【4582号】アルバイト急募

◎職 種 編集・出版営業アシスタント
◎資 格 キリスト者が望ましい
40歳位まで
◎待 遇 委細面談
土・日・祝日休
◎交通費 支 給
◎応 募 履歴書(写真貼付)
7月26日(火)必着
書類選考後、面接日を通知します。
応募書類は返却しません(秘密厳守)。

日本キリスト教団出版局
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18
総務課 Tel 03-3204-0421

【4582号】人ひととき 鶴田 岬さん

弁護士から牧師に

弁護士の鶴田岬さんが教会に通い出したのは、三〇代の半ば、愛娘が通っていた戸山教会の幼稚園に父兄として訪れたのがきっかけだった。以来、熱心に礼拝に出席するようになった鶴田さんは、五年後に受洗した。
「私は、ヤメ検なんですよ」という鶴田さんは、「検事の世界は狭いんです」と、大阪地検検事を一年勤めて退職した理由の一端を説明してくれた。弁護士となって上京した鶴田さんが、何故、教職を目指すようになったのか。
以前は、民事専門だったそうだが、この十数年来、刑事事件の扱いが多くなった。当然のことながら、多くの容疑者と接することとなる。
「人は、愛を知るために生まれてくる。神は愛を知る旅に人を遣わしている。そのことを容疑者に伝えたいと思った。相手は一人かもしれないが、福音を伝えることが出来るのでないかと考えたから」だという。
五年前、弁護士業を続けながら、神学校に入学した。時間のやり繰りは無論大変だった。
「大変だろうなと覚悟はしていたが、不思議なことに、神学校に入学してから仕事が増えて来た。きっと柔和になったのだろう」と述懐する。
法曹界にキリスト者は数多いが、教職に進んだ人は稀である。 「キリスト教は道徳ではなかったことがわかった。残忍な事件の容疑者、死刑を求刑された者、判決を受けた者をどう弁護するか弁護士は思い悩む。以前は、法曹界は福音とは別の原理で動いているように思っていたが、今ではキリスト教原理の中で弁護し、福音を伝えることが出来ると思っている」という。
昨年春、神学校を卒業して、母教会の伝道師となった。今は、月一回の講壇と聖研、婦人会を担当している。神学校に進むことを決めた時、卒業した時、教師試験に合格した時、「会員の皆さんが本当に喜んでくれた。皆さんに支えられて今の私はある」。

【4582号】戒規執行にいたる経過

二〇〇一年五月八日付で九州教区常置委員会から粟津安和教師に対して戒規執行の提訴がなされ、教師委員会は三期にわたりこれを審議してきた。
法廷で係争中の案件に対し、教師委員会が下す決定は双方に何らかの加担ないし干渉になり、また教師委員会には法廷を超える調査をすることに限界もあった。
損害賠償請求の民事裁判は、二〇〇五年四月二二日、大阪高裁で判決が出され、確定した。
その判決により事実認定をし、粟津安和教師に対し二〇〇五年六月三日、後記のように戒規を決定した。
(教師委員会)

 

戒  告

日本基督教団
正教師 粟津安和

上記の者、日本基督教団教師として不適切な行動があったことを認め、教規第一四一条、戒規施行細則第一条及び第二条により戒告処分とする。

二〇〇五年六月十六日

日本基督教団
教師委員会
委員長 軽込 昇

 

議長談話
粟津安和教師に対する教師委員長名による「戒告」処分が出されたことを重く受け止めています。
判決が出たからというより、裁判にまで持ち込まれて争われたこと自体がまことに遺憾に思っていました。
ここにまで至ってしまったこと、また至らしめてしまった力の足りなさを議長としても申し訳なく思います。
何よりも被害者と関係者の平安を祈ってやみません。いろいろな状況・背景にある問題性があったにせよこれほどまでに証しにならない事を公にしてしまったことを悔い、戒告の意味を汲み取り、粟津安和教師が悔改め真摯に対応していかれんことを望みます。
議長としても教師委員会が苦慮した末の結論を支持し、再発防止の具体化を実行していく所存です。
日本基督教団総会議長  山北宣久

【4582号】伝道のともしび

地方伝道の喜び

室戸教会牧師 土肥 聡

室戸教会は、雄大な海、真っ青の空という恵まれた自然の中に立っている。室戸と言えば、すぐに台風が連想される。昨年には台風の高波により堤防が破壊されて、尊い命が奪われた災害が起こった。しかし、自然の厳しさだけでなく、教会を取り巻いている状況もますます厳しさを増している。合併話が出てこないほど町は疲弊しきっている。一言で言えばお先真っ暗。
その町にある教会の伝道の困難も数えると切りがない。教会の戸を叩いて訪ねてくる人は滅多にいないし、若者もいない。しかし、教会は五五年間室戸の地にしっかりと立ち続けてきた。多くの祈りと献身、伝道の労苦がなければ、とっくに教会は消えていたにちがいない。また、この小さい群れが今まで導かれるために、周りから暖かい支えの手が添えられてきた。四国教区の互助による謝儀援助を二一年に亘って受けることによって、牧師が腰を据えて伝道に専念することができた。それに加え、香長伝道圏という教会の交わりがあった。高知県東部から徳島県南部に点在する一二教会が協力しながら伝道を進めている。そこから経済的な支援を含めて具体的に支えられてきた。しかし、今、教会は、経済的に自立して伝道を進めている。それは、目に見えて教勢が上向いたとか、経済的に恵まれたからではなく、信仰の決断をもって自立へと一歩踏み出したとき、すべて必要が満たされたからである。その経験は、わたしたちの教会をさらに伝道へと押し出す原動力となったように思える。
今、室戸教会は、香長伝道圏の応援の中で「中芸」という教会のない地域で開拓伝道を進めている。毎週日曜日、午後には室戸から車で三〇分離れたその地に出かけて行って礼拝を守っている。夏には多くの奉仕者を得て、三五〇〇軒にトラクトを配布している。神の民が起こされるように祈りつつ伝道を進めている。もう一つの祈りの課題は老朽化した会堂を建て直すことである。五月に隣接地に一二四坪の土地を得、その費用を完済した。三年後にこの地の伝道拠点となる新会堂の完成を望み見て、みんなで祈っている。会員一九名の群れにとって途方もない業であるが、すべてを成し遂げられる主に委ねて進んでいこうと願っている。
わたしが神学校時代、夏期伝道実習に香長伝道圏へ派遣されたとき、この地の伝道者が生き生きと働いている姿を見せられて、赴任希望を地方教会と定めた。室戸教会に遣わされて、はや一六年目を迎えた。教勢や教会の置かれた状況は相変わらず厳しい中にあって、多くの神様のみ業を見させていただいた。地方伝道の喜びは、小さな出来事の中に生ける神のみ業が見えてくることである。昨年のクリスマスには今まで妻の信仰に反対であった方が思いがけなく洗礼を受け、教会は大きな喜びに溢れた。十年ぶりの洗礼式であった。そのようなみ業に大いに励まされ、現在に至っている。
地方伝道に特別な方策があるわけではない。どんな状況であっても、まことの神を神として礼拝し、御言葉に生かされること、牧師は御言葉を通して、福音の喜びを説き明かすことが、何よりも大切である。小さい町では、キリスト者であることはだれからも周知の事実であり、信仰を隠すことは不可能である。礼拝から始まる信仰の生活は、そのまま周りへの証しとなる。御言葉によって生かされるその姿が、キリストを指し示すのである。その証しが用いられて、聖書に関心を持つ人も出てきている。室戸岬には暗い海を照らす灯台が立っている。教会もたゆまず福音の光を大きく照らす世の灯台としての使命に生きる群れでありたいと願っている。

【4582号】消息

小川 居氏(大阪四貫島教会牧師)

四月一七日、逝去。七三歳。北海道に生まれる。一九五七年同志社大学大学院修了後、広島流川教会に赴任。その後、同志社大学神学部に奉職、六六年から大阪四貫島教会牧師を務めた。遺族は妻の佐和子さん。

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