与えられた課題に向き合おうとして
前回報告(2022年8月)以降、6回の運営委員会を行なった(内2回は常任)。この複数回、センターが過去様々な混乱や痛みを経験してきたことを踏まえ、「日本基督教団部落解放センター規約」に加え「部落解放センター運営委員会内規」作成を検討・審議し制定にいたった。
第42総会期第1回運営委員会(2月28日〜3月1日:教団会議室・オンライン併用)では、前期制定された内規に基づき運営委員長に鈴木祈(大阪)、運営副委員長に韓守賢(北海)、書記に西川幸作(中部)を選出した。さらに常任運営委員として山内英子(東中国)、高橋真軌(東京)の2名を選出した。
その他、主に以下の事柄の報告を受け、また決議した。①センターの対外業務において発生した問題について、新タスクチームにおいてできるだけ早急の対応に努める。②活動委員会との合同協議会を開催する。③延期となっている部落解放全国会議in京都実行委員会に新運営委員長を派遣する。④農村伝道神学校、マイノリティ宣教センターと共に始めたアファーミング・ミニストリー・プロジェクトを再開し研究生と共に学びを深めてゆく。⑤2023年度センター予算案承認。⑥キリスト者による狭山要請行動を引き続き行なっている。⑦センターHPおよび組織図等を整えていく。
毎年7月の第2日曜日は「部落解放祈りの日」である。22年度アンケート集計結果を分かち合った。各地で差別のない世を求め、祈りが合わされていることに感謝する。2023年度も「部落解放祈りの日」を覚えていただきたい。これからも部落解放運動に取り組み、苦しむ人と共に泣き、喜び、共に差別を容認する社会の構造に抗してゆけるよう、全国の信仰の友、そして差別に抗する各団体と連帯し、学びと行動を深めるために努力してゆきたい。
(西川幸作報)