【4958号】伝道報告 大阪キリスト教社会館 理事長 尾崎 淳

キリスト教精神に基づいた 地域福祉の実践の場

大阪キリスト教社会館 理事長 尾崎 淳

大阪キリスト教社会館は、1950年大阪市西成区の地で「国際ワークキャンプ」に参加した青年たちの手で、建設が始まりました。その年の9月にはジェーン台風による被害があり、救助活動を支援するため、キリスト者医科連盟の医師の協力により無料診療所が開始されました。また、社会館の設立には、日本基督教団島之内教会の竹内信牧師の働きが大きな力となりました。初期は恩寵寮・無料診療所から出発、続いて日本基督教団西成教会の設立、1953年には「めぐみ保育園」を立ち上げ、保育事業を開始することとなります。

西成地区での社会館事業として、1960年に社会福祉法人として法人格を取得し、児童館を開設、ボーイスカウトや学童保育等、地域の中で必要とされる福祉事業の支援を行ってきました。1969年には「同和対策事業特別措置法」の制定で福祉事業は行政責任とされ、社会館のような民間の福祉事業が果たす役割や必要性が、地域の中で弱くなり、1970年代に入ってからは、71年に保育所が大阪市大正区に、73年には社会館本務と診療所業務が大阪府門真市に移転することにより、社会館の24年にわたる西成区での地域福祉事業を終え、新たに2つの地域に分かれて、保育事業、無料低額診療事業を続けていくこととなりました。

保育事業では2011年から大阪市の委託事業として、「千島保育所」を運営していくことになったため、現在は大阪市大正区で2か所の保育所を運営しています。

2000年代になると介護事業が地域福祉の大きな役割を担うようになり、社会館も2006年には診療事業と併設して、介護事業を門真市で開始しました。現在は、高齢者が地域で安心して生活が送れる支援として、在宅生活を中心とした事業に取り組んでいます。

また地域福祉の担い手として、行政のサービスから漏れた人たちのセーフティネットになれるように福祉事業を行っています。

2つの地に分かれて保育と医療を継続してきましたが、現在は介護を含め、「ゆりかごから墓場まで」を実践できるよう取り組んでいます。

教会は日本基督教団西成教会が西成の地に残り、門真市に移転してからは日本基督教団門真兄弟伝道所として現在も礼拝を守っています。門真兄弟伝道所では職員を始め、利用者や地域の人々が集まれる施設内伝道所として、毎週火曜日に礼拝を行っています。

大阪キリスト教社会館が創設されて72年になります。今日まで多くのキリスト者の支援と祈りの中、「キリスト教精神に基づいた地域福祉の実践の場」としての働きを続けてくることができました。地域の人の働きの場であり、また福祉事業としての活動の場である社会館の役割を、72年間無償で支え、祈ってくださった多くの先輩方の意志を、次の世代へ引き継ぐことができるように祈っています。

キリスト教社会館は日本の中で5か所(横須賀・名古屋・大阪・広島・長崎)あり、大阪キリスト教社会館の名前が消えることなく、地域の中で必要とされる場としてあり続けていきたいと願っています。

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