【4581号】「聖礼典執行」めぐり激論 西東京

五月二九日から三十日にわたって、第十三回西東京教区定期総会が国分寺教会において開催された。横山幸夫牧師の説教による開会礼拝の後、議員総数二百二名中百三十名の出席が確認され、開会が宣言された。准議員承認、組織会、議事日程承認と続き、教団問安使山北宣久教団総会議長の挨拶を受けた。議場からは、「セクシュアル・ハラスメント問題」について言及がないことや「合同のとらえなおし」について説明不十分であるとの指摘がなされた。また、挨拶文中の「正しい聖礼典執行」について、議場から質問がなされ、議論が交わされた。
村田元関東教区副議長による新潟中越地震被災支援感謝の報告をはじめ来賓挨拶の後、議事に入った。教区議長報告についても様々な質問が議場からなされた。沖縄との交流ツアーが実行できなかった点について、久山康平議長は、信徒による交流を重んじて計画を進めたが、調整が難しかったと答えた。また、教団総会の報告がないことについては、西東京教区として統一した参加をしたのではなく、一人ひとりが教団に関わったと認識しているからである、と説明した。
次に久山議長は、諸報告を続けながら、議長と副議長選挙に入ることを、議場に諮り了承を得た。即座に選挙が行われた。議長には吉岡光人(吉祥寺)、副議長には若月健悟(国分寺)が選出された。書記は、正副新議長が相談して、翌日指名することになった。
夕食休憩の後、常置委員選挙が行われた。吉岡議長は、二〇〇四年度教区剰余金処分の件まで上程したところで、一日目の議事の終了を告げた。常置委員選挙の開票は、翌日となった
二日目は、追悼式と四月に教区に着任した教師の紹介を行った後、書記の選出が行われた。道家紀一(井草)が正副議長から指名を受け、議場は承認した。続いて准允式の件が直ちに諮られた。次の三名の教師が承認され、准允を受けた。
北川善也(阿佐ヶ谷)、中西碧(八王子栄光)、吉岡喜人(南三鷹)
昼食休憩を挟んで、各報告審査委員会の報告を受け、決算も含めた二〇〇四年度諸報告が承認された。 次に、二〇〇五年度各部委員の選任、各部計画、予算の審議に入り、若干の質疑の後、可決された。小休憩の後、「土地建物特別会計規則変更の件」「北海教区との宣教協約の件」の審議が行われ、原案通り可決された。最後に、吉岡議長の司式による閉会礼拝をささげて、総会を閉じた。
常置委員(半数改選)
【教師】真壁巌(相愛)、久山庫平(南三鷹)、山畑謙(小金井緑町)
【信徒】高橋豊(白鷺)、小中乃芙子(永福町)、川原正言(南三鷹)
(道家紀一報)

【4581号】「地震被災」支援に集中 関東

「今総会は地震総会と心得ている」。飯塚拓也書記の発言がいみじくも、この総会の全てを物語っていた。五月三一日、六月一日の両日、大宮ソニックシテイーを会場に、正議員二六四名中、開会時一五六名の出席を得て開催された第五五回関東教区総会は、その時間も関心も、大方、洪水・地震・雪害についての報告、今後の対応に関する議論に向けられた。
議案の審議に先立つ、プロジェクターを用いての被災支援報告では、被害の根深さを再認識させられた。「雪掘りとは、悲しみを掘り出すこと」というナレーションが耳に残った。また、六日町教会の新井純牧師は、ボランティア活動発足時を回顧し「私たちの思いを超えた方が、一人ひとりを活かして用いられ、私たちを通して働かれる。一人ひとりの背後に神がおられる」と、災害支援によって生まれた地域社会との連帯・信頼関係、同労者・諸教会への感謝を述べた。
「『新潟県中越地震』被災教会・被災地支援推進に関する件」の審議では、積極推進論だけではなく、「献金は二重性ないし三重性を持ち分かり難い」、「最終的な支援規模が不明」「献金の困難さを懸念する」という意見や危惧も述べられたが、結果的に満場一致とも見える圧倒的多数で原案が可決された。
議案の骨子は、下記の四点。1.支援委員会を特設委員会として設置する。2.支援センターを設置する。3.被災日に近い主日を「『新潟県中越地震』被災教会・被災地を覚える主日」とし、復興を祈り、献金をささげる。4.教団の「被災教会会堂再建支援の募金」および関東教区の「『新潟県中越地震』被災教会・被災地支援募金」の二つの募金に取り組む。
「『無任所教師を教区総会の推薦准議員に選任する件』廃止の件」については、議論が沸騰した。教区の現状に鑑み、第四六回教区総会での決議を廃止し、無任所教師の総会出席はその都度常置委員会で推薦し実現するという主旨であったが、無任所教師の立場・権利を慮る意見が相次いだ。飯塚書記は再三、無任所教師の働きを軽視するものではなくむしろ逆であると説明したが、挙手の結果、一六〇名中賛成七七名、僅差で否決された。
山北宣久教団総会議長の挨拶文を巡っては、他の多くの教区と同様に、「正しい聖礼典」という表現を巡って、質疑があったが、時間の制約もあり、議論が深められるには至らなかった。
准允式に臨む教師が一人づつ所信を述べ、逝去教師の関係者が全員壇上に上げられて紹介されるなど、実に細やか丁寧な紹介がなされた。来賓には謝辞と共に「お土産」も手渡された。「血の通った教区」を標榜する関東教区の特徴と言えようか。
三役と宣教委員長の選挙が行われた。三浦修議長(埼玉和光)と村田元副議長(原市)は一回目の投票で決定したが、疋田國磨呂宣教委員長(大宮)は、三回目の決戦投票も僅差であった。結果、総会の委託を受けて正副議長が指名した飯塚拓也書記(竜ヶ崎)を含めた四役とも留任となった。
常置委員
【教職】 塚本潤一(高崎)、石橋秀雄(越谷)、平山正道(四條町)、上島一高(新潟)、原田史郎(東中通)
【信徒】金刺一雄(上尾合同)、茨木公子(川越)、滝川英子(七里)、和田献一(氏家)、内山一 (鹿島)

【4581号】荒野の声

▼火のような猩々緋の服折を着、唐冠纓金の兜を被った『槍中村』の姿は戦場の華、敵にとっては脅威、見方には信頼の的であった。▼筒井との戦、初陣に臨む主君筋の若武者に請われ、中村新兵衛は服折と唐冠を貸し与える。若武者は『槍中村』の形に脅える敵兵相手に、存分な働きを見せる。一方、黒皮縅の冑、南蛮鉄姿の新兵衛は、二番槍の駒を進める。敵は猩々緋の恨みを黒皮縅に復讐せんとばかり猛り立つ。▼いつもは虎に向かう羊のような怖気が、敵にある。勝手が違うと感じた新兵衛は平素の二倍もの力を振るった。しかし、兜や猩々緋を貸した後悔が頭をかすめたとき、槍が縅の裏をかいて彼の脾腹を貫いていた。▼昼ドラ『真珠夫人』で久しぶりに脚光を浴びた菊池寛の『形』、元々文庫本三頁の掌編を更に要約する愚を犯しても、紹介したかった。▼形か内容か、信仰的にも永遠のテーマだろう。内容のない形は空しい、しかし、形無くして内容は盛れない。ところで、文庫版の巻頭作品は、『恩讐の彼方に』。示唆的だと思う。

【4581号】篠ノ井教会設立を涙で報告 東海

第七九回東海教区定期総会は、五月二四日~二五日、翔峰(松本市)を会場に開催された。正議員一九四名中一六五名出席。
議事冒頭の教区議長報告、教団問安使の竹前昇総幹事挨拶に続いて、教区議長選挙が行われた。今回は議長、副議長、書記の三役が東海教区規則内規の多選禁止にかかり、伝道委員長を含む教区四役の顔ぶれが一新した。新議長には北紀吉(愛宕町)、副議長に山本将信(篠ノ井)、書記に栗原清(岩本)、伝道委員長に小出望(静岡草深)の各氏がそれぞれ選出された。
また本教区総会にて、篠ノ井教会設立に関する議案が上程され、満場一致で可決された。篠ノ井伝道所は、一九六一年四月に設立。二〇〇四年三月に現住陪餐会員数が三〇名となり、同年九月一二日に開催された臨時教会総会において、第二種教会申請を決議した。篠ノ井伝道所の役員は、これまでの経緯を涙と共に報告し、教区総会にて教会設立に関する件が可決されたことに対する謝辞を述べた。続けて、主任担任教師の山本将信牧師が挨拶を述べ、教団総会副議長でもある小林眞議員が篠ノ井教会を覚え、感謝の祈祷をささげた。
特設委員会継続に関する件では、部落差別問題特別委員会を継続することが可決された。
本教区総会には、関東教区より疋田國麿呂宣教委員長が派遣され、一日目の夕食後に、被災地の現状報告とこれまでの支援活動に対する謝辞が述べられた。
東海教区は昨年度、「新潟中越震災」支援活動を行ってきたが、その活動報告・会計報告も議事の中で行われた。教区内諸教会・関係諸施設から献金が寄せられたこの支援活動も三月末をもってその活動を終え、剰余金約一七六万円が関東教区の新潟県「中越地震」被災支援活動献金として捧げられることになり、その献金目録が、山本将信前東海教区伝道委員長より関東教区の疋田宣教部委員長へ手渡された。
本教区総会で、一名の教師が准允を受け、神に召され、教師として立てられた喜びを語った。
また昨年度末に二名の教師が隠退されたが、当日議場で挨拶された小島章弘隠退教師、ならびに「みんなの顔を見ると涙が出てしまうから」と当日欠席された石川守正隠退教師を覚え、謝辞が述べられ、祈りが捧げられた。
教区常置委員選挙結果
【教職】 大沢秀夫(松本)、西之園路子(蒲原)、伊藤瑞男(静岡)、長倉勉(三島)
【信徒】 辻昭(静岡)、塩入隆(長野本郷)、小林貞夫(日下部)、古川昭(遠州栄光)   (西之園路子報)

【4581号】キリスト教センターめぐり激論 沖縄

第五九回沖縄教区定期総会は、五月二九、三〇両日、ぎのわんセミナーハウスを会場に、開会時正議員四六名中三七名が出席して開催された。
昨年に引き続き、問安使を拒否した今総会で山里勝一議長は、教団との関わりに「しばらくの間距離を置く」ことを議長報告で改めて確認し、「将来教会検討委員会」が合同のあり方を鋭意検討していると述べ、「合同は誤りであったと総括出来れば良いと思っている」とつけ加えた。
もう一つの重要主題は、沖縄キリスト教センター(以下センターと略)問題で、総会の大半の時間が割かれ、三役・常置委員選挙の行われない今総会はセンター問題一色だった。
03年、センターの宿泊業務が違法との当局の指摘を受けて以来、宿泊業務を中止し、事業運営検討特別委員会が昨年九月、「維持、機能縮小、売却或いは賃貸、いずれを選択しても、赤字は不可避」との答申を出した。
この答申を受けて常置委員会は、「センターの事業を一部閉鎖し、職員全員を本年六月三〇日付けで解雇する」(四号議案)、「教区研修センターからの借入金二九八〇万円の弁済を免除する」(五号)、「センターの維持、残された事業のためセンター管理委員会を設置する」(六号)の関連三議案を総会に提案していた。
これに対し、職員の全員解雇に反対し、事業の継続を訴える望月智議員(志真志伝道所)、竹花和成議員(首里)の建議二案が議案として採択され、常置委員会議案と対峙。一日目夕食後、「センターに関する協議会」が開催された。
協議会では活発な意見表明が続いた。「センターは十八年間、宣教の場として活躍して来た。一般客が無理でも教区内外の教会員の利用を活発化すれば危機を乗り越えられる」「開館当時の『利益を教区の互助のために使おう』との期待がセンターに過大な負担となった」「教区が借金をしてセンターを建て、教区の財産としているのに、借金はセンターに返せというのは筋が通らない」と、教区とセンターの関係を問い直す意見が相次いだ。
協議会後、常置委員会が直ちに開催され、その合意が、二日目午後、新議案として議場に提示された。それは、「センター関連三議案を来年の定期総会まで継続とし、センターと教区の関係について、05年度末までに方向性を出す」というものだった。
常置委員会が先の決定を覆したことには訳がある。建築設計事務所から建築基準法の但し書き(特例)、第一種中高層住居専用地域内であっても、「良好な住居の環境を害する恐れがなく、又は公益上止むを得ないと認めた場合はこの限りでない」を援用すれば、事業の継続は可能であるとの新提案が教区につい最近示されたからだった。
三議案を取り下げず継続とした理由を、平良夏芽書記は「計画が一〇〇%成功するとはいえないこと。宿泊業務が再開出来てもなお赤字が出るかもしれない」ことを上げ、山里議長は、「赤字の累積を防ぐという昨年の総会の意思を覆すことは許されない」と語った。
この新議案に議場から賛否両論が相次いだが、望月議員提案の「四号議案に反対し、05年度センター事業を継続する」議案に、「宿泊部門に関し、合法化する手続きを推進する。センターと教区の関係について、05年度末までに方向性を出す」文言を追加する修正動議が成立。表決に付され、二六人中一四人の賛成で可決成立した。
この結果、四号議案は廃案となり、五、六号議案は来年総会への継続案が可決された。困難な時期に現れた唯一の前向きな継続プランに託して見ようということで議場が合意し、常置委提案と議員提案の折衷議案を可決して、結論を一年先に持ち越した形となった。
(永井清陽報)

  • 共に仕えるためにPDF

    宗教改革500周年記念事業

    International Youth Conference in Kyoto

    日本基督教団2017年度宣教方策会議

    公募・公告

    エキメニュカル協力奨学金 申込書類一式

    日本基督教団年鑑2019年版

    よろこび

    日本基督教団 伝道推進室

    東日本大震災救援対策本部ニュース

    教団新報 archive

    教日本基督教団 文書・資料集 申請書等ダウンロードコーナー

    月間 こころの友