宣教師への医療費などの支援を検討
2月10日、第3回世界宣教委員会並びに国際関係委員会を教団事務局で開いた。
アジア、北米、南米、ヨーロッパへ派遣されている宣教師報告をもとに、それぞれの活動状況を確認した。宣教師たちは、異なった文化や言語、地域性、そして政治状況の中で奮闘しているため、当委員会としても出来る限り柔軟に対応できるように支援したい。
今委員会では特に、ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会パラグアイの江原有輝子宣教師を迎え、詳細な報告を受けた。1960年代の日本人入植から現在に至るまでの歴史、現状、宣教活動は、私たちの教団が海外に宣教師を派遣する意義を再認識させるものであった。ピラポ教会会員手作りの手鞠をお土産としていただき、当委員会からはヒムプレーヤーを贈呈した。
また、各宣教師への医療、緊急、語学研修費について検討し、新たに派遣される宣教師については人間ドックの費用を補助することとなった。限られた予算の範囲内ではあるが、少しでも具体的な支援となり、宣教の活力となるものと期待している。
総務部への人事異動のため、当委員会担当職員が1名減となった。これからの委員会運営に支障が生じたり、各宣教師への必要な支援や、各国のキリスト教関係諸団体との交流が滞ったりすることが決して無いように知恵を絞りたい。教団全体の経済的な厳しい現実はあるにしても、世界へ開かれた教団であり続けることの重要性について、少しでも多くの方々に理解してもらいたいと願っている。(近藤 誠報)