予算決算委員会は、予算の執行状況に関する事項と、決算に関する事項を中心に、教団の財務に関わる事柄を取り扱う委員会です。今期の委員会は、精一杯の削減が行われているとはいえ、現状の形での予算編成が可能なのは2020年度までという見解を示した「今後の教団財政の見通し」も含む、前期委員会からの報告と申し送り事項を確認する作業から始まりました。
さて、今期委員会は、これまで前年度補正予算と前年度決算を中心に審議をしてきました。やはり、教団財政縮小の中、事業活動で、当初予定していなかった特別なことがあれば、新たな損失を発生させる可能性が高いのが、今の教団の財務体質です。特に、前年度決算は、赤字を計上せざるを得ませんでした。今年度の実行予算も、厳しい財務状況が予想されています。これからも、委員会として、より適切な財務管理に努めたいと思います。
また、この状況を踏まえ、9月の全国財務委員長会議の主題を「日本基督教団伝道基本方針における機構改定について」としました。さらに、今回は、協議を深めるため、従来よりも長い時間を設定しました。そして、この会議が、やはり財務状況が厳しい各教区が、その中でも、特に伝道をどう支えているのかについて話し合い、課題を共有するためのものとなることを願っています。(予算決算委員長)