【4889号】第21回部落解放青年ゼミナール 「すぐ気づけ差別」をテーマに

 8月7日~9日にかけて第21回部落解放青年ゼミナールが京都の平安教会を会場に開催された。30名を超える青年を中心とする参加者に恵まれ、共に部落解放の思いを語り学ぶ時を持った。今年はテーマを「すぐ気づけ差別」とした。京都には「京の三大漬物」という言葉があり、これは「千枚漬、柴漬、すぐき」を指した言葉である。「今年は京都でやるから」ということで「すぐき」にちなんでダジャレで付けたのがこのテーマであった。

 そんな冗談で始まった今年度の準備委員会であったが、京都での差別・被差別部落の歴史を考える中で、京都の解放同盟の方を紹介して頂き、京都市内でのフィールドワークと学びの時を持つことが出来た。

 今回、フィールドワークをさせて頂いた地域は室町時代から存在を確認できる所で、死んだ牛馬の処理や皮革産業、庭造りなどを生業とし、牢屋の警備などの仕事も奉行所などから命じられて行い、時には為政者からも重要視された。京都と言えば「枯山水庭園」も有名であるが、昔の庭造りに多く関わった地域であった。京都にあって文化に関わる大切な仕事をしていたにもかかわらず、「差別」され続けてきたのだそうだ。

 フィールドワークでは市内中を巡り歩き、様々な学びを得ることが出来た。どこも、日常的に車で走る道や、普段友だちと遊びに行くところであった。私たちは逐一驚いた。差別された抑圧の歴史は、私たちのすぐそばにあった。ダジャレで付けたテーマであったが、「すぐ気づくことが出来るのか」と問われた3日間であった。そして「気づき続けること」も大切である。差別はいけない、そう語ることだけは簡単かもしれない。しかし共に歴史を学びながらそれぞれの言葉、それぞれの場所で解放を叫ぶものでありたい、みんなで話し合いの出来た良き3日間であった。 (桝田翔希報)

【4889号】▼伝道対策検討委員会▲ 次総会期、委員会継続を決定

 8月31日、教団会議室にて第8回教団伝道対策検討委員会を開催した。

 前回議事録承認の後、第6回常議員会において、議案「教団伝道推進に関する件」(「伝道推進基本方針」展開、「献金運動」具体化、伝道推進を目的とした教団機構改定検討)は、内容を整えて次回常議員会に提案することとなったことが報告された。

 続いて、次総会期に本検討委員会を継続して設置することに関して、石橋秀雄委員長は、これまでの委員構成(三役、常議員8名、教区議長8名)に伝道推進室書記を加え、伝道の取り組みや「献金運動」の推進を具体化する委員会とすることを提案した。

 これに対して委員から、議案としての体裁を整える必要がある、第6回常議員会において「教団機構改定案骨子」の内容を検討できなかったことは残念であった、教団機構改定を常議員会で検討することを明確にすべき、委員には全教区議長を入れてほしいといった意見や要望が出され、再度三役が議案を検討することとした。

 次に、今後検討すべき事柄について話し合い、第41回教団総会において、教団機構改定について協議する時間をもつことを教団総会準備委員会に提案することとした。また、常議員会における検討を進めるために、第41総会期第1回常議員会において、これまでの機構改定に関する議論や課題等について協議する時間をもち、「機構改定案骨子」の内容を実質的に審議することにしてほしいとの意見が出された。

 その後、本検討委員会の総括をテーマとして話し合い、各委員より、教団が持っているネットワークの大切さを確認した、教区議長会議を複数回開催したことは大変意義があった、常議員会・本検討委員会・教区議長会議それぞれにおける検討が噛み合っていない等々の意見が出された。

 最後に石橋委員長が各委員の労苦に対して感謝し、今総会期最後の検討委員会を終えた。(雲然俊美報)

【4889号】▼世界宣教委員会▲ 派遣青年たちの報告を受ける

 6月1日、第4回世界宣教委員会では、通常の報告事項として世界各地に派遣されている宣教師の状況を共有した。

 また、3月8日から13日にかけてタンザニアで開催された世界教会協議会(WCC)世界宣教伝道会議の報告を参加者の野川祈氏(国立)、三浦洋人氏(仙台北)にしてもらった。教団総会でも両氏による報告を予定しているが、各国から集った1000人規模の多様性を肌で感じたこと、日本には無い課題を知らされ、幅広い視野を持つ大切さが報告された。

 主な協議事項として2018年度予算、海外宣教師に対する医療、教育、語学研修の支援条件について話し合われた。

 9月7日、第5回委員会においても各宣教師の状況確認をした。
 
 続いて、6月11日から24日にスイスで開催された「ミッション21・ユース・サミット」及び7月28日から31日に台南で開催された「ミッション21・アジア・フェローシップ・ユース」について、岸ひかり氏(千葉本町)から報告を受けた。それぞれ関係教団や各教会の青年代表が集い、デボーションやワークショップが精力的に持たれた。日本からも引き続き派遣できる人材を見出す必要があることを受け止めた。

 当委員会は、文化的背景の異なる各国、各教団との連絡や連携、派遣宣教師と受入れ宣教師の状況把握、そして青年海外派遣と受入れなど、協議内容が多岐にわたる。このようなエキュメニカル・ミニストリーの働き、意義を教団内外にさらに周知したい。委員会発行「共に仕えるために」によって、祈りに覚えてもらいたい。(近藤 誠報)

【4889号】教区議長コラム 兵庫教区 古澤啓太 避けて通れない教区

 当教区は兵庫県が範囲で、111教会・伝道所、現住陪餐会員は6834名(16年度)です。教区の置く4地区は、阪神2992名、神戸2599名、播州1156名、但馬87名です。うち2地区計で7割強を占める阪神と神戸が長らく活動休止状態でした。が数年前に神戸が復活、阪神はまだ有志形式ですが今年度急ピッチで地区機能を整えています。一県一教区とはいえ県内外から県民意識の希薄さが言われます。古来の行政区分をほぼ無視して5国(7国説も)の各全域か一部が一つとされた県です。「明治政府が神戸を発展させるべく、むりくり一つの県にして播磨(播州)・但馬の豊かな税収を神戸に注ぎ込んだ」歴史が教区の会議でも共有されます。そこにさらに教団の合同教会の面やその多様性を、旧教派単位的集団離脱等の歴史に痛みを覚えつつ、豊かさと受けとめ、多面的に議すのが当教区流といえるかもしれません。

 「本州陸路縦断で決して避けて通れないのが兵庫県」だそうですが、当教区的には四国・九州を含め14教区と陸路で繋がる意識です。こと1995年1月の大地震以降、各地で災害が発生し、他教区の皆さんや物資が兵庫の東や西に行かれるたび、立ち位置や使命を洗練させる動機を与えられています。他教区の皆さんにとり、良い意味で避けて通れない教区でありたい。さる定期総会でおもに空路で繋がる北海教区と宣教協約を締結できました。あの大地震のとき直ちに支援下さったのが北海でした。そして、もう一つのおもに空路で繋がる沖縄教区との関係は、教団と各個教会の中間たる教区にー歴史に鑑み沖縄だけでも特別にー教会性を持たすことができるかを含め、教団をあげて議すことが避けて通れないと思います。(兵庫教区議長)

【4889号】消息

森田 進氏(無任所教師)
 18年7月27日逝去、77歳。埼玉県生まれ。11年東京神学大学大学院卒業。同年より土師、大泉ベテル教会を牧会。
 遺族は妻・森田直子さん。

水野 穣氏(隠退教師)
 18年8月11日逝去、61歳。福島県生まれ。83年東京神学大学大学院卒業。85年より久世、飯盛野、浜松、屋島教会を牧会し、18年隠退。
 遺族は妻・水野文さん。

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