【4588号】牧師のパートナー

牧師館に住んで35年
田中 道世
(土師教会員)

牧師を父に持つ夫が赴任して二年目の教会で結婚しました。
やがて子育ても加わり、私の予想していたよりもはるかに上回る力を必要とされる生活でした。
喜びも楽しさもありましたが、「助け人」と記入された結婚のための教会転籍表の言葉の重みもさることながら、一番困難に思ったのは、子育てです。教会の多くの事に受身で接することを要求される中で、自分だけではなく家族にまで影響を受けないようにすることは、とても大事な事です。さらに転任ともなれば、単に転校に留まらず、生活の中まで揺さぶられます。
先日、近くに住む小一の孫娘が会食懇談会で共に食事をした後、私の耳もとで「みんなのところで食べるのはいや、わたしのことばっかり言うもン」。娘に話すと「私の幼い時と同じ事感じてる」。
さまざまな困難の中で、いよいよ出口が見えない闇の中に置かれ、相談できる誰の助言にも解決の糸口はつかめず、打ちひしがれていた時に、静かに迫ってきたのが、それまでに学んでいた聖書のみ言葉でした。中でもヨブ記は、さし込む光となり、道となり慰めとなって私の前に現れてきました。神様は私の望むような生活では近づいてくださらない事、そしてみ言葉の深い味わいを知らされました。少しずつ自分が変えられていったと思います。
一つ一つの出来事の後に、教会へキリストの救いを求めて足を運ばれる方々の事が、あるいは教会の外で出会う人々の戦いがよく理解できるようになりました。
子供達は成人し、それぞれの人生を、たくましく生きています。私もまた強く(いいえ太くなり)、自分を大切にしながら、ユーモアで応じるゆとりまで得ました。
貸農園では色々な野菜も育ってくれ、会食には一品登場。庭で咲いた花を食堂やコーナーに活け、「説教に癒され、お花にいやされます」と、時折声をかけられます。
二つの任地とも、前任牧師の妻であった方々と共に過ごし、その間に牧師夫人であった夫の母と一〇年同居の後見送り、今は加えて他教会を隠退された牧師夫妻も出席しておられます。どなたもそれぞれの個性を持つ「牧師のパートナー」であられたことが、今の私には心強いことです。
現在、私は大阪教区婦人会連合の委員会に「牧師夫人の会」より協力委員の一人として参加しています。信徒を中心とした計一二名の委員は、二年一期の任期を熱心に奉仕し、婦人会への伝道に力を注いでいます。その活動を通して、任期を終える頃には、初めに期待もしていなかった程の友情と信頼が生まれ、中高年にして信仰の新しい輪が生まれ、その後も期ごとの同窓会が続いています。
しかし、「牧師夫人と呼ばれたくない」「牧師夫人として結婚したのではない」「大変な仕事は受けたくない」などの理由により、協力委員を交代する方がなく、私は今年も四期七年目を続行中です。
自分の仕事や病を持ちながらも奉仕される信徒委員の方々を尻目に、交代もないままに任期だからと言って退きがたく、苦慮しているところです。

【4588号】消息

関 慶子氏(大津東教会牧師)

八月一三日、逝去。六八歳。東京都に生まれる。一九六六年東京聖書学校卒業後、小松川教会に赴任。その後茅野教会を経て、七一年から大津東教会牧師を務めた。遺族は夫の雅人さん。

【4588号】教区コラム 東中国教区

教団の宝
藤原寛人

東中国教区は四八教会・伝道所からなる。教会数からいうと小規模教区である。それはつまり、一教会の存在が際立っているということだ。例えば、他教区と同じ宣教の働きを担っていくにしても、比較して一教会、一教師、一信徒の担うべき分が大きい。一教会の行事参加、不参加がどれだけ大きな影響を持つことか。また、一教師が地区、教区の多くの役割を同時に担わなければならないこともしばしばだ。結果、体調を崩してしまわれる教師も少なくない。
このような現状では、一教会、一教師、一信徒の信頼関係、協力関係が非常に大きな意味をもつ。財的協力はもちろん、人的協力も不可欠となる。その為、東中国教区は何よりも「顔の見える関係作り」を目指して教会間の連帯強化に力を入れている。教区交換講壇の実施、教会強化資金の活用、常置委員による問安、そして毎年各教会から「一年をふり返って」と題する文章を出して頂き、喜びも悲しみも共有し合う。
それぞれ違う信仰、歴史を背負った教会が連帯していく時、大切なのは相手を変えることではなく、違いを認め、受け容れ合い、主にあって一致して同じ場所に立つこと。一致点は主にしかない。そこから初めて共有すべき課題が見えてくるはずだ。その点では教区も教団も変わらない。
他教団から転じた私は、違いを認め合い主にあって一致する合同教会の豊かさこそが他にない教団の宝と受け止めている。
(東中国教区総会副議長)

【4588号】若人に福音を、広い世界を 日独教会青年交流プログラム

七月二〇日〜三〇日、ドイツより一八〜二四歳の青年五名を含む計七名のグループを迎え、全国教会婦人会連合(以下、婦人会連合と記す)主催による「ユースミッション二〇〇五」-日独教会青年交流-が持たれた。
彼らは、ベルリン・ブランデンブルク領邦福音主義教会の旧東ドイツ側にある、ヴィッツシュトック・ルピン教区より派遣された。日本基督教団内に同教区から青年を迎えるのは、今回が二回目になる。
初めてドイツから青年たちが来日したのは、三年前の夏。この時は、婦人会連合の有志による実行委員会が作られ、ドイツから二〇名の青年たちを迎えて日独教会青年交流が持たれた。〇三年八月には、ドイツ側からの招待を受け、日本から二〇名を同教区へ派遣している。
このような交流が行われることになったきっかけは、一九九八年、この年の六月に開催されたベルリン・ブランデンブルク領邦福音主義教会婦人部大会および協議会へ婦人会連合を代表して杉森耀子さんが出席した折りに、協議会プログラムの中で彼女がヴィッツシュトック・ルピン教区と交流を持ったことに始まる。その後、二〇〇〇年六月に訪独した折りに、再び有志で同教区を訪問。婦人たちや教会の方々と交流を深める中、日独の婦人たちの中に「青年たちの交流をいつか実現したい」との願いが生まれた。その願いを実現させたのが、「二〇〇二年日独教会青年交流」である。
この夏に行われた交流は、小田原十字町教会での開会礼拝に始まり、前半は神奈川教区・東海教区の二手に分かれてのホームステイ及び各教区内での青年交流が持たれた。七月二五日〜二七日は御殿場東山荘を会場に「日独教会青年合同リトリート」が行われた。主題は「Mission Net-working: A Branch to the World Church of Tomorrow」。
その後、青年たちは西東京・東京・関東の各教区内でホームステイし、近隣教会の諸集会に出席するなどした。二九日には、教団会議室にて「歓送会」を行った。
今回の交流は、初めて日本基督教団世界宣教協力委員会ならびに教育委員会協賛で行われたことも特筆すべきことであろう。
また、これまでの交流は婦人会連合の有志による献金で支えられて来たが、今回は教団世界宣教協力委員会、学生キリスト教友愛会、そして今回の交流のために準備段階から関わって来られたクリスチャン・ゼブリー宣教師の母教会、スワスモア長老教会の婦人たちからも献金が寄せられた。
「若い人たちに福音を伝えたい、広い世界を見て欲しい」という婦人たちの願いが、この青年たちの交流を実現させた。
「青年伝道に取り組む」ことを総会で決議した教団は、これから具体的にどのように青年たちに関わり、福音を伝えて行くのだろうか。そのことが問われているように思う。
(西之園路子報 「ユースミッション二〇〇五」日独教会青年交流プログラム協力牧師)

【4588号】試験一会場化を準備 第二回教師検定委員会

第34総会期第二回教師検定委員会が八月二二〜二三日、教団小会議室で委員六名の出席で行われた。
最初に病気で欠席した委員について、本人よりの辞意が表されていることの報告が委員長よりなされた。委員会としてはこれを受理し、実務委員会としての性格上、委員の補充を早急に三役に要請することを可決した。
次いで、二〇〇五年秋季教師検定試験の準備を行なった。補教師受験志願者三八名と正教師受験志願者七二名の受験資格が確認された。その際、二名の教師検定規則第十条の適用の申請に対して、これを承認した。また、受験コースの決定と科目認定を、申請された五名に対して行った。
その他、提出物の採点結果の確認、学科試験問題の決定、学科試験当日の責任分担、試験日程、時間割、全体会と面接の持ち方を協議し、決定した。一名の受験者からのパソコン使用及び時間延長の申請に対しても協議し、これを承認した。
受験費用援助の申請が一五名の受験者から出されており、これを検討し、決定した。
兵庫教区より出されているいくつかの質問について協議し、回答を作成した。また、以前他教派にて按手を受け今回補教師試験を受験する予定の志願者についての質問について協議し、委員会としての回答を作成した。
補教師で宣教師として海外で働いている教師の正教師試験受験について、どのように取り扱うことがよいのかを信仰職制委員会に諮問することが可決された。
一名の他教派からの正教師転入については、課題論文の他に教憲教規の学科試験を課することが可決された。
前委員会から引継いでいる試験会場を一会場で行うことについて今回も協議した。委員会としては、危機管理、経費の節減、事務の簡素化などから早急にその方向で行えるように、具体的には各教区総会議長の意見を求めるなどして準備することとした。
今回も多くの受験志願者が与えられていることを感謝する。
さらに献身者が加えられるとともに、教団の教師制度が主のみ心にかなって整えられるようにと祈りつつ、歩んでまいりたい。
(小堀康彦報)

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