第5回社会委員会が6月25~27日、熊本で開催された。
一日目、在日大韓基督教会熊本教会にて、松本敏之教師による開会礼拝の後、九州教区救援対策本部委員長、日下部遣志教師(九州教区副議長・川内教会)が「熊本・大分地震に対する九州教区の働き」と題して報告をした。
続いて九州教区との復興支援の共働関係にある、在日大韓基督教会「エルピスくまもと」のセンター長、金聖孝教師(在日大韓基督教会熊本教会)が活動報告をし、質疑応答の時を持った。震災対応の初動から今日まで続けられる活動に関して実際の声を聞くことが出来た。支援の継続と、これからも憶え続けて行くことの重要性を感じさせられた。
二日目、錦ヶ丘教会にて会議を行い、以下を協議。⑴「社会委員会通信」第50号発行に関して、内容を検討した。発行は2018年11月とする。⑵第41回教団総会、報告書作成に関して、内容を検討した。
続いて川島直道教師(錦ヶ丘教会)が錦ヶ丘教会における震災対応と現状について報告をした。「復興支援の『愛の業』。そこには『共感性』と『継続性』という二つの面がある。神の、人間の痛みへの共感において、私たちの果たす隣人への共感の在り方が教えられる。それは神の愛の永遠性に基づく時にこそ、継続した『愛の業』となる。だからこそ、今の時、教会における礼拝、御言葉と聖礼典に与り、祈ることが必要である」と語り、印象に残った。
報告の後、被害のあった熊本城と、益城町を視察した。
三日目、御船町仮設住宅における「エルピスくまもと」の傾聴カフェに参加した。心の交流の場である傾聴カフェの存在が、困難な生活の中にある方々にとって、どれだけ大きな力となっているか実感させられた。 (石井佑二報)