一月三一日~二月二日、北海道クリスチャンセンターを会場に統一原理問題東京地区連絡会(東京、西東京、関東、神奈川教区)共同研修会が開かれた。
講師は北大の宗教社会学教授である櫻井義秀教授とカウンセラーのパスカル・ズィヴィ氏、札幌「青春を返せ裁判」で統一協会から元信者たちに画期的勝訴判決を勝ち取った郷路征記弁護士の三氏。北海教区の牧師、被害者家族も含め、延一八名参加の研修会となった。
教団の抱えた三つの裁判全てが勝訴となり、一つの山を越えた観のある中での研修会であったが、今回は心に傷を受け、トラウマや被害妄想に悩む被害者の問題が共通話題となった。
この問題に取り組む全国の現場では、かつてのような初期段階ではなく長期にわたってカルト集団に所属した被害者や家族の相談が増える傾向にある。
カルト集団によって、あるいは不適切な介入によって(日本基督教団での相談ではそうした事態が起こらないよう徹……