【4934・35号】ブラジル 《ブラジル合同長老教会 ヴァレリオ・シルヴァ合同長老教会》暗黒の中で「解放する神」を信じて

ブラジルのコロナ感染は拡大し続け、今やアマゾン州で一日の感染拡大率が最も高くなってしまった。先住民族はパンデミック以前から現政府の経済開発政策に乗じた違法な火災や伐採による森林破壊、族長の非道な暗殺に苦しんでいたのだが、更にいのちの危険にさらされている。ウイルスは多様な人間に平等に襲ってくるのではない。実際は感染以前の社会的不平等、差別、周縁化が厳然と感染状況や医療整備に現れる。

こうした社会状況のもとでブラジルのキリスト教会は二分している。一方に、聖書の言葉を熱狂的に説いて民衆を生活苦から救い出すように見え、実際は神の名を使って「商売する」ファンダメンタル教会がある。エキュメニズムを拒絶し、現政府に「牧師」まで送り込んで加担しているこの手の教会は、実際、私たちを困惑させ、多くの難問を突き付けている。

他方、カトリック教会の司教会議と主なプロテスタント教会は連携している。現在は社会的孤立状態のなかで、オンラインによってイエスの福音を正しく説き明かし、分かち合い助け合う共同体の形成を促し、先の見えない暗闇の中で「解放する神」を信じて希望を持ち続けるよう人々を励ましている。

私が現在奉仕している教会はサルバドールの貧困居住区にあり、ブラジル合同長老教会に所属している。1978年に創立された小さなグループだが、個人と社会に対する福音宣教を根幹に据え、社会的弱者に寄り添い、他教会とのエキュメニカルな関係のもとで市民の人権運動にも参加しながら歩んでいる。ちなみに、牧師はみな世俗の職業を持ちながら牧会している。

工業化された大規模農業や鉱山産業による多様な生物群の生存環境の破壊によってパンデミックは引き起こされると専門家は指摘する。飽くなき利潤追求、拝金主義と無関心の社会からどうしても方向転換しなければならない。このコロナ禍は私たちにイエスの福音に真に立ち返る機会を与えてくれている。(小井沼眞樹子報)

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