一〇月二五日、総会二日目午後のセッション終了後、「信徒交流の集い」が開催された。「全国の信徒の交流の機会は、三〇有余年ぶり」(呼びかけ文から)という集いは、総会出席の信徒議員に対して、総会初日に文書で呼びかけるという急な設定だったが、北海教区から沖縄教区まで大半の教区から、信徒議員の四割強、八〇人近くが参加した。
この集いには、山北宣久議長ら三役、竹前昇総幹事もゲストとして出席。金刺一雄氏(関東)の司会で始まり、小林貞夫氏(東海)の経過説明。津村正敏氏(兵庫)、池田浩二氏(東京)の挨拶に続いて、山北議長は「日本での宣教の初期に福音をもたらしたのは、クラーク、ヘボンなど信徒だった。信徒の皆さんが、良いバランス感覚を持って教団の活性化に努めて欲しい」と挨拶。
竹前総幹事は「三〇余年ぶりという歴史的な信徒の集いは誠にうれしい。忘れられない会となる。ぜひ各地で信徒の集いを持って欲しい」とエールを送った。
沖縄教区からただ一人参加した上地武雄氏は、「沖縄でもかつて中部、北部で信徒会を持っていたが、今はなくなった。この集いに刺激を受けて沖縄でもぜひ信徒会を実現したいと思っている」と述べて盛大な拍手を受けた。
この後、「見知らぬ友と語り合って、少なくとも三人の友を得よう」と短いエンカウンターを繰り返した。
夕食前の四十五分間という限られた時間だったが、出席者には極めて好評で、次回総会では、もう少し時間をかけて盛大な集いにしたいとの声が強かった。
(永井清陽報)