教団救援対策本部 第九回会議

東日本大震災 日本基督教団救援対策本部 第9回会議 決議事項

日 時 2012年2月27日(月)午前11時5分~午後5時5分

会 場 日本キリスト教会館 4階 教団会議室

出席者 委員 石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北 紀吉、佐久間文雄、長崎哲夫、大村 栄、藤掛順一、

稲松義人、田中弘志

幹事 内藤留幸、藤盛勇紀、加藤 誠、大三島義孝、計良祐時、道家紀一、野村和正

陪席者 邑原宗男(奥羽教区議長)、高橋和人(東北教区議長)、秋山 徹(関東教区議長)、

岸 憲秀(全国教会幼稚園連絡会)、小宮山剛(教師委員長)、前北未央(救援対策本部主事)

開 会

Ⅰ.聖書  詩編16編   祈祷  石橋秀雄本部長

Ⅱ.議事日程承認の件(陪席者承認を含む)

別紙資料により議事を進めることを承認した。

Ⅲ.前回記録承認の件

別紙第8回会議(2012年1月10日開催)記録案を、一部訂正の上、承認した。

議 事

Ⅰ.報告事項

1.募金関係報告(国内募金、海外からの献金)

佐久間委員が、2月24日現在の募金状況として、国内募金が2億6996万3762円、海外からの献金が2億968万1305円となっていることを報告した。

2.海外献金プロジェクト小委員会、救援対策本部事務局(11号室)等報告(会計報告を含む)

加藤誠幹事が別紙海外献金プロジェクト小委員会報告、出張報告書に基づき、仙台エマオ、石巻エマオの活動状況、第1回こひつじキャンプの報告と次回計画、ハートフル遠野UCCJ(遠野自殺防止センターとしての新たな取り組みのための名称)による「お茶っこサロン」開催等の活動の報告をした。

また、長崎室長が11号室において室長会議を開催して諸課題を検討していること、人事に関しては議長および総幹事と相談の上で進めていること、室長として教団予算決算委員長、監査委員長、財務担当幹事との話し合いをもったこと等の報告をした。

3.教区報告

(1) 奥羽教区

邑原奥羽教区議長が別紙資料に基づいて、宮古教会が牧師館の修繕(応急処置)を始めていること、新生釜石教会では礼拝堂の応急処置の途中であること、千厩教会は新たな土地を得て会堂を建築するための準備を進めていること、3月11日には各地区毎に集会をもつこと、奥羽教区で扱っている東日本大震災教区内被災教会支援会計中間報告(2012年1月)の収入合計が62,718,926円、繰越金が42,116,194円となっていることなどを報告した。

(2) 東北教区

高橋東北教区議長が別紙資料に基づいて、東北教区被災者支援センターの委員長が4月より高田恵嗣教師から上野和明教師(仙台愛泉教会)に交替すること、仙台エマオの専従者は4月より佐藤真史氏(いずみ愛泉教会に赴任予定)となる予定であること、エマオ石巻の活動が定着していること、「エマオ笹屋敷」を開設すること、牧人会では新たな支援申請書を作成中であること、東北教区で扱っている東日本大震災教会支援特別会計(2011年3月~2012年1月分)の収入合計が88,317,028円、繰越金が19,605,470円となっていることなどを報告した。

(3) 関東教区

秋山関東教区議長が別紙資料に基づいて、益子教会修復工事が完了したこと、アジア学院を訪問して状況を確認したこと、被災教会の声を聞くための地区ごとの会をもったこと、水戸自由ヶ丘教会の復旧工事が完了したこと、新たな被災教会(甘楽教会、下館教会)の実情を調査したこと、教区負担金減免については再度対象教会の精査を行なう予定であることなどを報告した。また、救援対策本部への「要望書」(「被災教会支援金配分要綱」に関して、「貸し出し制度」に関して)を読み上げた。

4.その他

(1)「東日本大震災救援対策本部ニュース」Vol.02発行

2月1日付で「東日本大震災救援対策本部ニュース」Vol.02を発行したことを確認した。

(2) シンポジウム、3・11諸集会準備委員会

藤掛委員がシンポジウム記録集『現代日本の危機とキリスト教』の配布状況等について報告した。

また、各地域における3月11日の記念集会の開催計画についてはなお確認中であること、6月24日の教団創立記念日に合わせて教団としての集会を開催できないかということを検討中であること、「311祈りのしおり」を作成・発送したことを報告した。

(3) 第5回常議員会(2月13~14日)報告

雲然書記が、支援要綱が承認されたこと、監査委員会からの提案書を出されているので、審議事項において検討してほしいとのことを報告した。

(4)「被災3教区幼児教育(幼児施設)担当者会」(座長:岸憲秀教師)報告

岸憲秀委員が、「被災3教区幼児教育(幼児施設)担当者会」(主催:教団救援対策本部、座長:岸憲秀教師)を開催し(2月24日。教団会議室にて)、その会において、建物被害関連としては、行政からの補助を除いたうえで、なお必要な分の補助の必要性、園児関係としては、学生生徒納付金の減免額の補助の必要性、被災職員関連としては、お見舞金の贈呈や通勤手段としての自動車取得のための補助の必要性といったことが提案されたことを報告した。

(5) 東北大学寄付講座・現地調査報告

岡本副本部長が別紙報告書に基づいて、教団としての意向について伝えたこと等を報告した。

Ⅱ.審議事項

1.会計監査からの提案書(「東日本大震災救援対策本部」に関する提案)に関する件

提案書の内容を確認した上で、「組織図」の作成についてはさらに検討を加えること、救援対策本部の2012年度以降の予算案の作成については、経常的なものについては作成する(海外からの献金については指定献金の内容を明確にする)こと、救援金の支援基準については作成済みであること、広報活動については現在のニュースで行っていくこととするが、今後さらに検討することを確認した。

なお、広報については、被災教区で発行している支援ニュースといった発行物との連携がなされるとよいのではないかとの意見が出された。

2.「教会堂及び牧師館建築資金貸付け要綱」に関する件

佐久間委員が以下の「教会堂及び牧師館建築資金貸付け要綱」改訂案を説明した。関連して計良財務幹事が貸付金の財源の見込みについて説明した。

それに対して、銀行からの借入は慎重であるべき、教団債を発行してはどうか、被災教会には無利子で貸付けるべき(利子分を教団で負担する)といった意見が出された。

以上の協議の後、この改訂案を土台として、財源についてさらに検討すること、および、内容についてもさらに検討を加える(第3条の3の返済期間の「10ヵ年」の適切性、利息を課すことの是非、据置き期間の適切性)ことを確認し、継続審議とすることとした。

「教会堂及び牧師館建築資金貸付け要綱」

日本基督教団東日本大震災救援対策本部

 この資金の貸付けは、下記の要件を満たす教会に貸与するものとする。日本基督教団東日本大震災救援対策本部は、この資金貸付け額の決定及び諸般の助言を行う。

<対 象>

第1条 東日本大震災により被災した教会が、日本基督教団に被災教会支援金交付を申請した教会及び牧師館を建築する場合に限り、この資金を貸与する。

<貸付け限度額>

第2条 貸付け限度額は、日本基督教団に被災教会支援金交付を申請した金額の半額までとする。

<返済期間>

第3条 この資金の返済は、毎月または半期毎に利子を付けて行わなければならない。

2.元金の返済開始は、期限内において1ヵ年間据置きにすることができる。

3.10ヵ年以内に返済するものとする。

<利息>

第4条 この資金の貸付け利息は年利0.1%とする。但し、貸付け元金の性格により、年利を変更することができる。

2.期間後におよぶ場合は、その部分の利子を年利1.0%とする。

3.利子は、日本基督教団が送金した日より1ヵ月後から起算し、元金返済の日まで計算する。

<申請方法>

第5条 この資金の貸付けを希望する場合は、日本基督教団の定める様式に基づき各教区に申請し、その必要性について教区は慎重審議の上、日本基督教団に申請するものとする。

<教区の責任>

第6条 教区はこの貸付け金の回収に努力し、返済が困難になた時は、教区がその責任をとるものとする。

<資金流用の禁止>

第7条 この資金の貸付けは、日本基督教団が震災により被災した会堂及び牧師館建築に必要な資金を貸し付けるものであり、如何なる他の目的に流用してはならない。もしその事実が判明した時は、日本基督教団んから何の通知催告がなくても当然に期限の利益を失い、ただちに元利金を返済する。

付則

この要綱は、     年  月  日より施行する。

3.海外献金プロジェクト小委員会、救援対策本部事務局(11号室)からの提案事項に関する件

(1)「ハートフル遠野UCCJ」活動について

加藤幹事が遠野自殺防止センター活動は一旦休止となっていること、釜石市の社協の方からは活動の依頼が来ており、それに応えるために「お茶っこサロン」を開催していること、その実施のために「ハートフル遠野UCCJ」の名称を用いているとの説明をし、議場は異議無く承認した。

(2) 学生生徒納付金の減免額補助申請について

被災三教区議長よりの申請をもとに、納付金の減免額が確定し次第補助をすることとし、そのことを救援対策室長会議で決裁することを議場は異議無く承認した。

(3) 第2回短期保養プログラム「こひつじキャンプ」について

加藤幹事が別紙資料に基づいて、子どもたちに配慮した日程で行うことや、現在のところ6組19名の申込みあることなどを説明し、議場は異議無くこれを承認した。

(4)「北海、奥羽、東北教区による親子短期保養プログラムに関わる資金申請書」について

高橋東北教区議長が、北海、奥羽、東北教区による親子短期保養プログラムについて説明し、議場は、同プログラムが三教区の主催であることを確認した上で、1回目分だけの実施要綱と支援申請を再度救援対策室に提案してもらい、それを検討して支援することを異議無く承認した。

(5)「日本基督教団東北教区 原発事故に起因する放射能問題支援対策室(仮称)」設置について

高橋東北教区議長が別紙資料に基づいて説明し、それに対して、教団に窓口を設けることも考えられるのではないか、募金の状況を見極めながらその範囲内で計画をする必要がある、放射能に関連することは海外での関心が非常に高いといった意見が出された。

以上の協議の後、石橋本部長が、高橋東北教区議長にこれらの意見を持ち帰ってもらい、今後救援対策室とも連携をとって検討を進めてもらうことを提案し、議場は異議無くこれを承認した。

(6) アジア学院復興建設資金援助の件

アジア学院から関東教区の承認を経て提出された文書「東日本大震災及び福島原発事故とアジア学院の復興状況ならびに建築資金の援助のお願い」(チャペルとその周辺の外構整備のために、教団に対して3500万円の援助を申請)を確認し、次回検討することとした。

4.募金達成に関する件

今後、国内募金の達成に関しては継続して呼びかけること、海外献金達成に関してはその推進に向けてかなりの努力が必要であることを確認し、今後さらに検討していくこととした。

5.広報活動に関する件

大村委員が今後のニュースの発行計画等について報告した。

なお、「東日本大震災救援対策本部ニュース」に関して、もっと頻繁に出してほしい、教会員全員分を送ってほしい、被災教会の被災状況および復興・再建の状況について掲載してほしい、各教会で増刷しやすいように白黒印刷としてほしいといった意見が出されていることを確認した。

6.教団救援対策本部組織図の件

組織図の検討について以下の意見が出され、これを踏まえて次回会議に三役が提案することとした。

・教区議長を「常時陪席」とする。

・「11号室」の正式名称を「救援対策室」とする。

・海外献金プロジェクト小委員会と救援対策室の関係を明確にする。

・広報担当および支援基準検討小委員会の位置付けを検討する。

7.「被災教会等再建・復興支援委員会」設置の件

石橋本部長が被災教会等再建・復興支援委員会の設置を提案したところ、救援対策本部とは別組織にすることや、被災三教区の議長が委員として入るべきであるといった意見が出され、次回継続して検討することとした。

8.あだたら育成園、堀川愛生園への支援の件

あだたら育成園および堀川愛生園への支援については、すでに前回会議においても協議したことであるので、それらの支援に関しては救援対策室に一任することを議場は異議無く承認した。

9.東北大学寄付講座への支援の件

東北大学寄附講座に対しては1000万円の支援を三年間行うこととし、3月中に1000万円を送金することを議場は異議無く承認した。

なお、同寄付講座に関わる取り決めについては、三役が文面(交換公文)を作成することとした。

10.笹屋敷エマオ開設式の件

3月11日に行われる笹屋敷エマオ開設式に石橋本部長が出席することを承認した。

11.被災三教区震災関係実務担当者会開催の件

秋山関東教区議長が、被災三教区震災関係実務担当者会議を3月30日に開催する予定であることを報告し、議場はこれを承認した。

12.救援対策室における職務分担に関する件

震災対応に関する職務分担について今後検討することとした。

13.田中弘志委員の委員辞任の件

田中委員が今回の会議をもって救援対策本部委員を辞任することを承認した。なお、後任の委員については三役で検討することとした。

Ⅲ.次回(第10回)会議開催予定

2012年3月23日(金)午前11時~午後3時、教団会議室にて開催する。

閉 会 祈祷 岡本副本部長

※これは、教団救援対策本部会議の正式な議事録ということではありません。

311祈りのしおり

本日は3 月11 日です。昨年の今日、東日本大震災が発生し、大津波により多くの人命が失われ、家や財産や仕事場を全て押し流される被害が広い地域に生じました。また、これに伴って起った人災である原子力発電所の事故のために、多くの人々が故郷を奪われ、放射能汚染の不安が広い地域に及んでいます。日本基督教団に連なる多くの教会も様々な被害を受け、その復興はまだ緒についたばかりです。震災から一周年のこの日、私たちは心を一つにして、被災地の人々と教会に主の慰めと支えを祈り求めると共に、その歩みを支え共に担っている全国の諸教会の働きに主の導きと力づけを祈りましょう。

*『信徒の友』2012年3月号14-15ページに掲載されている「祈りのしおり」と相違がありますが、雑誌の編集作業後に確定した最新版が、こちらです。教会あてにお送りしたものもここに掲載した最新版ですので、これをお用いください。

311祈りのしおり(PDF版)

東日本大震災救援対策本部ニュース Vol.02

2月1日、教団救援対策本部より『東日本大震災救援対策本部ニュース Vol.02』が発行されました。

下記(PDF版)をクリックしてください。

東日本大震災救援対策本部ニュース Vol. 02

 

『現代日本の危機とキリスト教』

 

2011年8月末に銀座教会で行われました緊急シンポジウム「現代日本の危機とキリスト教」が本になって出版されました。私たちは何を聞き、何を語るかがこの本にはいっぱい詰まっています。身近な方々へのご紹介を是非お勧めします。

発売日:12月19日 価格:1,995円(内150円は救援募金)

 

<内容>

教会は神からどのような問いかけを聞くのか。それに答えて何を語っていくのか。

東日本大震災と原発事故を信仰者としてどう受け止め、何を語るか。

教会、神学、キリスト教教育、キリスト教、社会福祉の四つの視点から考える。

はじめに 石橋秀雄

■開会礼拝説教(北紀吉) 「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」

■教団総会議長挨拶(石橋秀雄) 「神の迫り」

■発題1 キリスト教学校の視点から(中山昇) 「何を学び、何を作りだしていくか」

■発題2 神学者の視点から(芳賀力) 『なぜ神は「悲しみの人」になられたのか』

■発題3 キリスト教社会福祉の視点から(稲松義人)「悲しみと苦しみに寄り添う」

■発題4 教会・教師の視点から(岡本知之)「教会は何を語っていくのか」

■特別講演(大木英夫)「土曜日のキリスト」

■閉会の祈り

あとがき・藤掛順一

日本基督教団救援対策本部・編 日本基督教団・刊

 

 

 

 

 

教団救援対策本部 第八回会議

東日本大震災 日本基督教団救援対策本部 第8回会議 決議事項

日 時 2012年1月10日(火)午前11時~午後4時20分

会 場 教団会議室

出席者 委員 石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北 紀吉、佐久間文雄、長崎哲夫、大村 栄、藤掛順一、

稲松義人

幹事 内藤留幸、藤盛勇紀、加藤 誠、大三島義孝、計良祐時、道家紀一、野村和正

欠席者 委員 田中弘志

陪席者 邑原宗男(奥羽教区議長)、高橋和人(東北教区議長)、秋山 徹(関東教区議長)、

岸 憲秀(全国教会幼稚園連絡会)、小宮山剛(教師委員長)、

竹澤知代志(教団新報主筆)、前北未央(救援対策本部職員)、伊東正道(信徒の友編集部)

開 会

Ⅰ.聖書 ヨハネの手紙 一 5章20節  祈祷  石橋秀雄本部長

Ⅱ.議事日程承認の件(陪席者承認を含む)

別紙資料により議事を進めること、および陪席者を承認した。

Ⅲ.前回記録承認の件

別紙第7回会議(2011年12月2日開催)記録案の一部を訂正し、承認した。

議 事

Ⅰ.報告事項

1.           募金関係報告

1月5日現在の募金状況として、国内募金が2億1273万1987円、海外からの献金が2億117万3258円となっていることの報告を受けた。

2.海外献金プロジェクト小委員会、救援対策本部事務局(11号室)報告

(1) 海外献金プロジェクト小委員会報告

大村栄委員(海外献金プロジェクト小委員会書記)が、別紙資料により小委員会での承認事項を報告した。

(2) 事務局(11号室)報告

加藤誠幹事が別紙報告書(月報、出張報告書、実施報告書ほか)に基づいて、盛岡大学における被災した学生に対する奨学金支援状況の報告、および、仙台エマオ、石巻エマオ、遠野自殺防止センター、短期保養プログラム、会津放射能情報センター等の活動報告をし、これを承認した。

3.教区報告

(1) 奥羽教区

邑原宗男奥羽教区議長が、教区常置委員会および支援委員会での検討内容、大韓イエス教長老会からの支援金、被災教会の状況等の報告をした。

また、「奥羽教区東日本大震災教区内被災教会支援会計」報告として、12月末での収入累計が60,409,146円(教団からの1050万円を含む)、支出累計が17,413,133円、残額42,996,013円となっていることを報告した。

(2) 東北教区

高橋和人東北教区議長が、被災教会の負担金減免支援、「エマオ」関係、教会救援復興委員会(教会付属関係施設放射線被害支援執行、放射線関係小委員会による緊急対策マニュアル作成・配布決定ほか)、建物復興関係小委員会(設計士による簡易診断実施、岩沼教会塔部分解体補修完了、鹿島栄光教会基本プラン検討ほか)、東北ヘルプよりの要請(日本版CPEのための寄付講座開設への協力依頼)、会津放射線情報センター(医師による健康診断実施計画ほか)等の報告をした。

また、「日本基督教団東北教区東日本大震災教会支援特別会計」報告として、11月末での収入累計が104,470,182円(ただし教団からの1050万円等を含む)、支出累計が60,433,593円、残額(繰越金)が44,036,589円となっていることを報告した。

(3) 関東教区

秋山徹関東教区議長が、被災教会の状況(水戸自由ヶ丘教会会堂・牧師館修復工事完了、益子教会修復工事完了)、アジア学院訪問、被災支援委員会の取り組み(支援ニュース発行、竜ヶ崎幼稚園復旧工事関係、甘楽教会および下館教会の被害状況、被害状況と支援希望額調査のための文章発送、今後の予定ほか)等について報告した。

(4) 東京教区

岸憲秀教師(千葉支区長)が、安食教会への支援内容について現在検討中であることを報告した。

4.その他

・支援基準検討小委員会

雲然俊美書記が、12月26日に開催した支援基準検討小委員会において、被災教会の再建・復興計画について各教区からの報告を受けた後、教団としての支援基準について検討し、「被災教会支援金配分要綱案」(別紙)を作成したことを報告した。

Ⅱ.審議事項

1.被災教会支援金配分要綱案について

支援基準検討小委員会から「被災教会支援金配分要綱案」および別紙「教会堂・牧師館再建・復興工事支援申請書〔教団受付分〕」が提案され、質疑応答および意見交換の後、これを承認し、今後、3月からの実施に向けて準備を進めて行くこととした。

「被災教会支援金配分要綱」

  (1)支援対象

会堂および牧師館とする。

(2)支援方式

①支援金は支援希望額の50%を一応の目途とする。

※支援希望額は各教会と当該教区の検討を経た調整額とする。

②支援金は、各教区で定める優先順位により順次配分する。

(3)支援開始時期

支援金配分の時期については、教団における支援希望額の精査を終了次第開始する。なお、第1期支援は2012年3月より実施する。

(4)貸出制度の創設

支援希望額の50%を上限とした貸出制度を設ける。なお、規則は別途定める。

(5)支援金の交付

各教会は事業収支計画書、実施計画書を教区を経て教団に提出し、教団より決定通知書を交付する。なお、書式は教団所定の書式による。

以 上

   関連して、佐久間文雄委員から以下の「教会堂及び牧師館建築資金貸付け要綱」(案)が提案され、返済開始時期や原資をどうするのかといったことについて意見が出された後、次回さらに継続して検討することとした。

「教会堂及び牧師館建築資金貸付け要綱」

    この資金の貸付けは、下記の要件を満たすものに貸与するものとする。

<対象>

第1条 東日本大震災により被災した教会及び牧師館を建築する場合、日本基督教団に支援金交付を申請した教会に限りこの資金を貸与する。

<貸付け限度額>

第2条 日本基督教団に支援金交付を申請した金額の半額を貸付け限度額とする。

<返済期間>

第3条 この資金の返済は、貸し付けた月を含む10年以内に返済するものとする。

<利息>

第4条 この資金の貸付け利息は年利0.1%とする。

<申請方法>

第5条 この資金の貸付けを希望する場合は、日本基督教団の定める様式に基づき各教区に申請し、その必要性について慎重審議の上、日本基督教団に申請するものとする。

<資金流用の禁止>

第6条 この資金の貸付けは日本基督教団が教会堂及び牧師館建築に必要とする資金を貸し付けるものであり、如何なる他の目的に流用してはならない。もしその事実が判明した時は、貸主からの通知催告がなくても当然に期限の利益を失い、ただちに元利金を返済する。

付則

この要綱は、     年  月  日より施行する。

2.海外献金プロジェクト小委員会からの提案事項に関する件

(1) 仙台エマオ専従者について

教団新報の公募「①東北教区被災者支援センター(通称:エマオ)有償ボランティア」に応募した齋藤篤氏(前岩本教会主任担任教師)の雇用を決定した(雇用期間は2012年1月10日~3月31日)。

(2) 11号室有償ボランティアについて

教団新報の公募「②救援対策本部室(通称:11号室)有償ボランティア」に応募した杉山真里菜氏(2012年3月国際教養大学卒業予定)の雇用を決定した(雇用期間は2012年2月1日~3月31日)。

(3) 日本版CPE(臨床牧会訓練:Clinical Pastoral Education)のための寄付講座設置プロジェクトについて

東北ヘルプ(仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク)より依頼があった、東北大学文学部に寄付講座「実践宗教学」を設置する(東北大学文学部に、東北ヘルプ等が事業主体となり、宗教者と学生を対象に日本版CPEを開講し、修了者には日本スピリチュアルケア学会による資格認定の道を開く)ための資金助成申請(3年間の予算9700万円の内、3000万円の支援依頼)について協議し、本救援対策本部会議から三点の要望(①受講生には東北大学以外からの学生も受け入れてほしいこと、③資金援助については仏教界からも応分の負担をしてほしいこと、②教授陣にぜひキリスト者を入れてほしいこと)を付して、3000万円を支援することを決定した。

なお、その要望を東北ヘルプに伝えるために岡本知之副本部長が赴くこととした。

(4) 牧人会あだたら育成園への建物改築費追加補助申請について

加藤誠幹事が、佐久間文雄委員と共に牧人会あだたら育成園を訪問し、施設の被害状況を確認した上でのこととして、前回決定した1000万円の支援(申請額は2000万円)に加えて、さらに1000万円の支援ができないだろうかとのことを11号室からの提案として述べた。

これについて協議し、牧人会からあらためて理由を付して東北教区を通して再申請をしてもらい、その上で次回の本救援対策本部会議で扱うこととした。

(5) 釜石における自殺防止センターの活動について

前北未央職員が、釜石市社会福祉協議会より、同市においてもたれている「おちゃっこ会議」に出席し、全体としてボランティアの数が減っている中でボランティア各団体がお互いに連携して関わりをもって行くこと、高齢化社会の中で被災した釜石における仮設在宅で起こる問題は大きなものであること、被災された方で仮設住宅に入居していないで在宅でいる世帯が400世帯以上あることなどが話題となったことを報告した。

なお、釜石において釜石市社会福祉協議会と自殺防止センターとの間で意思疎通の行き違いがあり、同市における同センターとしての活動は難しい状況にあること、「おちゃっこ会議」のメンバーに加えられたということは意義があることであり、今後教団として真摯にかかわっていくことが大事であると思われることを述べた。

その後、意見交換をし、釜石における自殺防止センターの活動については一旦休止とし、新たに次の活動の計画を練ること、ドライバーの雇用については当面今の条件で働いていただくこととし、次回会議において再度検討することとした。

3.募金達成に関する件

国内募金達成に向けて協議し、募金達成のために一番大切なことは募金の使途を明確にすることであるとの意見が出されたほか、地区や教区の総会でアピールできるような資料や画像などの説明キットのようなものがあるとよい(11号室が資料を出して専門家に作成してもらうなど)、各教区での募金活動の取り組みを紹介してはどうか、国内募金の振替口座名と番号を教団新報や救援対策本部ニュースに毎回掲載してほしいといった提案がなされた。

4.「311246 祈りの時」集会開催に関する件

藤掛順一委員(シンポジウム、3・11諸集会準備委員会書記)が、同準備委員会において検討していることとして、2012年3月11日に全国の諸教会において祈りの時をもつことができるように、「祈りのしおり」といったものを作成すべく準備中であること、および、教団として集会を開催することについてはまだ検討中(各教区で行なう集会に教団から誰かを派遣したり、教団が共催するような形をもつなど)であることを報告した。

また、8月末にもたれた緊急シンポジウムの記録集である『現代日本の危機とキリスト教』が出版され、各関係者・関係機関に送付したことを報告した。

5.広報活動について

『東日本大震災救援対策本部ニュース』第2号発行に向けて、各教会においてもコピーや印刷をしやすいような白黒印刷としてほしい、一面に募金の口座名・番号を明記してほしい、および、会計報告を分かりやすく掲載してほしいなどの要望が出された。

Ⅲ.次回(第9回)会議開催予定

2012年2月27日(月)午前11時~午後5時

閉 会  祈祷 高橋和人東北教区議長

※これは、教団救援対策本部会議の正式な議事録ということではありません。

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