2018年 日本基督教団・在日大韓基督教会 平和メッセージ

2018年 日本基督教団・在日大韓基督教会 平和メッセージ

日本基督教団総会議長  石橋秀雄

在日大韓基督教会総会長 金 鐘 賢

「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」

(マタイによる福音書5章9節)

わたしたちは、主イエス・キリストを救い主として、世にあって教会に呼び集められ、そして主イエス・キリストの名によってこの世に「平和を実現する」(マタイ5:9)使命を帯びて遣わされている教会であります。この信仰的自覚に立ちつつ、わたしたちは、今遣わされているこの時代の世にあって、国家の政治の道が聖書の指し示す平和の道に反すると判断した時、黙認することなく、預言者の心をもって警鐘の声を挙げずにはおられません。

共謀罪について

「剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。」(旧約聖書イザヤ書2章4節)

衆院・参院本会議において、多くの反対の意見が表明されている中、十分な審議の時間を持つことなく、組織的犯罪処罰法改正案を可決した(2017年6月)ことに強く抗議します。

同改正において新設される「テロ等準備罪」の実質的な内容は、過去三度廃案となった「共謀罪」そのものです。そもそも同改正自体、憲法第31条に謳われている罪刑法定主義に反しています。また、その内容については、処罰の対象者が極めてあいまいで、一般人が処罰の対象となる可能性を排除することはできません。

さらに、この改正により、いわゆる「監視社会」体制作りが進められることが懸念されるほか、個人の内心の自由の侵害が現実のものとなること、また、市民の自主的で自由な活動が委縮してしまうことが予想されます。

わたしたちは、日本が、「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」との聖書の教えに学び、世界の国々相互の信頼関係を構築し、積極的に平和を実現していくための不断の努力と取り組みを続けることを強く求めます。

大嘗祭について

来る2019年4月に現天皇が退位し、5月に新天皇が即位します。わたしたちは、天皇の代替わりに伴う儀式として予定されている大嘗祭について、以下の点から反対を表明します。

わたしたちは聖書の教えと信仰告白に従って、ただひとりの神を信じます。「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」(出エジプト記20章3節) 従って、天皇を神格化するような祭祀を認めることはできません。

大嘗祭を国による行為として行なうことは、日本国憲法の保障する信教の自由、政教分離の原則に違反します。

前回の大嘗祭には、国費が支出され、三権の長が出席しました。国事と皇室祭祀とは明確に区別すべきです。

憲法改正について

過去四半世紀の日本の政治の流れを振り返るとき、わたしたちは大きな危惧を抱かずにおれません。

特に、今日では憲法第9条をはじめとする改憲の動きを一層強めています。安倍政権は、『教育勅語』の学校教育教材採用を容認する答弁書を閣議決定しました。さらに、戦前に国民の内心の自由、表現の自由、集会結社の自由を脅かす弾圧装置として機能した治安維持法と酷似する「テロ等準備罪」(共謀罪)法案を成立させ、それは施行されることになりました。

これら一連の政治の動きを通して、基本的人権と平和主義の理念に立つ現行憲法に支えられてきたこの日本は今、自由と人権を尊重する民主主義と平和主義、そして国家権力の暴走を防ぐ立憲主義を崩壊させつつあると、わたしたちは認識し、強い危機意識を持つと共に、憲法改正の動きに反対します。

ヘイトスピーチ根絶に向けて

現在日本に住む外国籍住民は200万人を超えています。またグローバル化の時代、旅行者だけ数えても、日本から海外へ行く人々は一年間に2000万人近く、逆に日本を訪れる外国人は3000万人に迫ろうとしています。このことは、日本、そして世界は様々な局面で外との交流なしには成り立たないということの証左であります。

そのような中、日本の国内では、相も変わらず在日コリアンをはじめとする在留外国人、特にアジア人に向けての偏見に満ちたヘイトスピーチが止みません。二年前に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みの推進に関する法律」(いわゆる「ヘイトスピーチ解消法」)が施行されたものの、法律自体が何の罰則を科さないものであり、そのすきを突くような形でヘイトスピーチは巧妙化しています。

神は人をその姿に似せて作られたと聖書にあります。ヘイトスピーチはその人間の尊厳、霊的な部分を深く傷つける罪に他なりません。一日も早く、このような愚かな行為が日本、そして世界から根絶されるよう、わたしたちは祈りと必要な行動を共にして行きます。

日本基督教団と在日大韓基督教会は、以上のような信仰的立場を共有しながら、1984年2月に和解と協力の宣教協約を締結し、今日に至るまで、福音伝道に協力し合いながら世の平和に仕え歩んでまいりました。今後もわたしたちは、朝鮮半島において和解と平和を希求する活動に対して積極的に呼応しながら世界の平和、核兵器の無い平和な世界を目指します。

主イエス・キリストの恵みと平和が、すべての人の上にありますように。

 

2018年8月

西日本豪雨 被災状況報告(日本基督教団 教会関係)

西日本豪雨 被災状況報告(日本基督教団 教会関係)

<京都教区>
・福知山教会 信徒宅1軒床上浸水、信徒宅1軒道路が寸断され孤立状態にあったが、その後回復。
・丹後宮津教会 床下浸水。
・丹後宮津教会、丹陽教会、夜久野教会、大江野の花教会、8日の礼拝行えず。
・丹波新生教会亀岡会堂 屋上に雨水がたまり階下女子トイレ天井の一部が崩落。
・宇治教会 裏山が小規模の地滑り。
・洛陽教会 地階ホール床下浸水。

<兵庫教区>
・宝塚教会 会堂雨漏り。
・西宮一麦教会 会堂雨漏り。
・芦屋浜教会 会堂雨漏り、教会員宅1軒雨漏り。
・岡本教会 会堂雨漏り、教会員宅1軒雨漏り。
・神戸栄光教会 地下室浸水。
・鈴蘭台教会 会堂、牧師館雨漏り。
・西神戸教会 会堂、幼稚園雨漏り。
・淡路三原伝道所 数部屋に雨漏り。
・網干教会 電気系統の故障があり修理予定。看板の雨よけが風で飛ばされた。
・小野教会 求道中の方が一時避難。
・山崎教会 牧師館雨漏り。
・豊岡教会 会堂雨漏り。
・但馬日高伝道所 教会員農地、農機具浸水被害。

<東中国教区>
・岡山教会、赤磐教会、岡山聖心教会、倉敷教会、倉敷水島教会、マビ・マカリオイ教会等多数の会員宅が浸水。
避難所や親族・知人宅に避難した人多数。
特に真備町在住の倉敷教会員は2階に取り残され、その後救助された。
現在も避難所等で生活されている方あり。
・広い地域で土砂崩れ、浸水、断水等のため避難生活をしている人多数あり。

<西中国教区>
・三原教会 床上浸水。
・広島府中教会 信徒宅浸水、同幼稚園職員宅土砂流入。
・呉平安教会 複数信徒宅断水。
・呉山手教会 複数信徒宅、幼稚園職員宅断水。
呉への各交通網の多くが現在も不通で、物資が不足。
・広い地域で土砂崩れ、浸水、断水等のため避難生活をしている人多数あり。

<四国教区>
・特に愛媛県に位置する南予分区の教会に複数の被害あり。
・三間伝道所 牧師館床上浸水、同信徒宅1件床上浸水、1件床下浸水、信徒宅倉庫土砂崩れ被害。
・伊予吉田教会 床下浸水。
・宇和島中町教会 信徒宅1件床下浸水。
・大洲教会 信徒宅2軒床上浸水。
・伊予長浜教会 断水状態。
・近永教会 床下浸水。
・広い地域で土砂崩れ、浸水、断水等のため避難生活をしている人多数あり。

<北海教区、中部教区、大阪教区、九州教区>
・教団の教会関係では、雨漏りのあった所、一時避難された方があったが、現時点で会堂、信徒宅とも大きな被害報告はなく、避難生活をされている方もない模様。

西日本豪雨緊急救援募金のお願い

西日本豪雨緊急救援募金のお願い

主の御名を讃美いたします。
7月6日~8日にかけて、西日本広域にわたって襲った記録的豪雨により、多くの犠牲者、被災者が出ています。
日本基督教団では、特に、東中国教区、西中国教区、四国教区の教会、地域に被害が報告されています。
ただちに募金を開始いたします。祈りをもってご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
2018年7月12日
日本基督教団社会委員会委員長
森下 耕

募金期間 特に定めず
目 標 額 特に定めず
送 金 先 加入者名 日本基督教団社会委員会
郵便振替 00150-2-593699
(通信欄に「西日本豪雨緊急救援募金」とお書きください。)

〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
日本基督教団社会委員会
(電話03-3202-0544)

領収書発行についてのお知らせ(PDF)

 

天皇の退位および即位の諸行事に関する声明

天皇の退位および即位の諸行事に関する声明

 

2019年4月30日と5月1日に、現天皇の退位および新天皇の即位が予定されています。私たちは、これに関する諸行事、とりわけ大嘗祭に国が関わることに、以下の理由により反対の意思を表明します。

 

1.天皇の退位および即位に際して行われる諸行事において、本来は皇室の私的宗教行事である大嘗祭まで国の公的な行事として行うことは、国民に対して天皇が特別な存在であるとのイメージを植え付け、天皇の神格化を推し進めるものとなります。

 

2.宗教行事である大嘗祭に国が関与することは、日本国憲法が保障する信教の自由および政教分離の原則に反するものです。

 

3.どのような名目であれ大嘗祭に関わる経費に国費を支出することは、日本国憲法の政教分離の原則に反しています。

 

私たちは、神以外の何ものをも神としてはならないとの聖書の教えに生きるキリスト者として、天皇の代替わりに関する宗教的諸行事、とりわけ大嘗祭に国が関わることに強く抗議し、反対いたします。

2018年7月9日

日本基督教団

総会議長  石 橋  秀 雄

ウェスレー財団からのお知らせ Youth Summer Camp in USA 2018参加者募集

Youth Summer Camp in USA 2018参加者募集

日程 2018年7月21日(土)~ 7月30日(月)
研修地 カリフォルニア(アメリカ)
申し込み締切 5月7日(月)
ご旅行代金38万円(自己負担額は対象者によって異なります)

定員
①高校生相当の方8名(自己負担分12万円)
②青年伝道を志す神学生、伝道者1名(自己負担額25万円)
※参加者(対象者1、対象者2)は同財団の厳正な審査の上、面接を実施し通過した方に限ります。

応募条件
対象者1
1. クリスチャンまたは教会学校/礼拝に定期的に出席しているキリスト教に強い関心のある方(キャンプでは毎日礼拝と聖書の学びがあります。)
2. 年齢:満16~19歳以下(高校卒業後1年程度)
3. 体力に自信があり、自立心があり、柔軟性の高い方、異国の文化や交流に積極的な方
4. 英語でのコミュニケーションに問題のない方、英語で積極的にコミュニケーションを取りたい方

対象者2
1. 青年伝道を志す(または既に関わっている)神学生および伝道者
2. 年齢:40歳まで
3. 体力に自信があり、異国の文化や交流に積極的かつ柔軟性の高い方
4. 英語でのコミュニケーションに問題のない方

また、以下のことが参加条件となります
1. 6月事後報告書の提出(提出日8月9日(木))
2. 以下の集まりへの参加
①事前説明会(2018年6月9日(土))
②参加準備会(7月7日(土)午後)
③事後報告会(8月25日(土))
※遠方の方はSkypeでの参加も可能です。
3. 当財団指定の海外旅行保険への加入

申込方法とお問い合わせについては、下記リンクをご参照ください。
http://wesley.or.jp/program/cat139/youth-summer-camp-in-usa.html

  • 共に仕えるためにPDF

    宗教改革500周年記念事業

    International Youth Conference in Kyoto

    日本基督教団2017年度宣教方策会議

    公募・公告

    エキメニュカル協力奨学金 申込書類一式

    日本基督教団年鑑2019年版

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