雅歌5・2~6・3

長崎飽之浦教会

5:2 眠っていても/わたしの心は目覚めていました。恋しい人の声がする、戸をたたいています。「わたしの妹、恋人よ、開けておくれ。わたしの鳩、清らかなおとめよ。わたしの頭は露に/髪は夜の露にぬれてしまった。」
5:3 衣を脱いでしまったのに/どうしてまた着られましょう。足を洗ってしまったのに/どうしてまた汚せましょう。
5:4 恋しい人は透き間から手を差し伸べ/わたしの胸は高鳴りました。
5:5 恋しい人に戸を開こうと起き上がりました。わたしの両手はミルラを滴らせ/ミルラの滴は指から取っ手にこぼれ落ちました。
5:6 戸を開いたときには、恋しい人は去った後でした。恋しい人の言葉を追って/わたしの魂は出て行きます。求めても、あの人は見つかりません。呼び求めても、答えてくれません。
5:7 街をめぐる夜警にわたしは見つかり/打たれて傷を負いました。城壁の見張りは、わたしの衣をはぎ取りました。
5:8 エルサレムのおとめたちよ、誓ってください/もしわたしの恋しい人を見かけたら/わたしが恋の病にかかっていることを/その人に伝えると。
5:9 あなたの恋人はどんなにいいひと/だれにもまして美しいおとめよ。あなたの恋人はどんなにいいひと/こんな誓いをさせるとは。
5:10 わたしの恋しい人は/赤銅色に輝き、ひときわ目立つ。
5:11 頭は金、純金で/髪はふさふさと、烏の羽のように黒い。
5:12 目は水のほとりの鳩/乳で身を洗い、形よく座っている。
5:13 頬は香り草の花床、かぐわしく茂っている。唇はゆりの花、ミルラのしずくを滴らせる。
5:14 手はタルシシュの珠玉をはめた金の円筒/胸はサファイアをちりばめた象牙の板
5:15 脚は純金の台に据えられた大理石の柱。姿はレバノンの山、レバノン杉のような若者。
5:16 その口は甘美、なにもかもわたしを魅惑する。エルサレムのおとめたちよ/これがわたしの恋する人、これがわたしの慕う人。
6:1 あなたの恋人はどこに行ってしまったの。だれにもまして美しいおとめよ/あなたの恋人はどこに行ってしまったの。一緒に探してあげましょう。
6:2 わたしの恋しい人は園に/香り草の花床に下りて行きました。園で群れを飼い、ゆりの花を手折っています。
6:3 恋しいあの人はわたしのもの/わたしは恋しいあの人のもの/ゆりの中で群れを飼っているあの人のもの。

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