教団では長い間、青年大会は開催されていない。この八月、青年カンファレンスの開催を計画した。
ことの発端は昨秋行われた台湾協約の協議会の席上である。台湾基督長老教会は、毎夏、青年大会を開催しているが、昨年、一昨年と日本からの青年を迎えてくださった。そして、二〇〇六年夏は、ぜひ、台湾の教会青年を日本に送りたいので受け入れて欲しいとのことであった。そのことは、協議会の共同声明にも盛り込まれたことである。
教団三役より委託された教育委員会はただちに教務会レベルで相談をし、学生キリスト教友愛会(SCF)や全国教会婦人会連合を交えた実行委員会を組織し、日本の青年を含めた教団としてのカンファレンスを行うように準備を進めた。
第15回総会における機構改正以前は青年伝道専門委員会があったが、現在は、そのような組織はない。従って、こういう実行委員会によって準備、運営をせざるを得ない。教育委員会として当初から計画されていた活動ではないが、台湾との協約関係の豊かさのなかで開催され、教団内の青年たちの交流の場としても大いに生かされることを期待している。
私たちは第32回教団総会で「青年伝道に力を注ぐ」決議をした。それを口先だけのものとしないために祈りを熱くしたいものだ。
台湾基督長老教会より青年一〇名を迎え、アジアからの留学生を五名、そして各教区から推薦された青年二〇名、そこに実行委員会および青年スタッフをも加えて五〇名位の規模でのカンファレンスを予定している。
日程等については前号に掲載したが、開催は八月三日より一二日までの十日間で、七日から九日まで二泊三日、水道橋近くにある韓国YMCA及び三崎町教会を主要会場にしてのカンファレンスが行われ、その前後二回にホームステイをし共に学び、交わりがなされるよう計画している。
何よりも青年の参加を望むと共に、ホームステイ等での協力を期待している。
詳細は各教区教育担当者か、教団事務局「ユースミッション2006」担当まで。
(実行委員長 岸憲秀)