【4959号】人ひととき どんなことにも感謝 守中正さん

満州で生まれた守中正さんは、終戦の2年後、16才で日本に引き揚げるまで大連と瀋陽で過ごした。ソ連の侵攻により、北満州にいた開拓団が瀋陽に避難し、衛生状態が悪い中で発疹チフスが流行、大勢の人が命を落とす悲惨な状況だった。

満州医科大学(現中国医科大学)の学長だった父、清さんは、いかに医大を略奪から守り、中国に引き渡すかに苦心した。また、年の離れた姉、庸子さんの夫は、同大学の寄生虫学の教授で、虱が持つリケッチアを用いてワクチンを作ることに邁進、学生たちと虱を集めた。幸い、ワクチンは出来たものの、接種を拒んだ庸子さんは、発疹チフスに感染し召されてしまった。

正さんは、引き揚げ後、大学で農学部に進み、稲の病害について研究する。卒業後は、福山の農業試験場、つくばの熱帯農業研究センター等に務めた他、国際協力機構で、タイやブラジルに派遣され、農業研究協力に携わった。

文化が異なり、立場や利害がある人々と協力していく時、関係が緊張することもあったが、「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい」(コロサイ3・23)との御言葉に励まされ、心を込めて取り組んだという。東南アジアでは、しばしば占領時代の痕跡に接したが、現地の人々が好意的に関わりを持ってくれたことが印象に残っている。

満州で友人に誘われて教会に通い始めた正さんは、大学時代に京都御幸町教会で受洗。その後、赴いた先々でキリスト者との出会いが与えられた。今、新型コロナウイルスにより自粛を余儀なくされているが、自らの歩みを振り返り、「神われらと共にいます」との信仰により、「どんなことにも(あらゆる状況でも)感謝」していると語る。

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