【4584・85号】「新潟県中越地震」覚える主日制定

「『新潟県中越地震』被災教会会堂等再建支援委員会報告」に関しては、山北宣久議長が、「『新潟県中越地震』被災教会・被災地を覚える主日制定に関する件」も併せて審議することを提案し承認された。
小橋孝一委員長は、「一億五千万円どうしても集めなければ再建は出来ないという状況が明らかになっているので、責任を感じている。関東教区も募金しているが、それぞれ勝手にしているのではなく、よく相談している。使途は明確であり、連絡しあっているので、競合ということはない。しかし、募金の現状は厳しい」と説明した。
三浦修関東教区議長は、毎月五教会を訪問していること、教会が個々に募金すると混乱が生まれること、設計士・診断士に判定してもらい対応を考慮していることなど、状況を説明し展望を述べた。
小出望社会委員長は、社会委員会で検討した募金の会計処理について報告し、「教区との話し合いで、救援活動のためと目的を定めて募金した。関東教区から残金の繰り入れの要望があったので、支援センターを通して繰り入れることを認めた。救援活動は終了し、支援の段階になっているとのことなので、区切りで会計決算報告を出し、残金は教団に戻して欲しい」と経緯と要望を述べた。
飯塚拓也委員は、見附教会敷地の液状化の状況を説明、移転の可能性を検討する必要があることを指摘し、「土地の売買の資金手当は緊急を要する場合がある。そこで社会委員会に繰り入れを要請した」と経緯と今後の見通しを述べた。
委員会報告は、承認された。
「『新潟県中越地震』被災教会・被災地を覚える主日制定に関する件」については、一主日ではなく、月間にすべきだという意見が多数述べられた。根拠として、「『覚える日』だと礼拝献金を献げるという意味に取るが、それは献金の主旨とは違う。月間の方がコンサートを開くなりして工夫し募金できる」ということが上げられた。また、「一〇月には他の募金が重なる、募金は一主日に限らない」等の意見が述べられた。
佐々木美知夫常議員から、主日ではなく月間を制定する、という主旨の修正案が提案されたが、少数否決された。しかし、修正案も含めて、『新潟県中越地震』を覚えるという原案の主旨には反対する意見はなく、採決の結果、原案は可決された。
議案原案は次の通り。
第34総会期において被災日(10月23日)に近い主日(05年10月23日、06年10月22日)を「新潟県中越地震」被災教会・被災地を覚える主日とする。
この主日にともなう計画は「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会に一任する。

【4584・85号】多様な課題が盛られる総幹事報告

第34総会期第二回常議員会は、七月一一~一二日、三〇人全常議員が出席して開催された。
冒頭、議事日程を巡り議論があった。『濱田辰雄教師と阿部洋治教師の正教師登録の件』について、西澤宏常議員より、「これを議案としたのは、いかにも唐突であり、教師委員会報告等との兼ね合いで疑念を持つ」という反対意見が述べられた。これに対し、山北宣久議長は、「形式が整い、時間的に間に合えば常議員提出議案は議題として取り上げている」と答えたが、後宮敬爾常議員は、「議事三五を排除する」という主旨の議事日程修正案を提案した。採決の結果、修正案は少数否決され、原案は賛成多数で可決された。
但し、この議案は他議案の審議が白熱し、全体に時間が足りなくなったために、二日目閉会間際に二六号以下の議案と共に一括上程された上、継続審議の扱いとなった。
総幹事報告を巡っては、過去数回の常議員会と同様に多くの項目について沢山の質問・意見が述べられた。
事務局会計と出版局会計との関係について、不正な処理ではないかと疑義を唱える意見に対して、竹前昇総幹事は、「諸事情があり、変則的な処理をしてこなければならなかったが、不正ではない。二~三年で正常な会計処理が可能になる。出版局も当然正しいと考えてこのような処理をしてきた」と答えた。
また、個人情報が掲載されている教団年鑑を市販していることについての見解を問う発言に対して、愛澤豊重総務幹事は、「結論的には個人情報保護法に抵触しないと考える。議員名簿は問題がない。役員名は団体報告なので掲載しても良い。また教師住所の掲載はこれまでも本人の意向を問うてきた。一方で、教会毎に記す年度報告書は、指摘の問題に該当する可能性がある。記入調査の時点で、年鑑にのみ用いることをお断りする必要があると考える」と答えた。
「『働く人』の編集方針の変更はあるのか、どのように変わるのか」という質問に対して、竹前総幹事は、「『働く人』の意義が時代と共に変化している。それに見合った編集をしなければならない。方針については、発行続行も含めて委員会内で激しい議論がある。今年度発行するために編集委員を選んでいる。その後については議論を見守りたい」と述べた。
会計監査からの要望書についても意見が述べられたのに対して、竹前総幹事は、「大変に重要なことが簡潔に述べられていると評価している。個々、議案で取り上げる」と答え、また、佐々木美知夫常議員は、「会計監査が指摘するような問題は、竹前総幹事就任前に起こったことであり、今起こったことではない。現在はその事実が少しづつ明らかになり、対応策が取られている」と見解を述べた。
その他『地震・教団』の在庫処理について、幹事の退職金について、兵庫教区センターの運営上の問題について質疑があった後、総幹事報告が採決され、承認された。

【4584・85号】第34総会期 第2回常議員会

重要案件に白熱した議論

セクシュアル・ハラスメント事件を巡っての教師委員会の対応、教憲第九条の改革について、年金制度の改正案、更に新潟県中越地震、今常議員会では耳目を集める重要案件が重なった。一方で、「合同のとらえなおし」を初めとする懸案事項は、容易に解決の道が得られる問題ではなく、事柄によっては糸口が見えない状態が続いている。教団存亡の危機という声さえ聞く。常議員会の働きはますます重大であり、教団に連なる信徒・教職の祈りがここに集められることが期待される。

【4583号】教区総会を終えて

六月二五日開催の神奈川教区総会を最後に、全教区総会が終了。私は問安使として五教区を廻り、自分の所属教区を加えると六教区の総会に出席したことになる。
当然ながら、会場(教会・ホテルなど)の違いをはじめ、協議方法や、さらに議される課題は様々であり、そこに教区独自の姿勢が明確に示されていた。
そんな中で改めて考えさせられたことを一つだけ記したい。
それは、廻った教区総会で執行された准允式と按手礼式に使用された式文のことである。
A教区では、「口語式文」を、B教区では「新しい式文」を、C教区では自分で作成した式文を使用しておられた。確かに、「口語式文」は第一〇回教団総会で承認されてはいるものの、これを使用しなければならない、という規約(強制)はないので、何を使用するかは、執行する教区議長に委ねられている。
また、議場には准允式・按手礼式の式文を知らない議員がほとんどであるから、どの式文を用いたのか、その区別もつかないだろう。
しかし、合同教会と告白しながら、大切な准允式・按手礼式執行の式文が違うというのはどうなのか、と考えざるを得なかった。
勿論、使用規約がない以上、個人的に作成した式文が無効、即ち、その執行した礼典そのものが無効などと言うつもりは毛頭ない。
しかし、合同教会における伝統の幅は十分認めつつも、なお「典礼委員会」のない教会の弱さを少し感じたことである。
(教団総会副議長 小林 眞)

【4583号】人ひととき 平野節子さん

人間を発見し、真ん中に礼拝を発見して歩む

思い立って、夫と相談して二人で「ピースボート」に乗り込んだ。フィリピンから始まり、東南アジア諸国、アフリカ、アメリカ、南アメリカ、…。南半球一周一〇二日間の船旅は、太平洋戦争の激戦地ラバウルに行き着く。
「じつは、まったくの観光目的でした」と平野さんは正直に語る。船上ではたしかに多くの学びの機会が与えられ、とくに環境問題の学習については、国内各地に行っては感じていた問題意識を持って臨んだ。しかし、もとは観光目的の旅で三ヶ月半はきつい。「ものすごく、空しくなりました」。
そこで平野さんは思いきって呼びかけた。「クリスチャンの方、集まりましょう」。四方は見渡す限りの海原、自ずと心は上を向くのか。九〇〇人の乗客の中から、一八人のクリスチャンが集まった。日本におけるキリスト者の割合の二倍だ。
礼拝が始まった。ある牧師の娘さんがお父上の説教集を持っていたので、それを読んだ。「何をやっていても、真ん中に礼拝がないとだめだと思いました」。海の上で、礼拝という「真ん中」ができた。今でも当時の仲間が言う。「教会を作っていましたよね」。
高校二年生の時、横浜指路教会で洗礼を受けた。ひとことで言えば「文学少女」。トルストイやドストエフスキーを通して、人間の心理的なものに興味を引かれていた。「いろいろな人間がいるんだ」。信仰と文学との出会いは、将来歩む道を備えていた。神奈川県の職員として知的障害児の施設や児童相談所で働き、子育ての目処がついてからは、地域作業所で奉職。所長を務めて定年退職。かねてから計画していたとおりCMCC(キリスト教メンタル・ケア・センター)へ。「人間は弱くなってきていると感じます」。「病に弱い人間」の発見を強く意識しながら、電話相談を受けている。あの「真ん中」が与えられることを祈る。

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