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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4934・35号】インド 《サム・ヒギンボトム農工科学大学マキノスクール》貧しい農家の子どもたちにマスクを

2020年9月26日

3月19日深夜、インド首相がテレビで緊急発令演説。「新型コロナウイルス感染を食い止めるためインド全土をロックダウンする」。期限は何時までなのか当初は不明のままでした。「ロックダウンすればどうなるのか」、「とにかく集会、外出が厳しく規制される」色々な憶測が飛び交いました。が、実態は誰もよくわかりませんでした。二日後、予告どおり私が住むプラヤグラージ県でも警察と軍隊が動員されロックダウンが実施されました。

当日、食料確保が必要と思い、慌てて朝市に野菜や果物を買い出しに出かけました。早朝の市場は地べたに並べられた野菜や果物を買いに集まった人たちでいつものように賑わっていました。ところが9時頃、突然、数台のジープが騒々しく現れ、降り立った警官が直ちに商売を中止するようにと捲し立てたのです。露天商はオロオロ。私も直ぐにバイクで家に帰ることにしました。その後、シャッターを下ろされた街中はゴーストタウン、車も人間も消えてしまいました。

感染が拡大する中、5人以上の集会は禁止となっため、日曜礼拝を守ることは許されません。教会では牧師や祭司の説教・讃美歌をSNSを通して行っています。また、礼拝を家庭で守るように呼びかけています。

5月下旬、インドの感染者数は数万人でしたが、6月になって感染者はうなぎ上りとなり、7月下旬には約170万人、8月22日には300万人となり、死者は5万6000人以上、驚くべき感染者増加です。その中で一番苦境に立たされているのは社会で最も弱い立場の人たちです。医療施設で十分な検査や治療(治療より検査が先)も受けられず、しかもコロナ感染の影響で収入が途絶え、食べるにも事欠く人々です。

このような感染拡大の中で、9月下旬には、現在も閉鎖している教育機関・学校の再開が予定されています。貧しい農村の子どもたちがマスクを着用せずに集団生活を行うことは危険です。ですから私たちの事業に関わっている農村女性縫製事業のメンバーが布製マスクをつくり、農村の人々や子どもたちに配布する計画を立てています。100円で一枚のマスク、1万円のご寄付で100名の子どもたちにマスクをプレゼントできます。皆様のご支援とお祈りをお願いします。(三浦照男報/サム・ヒギンボトム農工科学大学マキノスクール学部長)

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