1月27日、松戸教会を会場に2018年度の東京教区五支区共催教会教育研修会が開催された。これは、教会学校教師など教会教育に関わる信徒向けの研修会として毎年開催されるものであって、今回は平野克己氏(代田教会牧師)を講師に、「主を誇りつつ、神の言葉を語ろう—説教・かわったこども、かわった群れをつくりだすわざ」と題して行われた。
東京教区には、その中に支区を置いて教区の教務の一部を分担しているという特徴がある。そのため、教区の教育部は、各支区の教育部の連絡調整に関する事項を取り扱うこととされている。しかしながら、教区全体での学びや信徒同士の交流の場も大切なので、各支区が順に担当しながら五支区共催という形で教会教育研修会を開催し、教区内の全教会・伝道所に参加を呼び掛けるという方法で、研修の場を設けている。今年度は千葉支区の担当であった。
一昨年度は「わくわくいっぱい!CSアイディア」と題して、講師から分級で使える様々なアイディアを教えてもらった。昨年度は「CSどんな礼拝してるかな?」をテーマに、教区内のいくつかの教会での子ども向け礼拝の実践例を録画ビデオで見ながら、工夫を分かち合った。そこで今回は、子ども向けの説教に焦点を当てての研修の時となった。
CS説教は、一方で種まきにたとえられ、どれが芽を出すか、いつ芽を出すかわからないのだから、大胆に種を蒔くものである。しかしもう一方では、石を一つひとつ積み上げて建物を築いていくようなものでもあり、ゆっくり時間をかけて、ひと石、ひと石、積んでいく思いで語ることが大切だと、途中で映画の一コマの紹介を挟みつつ、語られた。
我々は世にあって福音を聴き語る「かわった群れ」であるとも語られ、そのような者たちが26教会から96名参加した。 (春原禎光報)