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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4917・18号】♦伝道資金を用いた取り組み(四国教区)♦ 青年一人一人の信仰の歩みを支えるために

2019年12月21日

 四国教区では、昨年度伝道資金として、伝道交付金360万円、教区伝道方策交付金81万9400円、合計441万9400円を受領した。このうち、教区伝道方策交付金は、特に継続的な取り組みが必要と考えている主として5つの働きのために用いた。それは、青年育成費、在日大韓基督教会新居浜グレース教会との合同シンポジウム開催費、教区広報費、差別問題学習会費、そして、ハラスメント対策費である。

 今回は、特に青年育成費について報告する。四国では、進学や就職を機に四国を離れる青年が少なくない。教会でも、同様の傾向が続いている。しかし、少数ではあるが、四国教区の教会で信仰生活を送る青年が与えられている。そのような一人一人の信仰の歩みを支えていくことが、教区の重要な使命であると受け止めている。

 現在、教区には青年部は存在しないが、青年に対する取り組みを継続するために、教育部の下に青年伝道小委員会を設置している。この委員会を通し、各分区の青年会活動の支援や教区青年集会の開催協力を行ってきた。各分区の青年会活動の現状は厳しいが、少数であっても、地道な活動が積み重ねられている。そういう中で、新しい青年が活動に加わることも起こっており、感謝である。また、各分区青年会が持ち回りで開催の責任を負う「教区青年集会」は、今年37回となり、青年が直面している課題を共有するよき学びと交わりの時となっている。

 四国教区では、各教会に青年会がない教会も少なくない。そのような教会の青年が、分区や教区の会に参加し、青年同士の交わりを与えられることは、大きな意味を持つ。そのような働きの重要性を考え、教区伝道方策交付金を用いている。全教団的な伝道支援の祈りに、四国教区の青年活動が支えられていることは、本当に感謝である。

(黒田若雄報)

教団新報
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