に召された一牧師の生涯のお姿」に接した当時の信徒の方々が、「隠退された教師とご遺族を生涯にわたってお支えすることが信徒の感謝と責任」という切なる思いをもってはじめられたこの運動も、教団総会決議後45年が経過致しました。時の経過とともに、この運動は原点の想いを大切にしながら同時に隠退教師と、現役の教師をも視野に入れた、全教師の生涯を支える運動と自覚して今日に至っております。このことは教団の伝道を支え、教師と信徒の信頼関係の下、現役の先生方が隠退後を心配することなく伝道、牧会に専念して頂くための運動として理解しております。
この信徒運動が、教団年金制度を信徒としてお支えすること、教団年金非受給者の方々へのクリスマス祝金贈呈、そして「にじのいえ信愛荘」への献金等を今後も全力で続けて参ります。
「私はあなたたちを造った。私が担い、背負い、救い出す。」(イザヤ書46章4節)このみ言葉に促されつつ今後も歩み続けます。ご理解、ご協力をお願い申し上げる次第です。
「隠退教師を支える運動」推進委員・推進員
推進委員会
委員長 鈴木 秀信(東京・船橋)
事務局長 山田 昌人(東京・聖ヶ丘)
委 員
*滝川 英子(関東・七里)
八嶋由里子(東海・沼津)
須田 静代(中部・名古屋中央)
*小笠原 務(兵庫・東灘)
*東 隆義(九州・田川)
監 事
大三島義孝(教団幹事)
河村 富雄(東京・聖ヶ丘)
*は推進員を兼務
推進員
北 海 佐久間光昭(置戸)
奥 羽 山﨑 節子(花巻)
東 北 間庭 洋(仙台北)
西東京 中嶌 曉彦(八王子)
福田 栄一(狛江)
神奈川 倉持 啓子(平塚)
東 海 五味 優子(日下部)
中 部 中田 邦雄(松阪)
京 都 谷本 聰子(今津)
大 阪 黒野 忠和((東梅田)
東中国 浦川 英子(天城)
西中国 髙石 孝子(広島主城)
四 国 未 定
沖 縄 眞榮城玄俊(那覇中央)
東京教区5支区推進員
東 尾作 聖子(江戸川)
白井 昭子(三崎町)
西南 小﨑 公平(霊南坂)
南 砂塚 秀子(碑文谷)
沼野 直美(田園調布)
北 小宮 周一(王子)
千葉 山角 正子(新津田沼)
事務局 若島 千絵(東京・下谷)
( )内は教区・所属教会名