【4579号】今年度の課題をめぐって議論 靖国・天皇制問題小委員会

第34総会期の最初の靖国・天皇制問題小委員会が四月一九日から二〇日まで教団会議室で行われた。村田元委員長による開会礼拝に引き続いて委員の自己紹介、委員長による書記指名があり、深井智朗委員を選出した。
まず、第一回目の小委員会では、村田元委員長より、本小委員会設置の経過、これまでの活動の継承ということの意味、さらに前総会期からの継続課題についての説明(特に「教育基本法」の問題。「日の丸・君が代」の問題等)、また今後取り組むべき課題についての説明があり、それらをめぐって議論をした。
さらに、議論の中で、これまでの教団の設置機関でのこの問題との取り組みと各個教会におけるそれとの認識のズレを認識し、それを埋めて行く努力が必要なのではないかという意見が出され、この委員会の活動の性格は、それぞれ状況の違う各個教会の活動に益となる、より基本的な事柄の整理や提示にあるのであって、委員会としての直接的な活動ではないことが確認された。
さらには前総会期以来の課題でもあるが、信仰告白の問題、あるいは「神ならぬものを神としない」という信仰者の礼拝的な態度の問題としてこの問題と取り組むことが大切であること、また反対意見や教団が出す声明が現実の信仰者の生活と結びつかないのは、この問題との関連で言えば、キリスト者にとって国家や支配とは何であるのか、というより基本的な問題についての神学的な議論が不十分なため、なぜ反対するのか、ということについて考えたり、判断することができないでいるのではないか、という意見が出され、これについても議論した。
次回委員会は九月に予定されており、そこでは、明治以後天皇制の成立との関連で「国体」の問題を取り上げ、日本における宗教と政治、教会と国家の問題は、教会形成の課題とどのように関連しているのかを解明して行くことにした。
(深井智朗報)

【4579号】教師検定試験の一会場化検討 教師検定委員会

第34総会期の第一回教師検定委員会が、四月四日(月)~四月五日(火)、教団会議室で委員七名全員が出席して行われた。二〇〇五年春季教師検定試験は、準備の都合上から前総会期の委員会が担当してきた。従って、今回が新委員による最初の委員会となった。
最初に各委員が自己紹介をし、竹前総幹事の代理として愛澤幹事が挨拶した。今期は、前期より継続の委員四名と、新たに委員となった三名の計七名で構成される。互選により委員長には菅原力委員を、書記には、小堀康彦委員を選出した。
まず、教規と教師検定規則等に基づき、当委員会の任務について確認した。委員会の性格をふまえ、実務についての基本的な共通理解を持つための話し合いがなされた。
また、前委員会からの申し送り事項を確認し、これらの検討を行った。特に、試験会場を一会場にすること(ただし、春季と秋季は同一地域ではなく)については、危機管理等を考慮し早い時期に実現できるように積極的に検討していくことが確認された。前委員会では、試験期間に台風が接近し、委員が会場移動することが出来ないことが危惧されて二班に分かれて移動するということもあった。幸い試験を行うことは出来たが、危機管理という課題を与えられてきた。このことは長い間当委員会内で検討課題とされてきたことであるが、今後は常議員会に諮りつつ、具体的な検討に入って行きたい。
次いで当委員会の今期の方針について検討し、決定された。基本的には、「主の召命に応えて教会に仕え日本基督教団の宣教を担う教師を送り出すために、教憲教規に基づき、教師検定規則に則って教師検定試験を実施する」ということである。教憲第九条の検討については、そのための作業委員会が組織されて活動している現段階では、当委員会としてはその議論を見守ることとした。
二〇〇五年秋季教師検定試験準備として、各科目の担当を決め、更に試験日程や提出物の課題などを決めた。当委員会に課せられている責務の重大さを思い、祈りをもって閉会した。
(小堀康彦報)

【4579号】伝道所の信徒を教団総会議員に教憲教規改正を 北海

第六五回北海教区定期総会は、四月二八、二九の両日、札幌教会を会場に、正議員一二二名中、開会時で九八名が出席して開かれた。
議長総括では、宣教計画について「革新・連帯・平和」を柱に取りまとめ、教区財政については、「教区活動連帯金」の減額措置によって厳しい環境となること、アイヌ民族・台湾原住民(ユエンツーミン)の宣教に関するパートナーシップについては、台湾基督長老教会より原住民(ユエンツーミン)の宣教師が派遣され、具体的な歩みを始めたことは特筆されると報告された。
今年は教区三役の改選期にあたり、議長には西岡昌一郎氏(旭川六条)、副議長には久世そらち氏(札幌北部)が選出され、書記には西岡裕芳氏(月寒)が選出された。
午後には分科会(第二読会)が開かれ、宣教計画に基づく活動計画を中心に審議が進められた。
その後、会場を礼拝堂に移して総会礼拝が行われ、礼拝の中で二名の按手礼が執行された。
二日目は議事に先立つひと時、協議会を開催した。
小林眞教団副議長、石橋秀雄関東教区常置委員、小林聖兵庫教区副議長、秋山徹教団出版局長、井上昌保教団年金局理事、東岡山治部落解放センター運営委員長を壇上に招き、教団議長挨拶、年金・出版局の課題、中越地震など被災地を宣教の地とする関東、兵庫教区の課題、部落解放の課題への理解を深め、熱心な質疑を行った。
この結果、「二〇〇五年度活動計画に関する件」について分科会報告に基づいて、一部修正の上可決した。
ついで、「西東京教区との宣教協約に関する件」、「障がい者と共にある教会形成の推進決議に関する件」、「アイヌ民族の権利を回復する運動の推進決議に関する件」の諸議案を賛成多数で可決した。
さらに、合同教会を形成する一員である伝道所の信徒が総会議員となれるよう、他教区を含め、全教団的議論をしてほしいと要望する「「伝道所」の信徒が教団総会議員となれるように教憲教規の改正を求める件」を可決した。
常置委員選挙では、教職、信徒それぞれ半数を改選した。結果は以下の通り。
【教職】佐藤幹雄(岩見沢)、田中文宏(真駒内)
【信徒】今多正行(札幌元町)、竹村泰子(札幌北光)
(高杉香苗報)

【4579号】信徒が展望する伝道の明日 四国

第六三回四国教区定期総会は、四月二九日から三十日まで、松山・ホテル椿舘を会場として開催された。議員一五七名中一三三名(開会時)が出席した。
開会礼拝・組織会の後、議長メッセージがなされた。野村忠規議長は、困難の中を歩む各教会を支えてくださる主を見上げて、共に祈り合いつつ教区の歩みを進めいていきたいと述べた。
第一日目は主として昨年度の報告がなされた。議事と並行して教区三役の改選がなされ、議長に野村忠規氏(松山城東)、書記に黒田若雄氏(須崎)が再選された。副議長には黒田道郎氏(石井)が新たに選出された。また、常置委員の選出も行われた。
第一日目の議事の後、「信徒が展望する四国伝道の明日」との主題で、西澤邦輔氏(安芸教会)・矢野嗣夫氏(新居浜西部教会)を発題者として協議会が行われた。西澤氏はキリスト教と関わりのない環境でキリスト者となったことを通し、復活の信仰こそが人を新たにし、復活の記念としての礼拝を守る者が起こされている事実にこそ伝道の展望があると述べた。矢野氏は教会学校や青年会活動に関わった体験を通し、出席者数に左右されず継続することの大切さを訴え、揺れ動く現実の中で変わらないものに立つ恵みを示していきたいと述べた。それぞれの歩みに基づく発題で、四国伝道の展望を考える時となった。
第二日目はまず山北宣久教団問安使の挨拶に対して質疑がなされ、挨拶文中の「相対的・絶対的」の言葉の意味やJNAC後の展望について質問があった。
その後、昨年度の報告・新年度の計画・予算の質疑がなされた。質疑の中で、自立連帯献金推進について時間をかけて協議した。
また、各部交付金を約一五%減とする教区予算、十四教会へ総額約二千三百万円を支援する互助予算が提案された。議論を経て、報告・計画・予算が承認された。
総会中に、関東教区村田元副議長より中越地震の被災状況と支援の取り組みについて報告があった。
また、教団関係学校や教団出版局・年金局からの報告を受け、それぞれの働きを覚える時となった。
少子高齢化が急速に進行する四国だが、多額の自立連帯献金が捧げられたことや各教会の取り組みの報告を通して、それぞれの場で教会の働きが豊かに導かれていることを示され、共に覚え合っていく思いを新たにし、教区総会を終えた。
常置委員
【教職】小島誠志(松山番町)、佐々木美知夫(安芸)、榎本栄次(今治)、木村一雄(琴平)、芦名弘道(近永)、寺田悳英(松山)
【信徒】濱田康行(土佐)、野田雅子(多度津)、安宅登代子(石井)、長島恵子(鴨島兄弟)、竹村徳子(高知)、村上良夫(新居浜梅香)
(黒田若雄報)

【4579号】共生・連帯・平和を基本方策に 九州

第五五回九州教区総会は、五月二日から四日の三日間、福岡中部教会を会場に開会時、正議員二五〇名中一六七名が出席して開催された。
東島勇気議長は第五四回教区総会後の各宣教課題と活動を中心に九ページにわたる議長報告を行った。九州教区が抱える問題の深刻さ、課題の豊富さ、取り組みの多彩さが伺われた。
最後に一九九七年五月より四期八年間、教区議長として、多くの方々の支えにより働くことができたことを感謝し、「新しい議長が今総会で選出され、教区の益 々の発展を願う」と挨拶を述べた。
この後、議長選挙が行われ、二回目の投票で西畑望氏(大分)が選出された。
副議長には決選投票で深澤奨氏(佐世保)が選出され、書記は沖田康孝氏(長崎馬町)が選任された。
九州教区宣教基本方策に関する件では、前文及び以下の三項目が提案された。
【共生】…キリストに従う教会として、すべての命を大切にする。
【連帯】…互いの教会の苦悩を覚えあい、祈り、宣教を共に担う。
【平和】…キリストの平和
を追い求める。
前文、基本方策の説明文の字句の追加修正と基本方策の最初に【伝道】を追加する件が提案され、長時間議論の後、基本方策の説明文の字句が修正された後、原案が可決された。
議案では次の三件が可決された。
一、受按者・受允者承認に関する件
議場での審議・承認後、一名の按手礼式、五名の准允式が執行された。
二、九州教区と韓国基督教長老会群山老会との宣教協約継続に関する件
三、特設委員会設置に関する件
現在設置されている下記の二特設委員会を、継続設置する。
①「原理運動=統一協会」問題特設委員会
②セクシュアル・ハラスメント対策特設委員会
二日夜、議員研修会が持たれた。邑原宗男奥羽教区議長が「奥羽教区における東北地方特別開拓伝道」について講演し、困難な伝道の歩みを共有した。
三日午前、来賓の方々から挨拶を受けたが教団問安使挨拶では、山北宣久議長の教区総会への挨拶を中心にして、厳しい意見が相次ぎ、教団への意見要望が多く出された。
最終日に、建議が二件提出された。
一、「新しい歴史教科書を作る会」が提案し、編集・執筆を主導した『改訂版 新 しい歴史教科書』『新訂版新しい公民教科書』(共に扶桑社刊)を採択しないよう、九州各県市町村の教育委員会に要望書を提出する件は可決された。
二、九州教区総会における開会礼拝の式順の中に、「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」を入れないことを求める件については、賛否両論 に別れ、時間をかけて議論されたが、決議には反対する意見が出され、常置委員 会付託の動議が賛成多数で採択された。
常置委員
【教職】東島勇気(門司大里)、布田秀治(鹿児島)、梅崎浩二(犀川)、入江清弘(香椎)、戸田奈都子(田川)
【信徒】川畑馨(佐世保)、伊津見七生子(若松浜ノ町)、松山萠子(八代)、今村泰子(平和・人権部門)、浅野直人(福岡警固)

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