【4865号】日本基督教団 宗教改革500周年記念礼拝

礼拝をささげ18年3月まで続く記念事業を開始

6月22日(木)、富士見町教会を会場に、日本基督教団宗教改革500周年記念礼拝がささげられた。礼拝の司式者として、宗教改革500周年記念事業実行委員会委員長の岡村恒牧師(大阪教会)、説教者として、東京神学大学学長の大住雄一教師が立てられた。
礼拝には513名の出席者が与えられ、富士見町教会の礼拝堂に入ることが叶わなかった出席者もあるほどであった。
ヨハネによる福音書6章34節~40節をメインテキストにしてなされた説教は、「私たちはどうすれば神に義とされるでしょうか」と始められた。「宗教改革はカトリック教会の縛りを脱しようとしたゆえに、人間性の解放を目指したものだ、との理解があるが、それは誤解である。宗教改革は、どうすれば人間は永遠の命を得ることができるのか、どうすれば神の前で義とされるのか、それを問うたのであり、神の前での悔い改めのみが義とされる道であるとしたのだ」と続けた。
また、「ルターによる95か条の提題の第1条には、主イエス・キリストが、全生涯を通しての悔い改めの道を示されたことが提示されている」と紹介し、「それが今日の礼拝式に表れており、これはこの礼拝共同体の悔い改めの共有を意味する」と語った。
そして、「この悔い改めを生み出すのが福音であり、『わたしが命のパンである』との主の言葉にその福音が示されている。この福音を信じること。私の中にあるものを頼りにするのではなく、教会のために何かをするということでもなく、ただ神にのみより頼むこと、誰一人漏れることない救いのために、主イエス・キリストが十字架にかかって死んでくださったこと、このことを信じる者は神の前に失われない」と語った。
その後、日本基督教団信仰告白を告白し、日本基督教団が宗教改革の福音主義教会に連なる教会であることを確認し、続いて聖餐に与ることによって改めてそれぞれの罪の深さと救いの事柄を確信した。
礼拝の中では、桜美林大学クワイヤーによる奉唱があり、感謝会では、石橋秀雄教団議長、日本基督教団全国信徒会会長・望月克仁氏による挨拶があり、日本聖公会総主事・矢萩新一司祭が、「この礼拝に出席できたこと、聖餐に与ることができたことに感謝である。数え切れないくらいの様々な教派があり、同じ教派の中でも様々な考え方がある。そのような状況の中で、時に批判し合うようなこともあるかもしれないが、この宗教改革500年を記念するときを、これから教会がどう歩んでいくべきか、違いの中で、どこで一致して歩んでいくことが出来るかを考える契機としたい」と、来賓として挨拶をした。
(小林信人報)

【4865号】2017年度教区総会報告 神奈川 17教区総会終了

神奈川教区

ハラスメント防止規則」再度差し戻し

第138回神奈川教区総会は、6月24日清水ヶ丘教会で正議員236名中170名出席で開催。
議事日程承認の際、日本基督教団信仰告白をすべての議事に先立って告白したいという動議が提出された。賛成反対の意見が飛び交う中、三宅宣幸教区総会議長は、常置委員会で本件が継続中の審議であることを示した後、本日の総会で告白するかどうかを議場に問うたところ、166名中66名の賛成によって動議は否決。議案資料にある執行順序通りに行われた。
本総会において最も時間が割かれたのは、ハラスメント問題であった。教務報告を承認する段階において、常置委員会における発言内容の問題性が指摘されることに始まり、第136回総会において、常置委員会付託とされたパワー・ハラスメントに関する訴えに対しての常置委員会の対応が問題とされた件では、常置委員会で組織された「六人会」の報告がなされた。
また、第135回総会において一度提出され、常置委員会差し戻しとなった、「『ハラスメントの防止等』に関する規則」に関する件は、改正案が提示されたが、議場から規則制定には不十分との声が上がり、常置委員会に再度差し戻すことが動議として提出され、144名中110名の賛成で差し戻しとなった。
戦責告白50年を覚え新たな行動をおこす決議に関しては、「戦責告白のみで、教団信仰告白の言葉がない」、「信仰告白は前提にある。先達が残した戦責告白を積極的に支持することが必要である」、「今朝、その前提となると言われた信仰告白を告白する動議が否決されたことをどう考えるか」との声が上がった。138名中90名で可決。北村慈郎教師免職撤回及び教団において聖餐についての論議再開のための声明が、134名中85名で可決された。
(佐藤 進報)

17教区総会を終えて

教団総会議長 石橋秀雄

教区総会を終えて、印象に残った第一のことは、各教区ともに教勢の低下に伴う財政難の中で、懸命に教区形成に取り組む姿だ。
「教会無しには自分の生活は成り立たない」という信徒が多く、この信徒に教区の活動が支えられ、教区の連帯が深められていると教えてくれた教区。とにかく「礼拝する群れをこの町に絶やさないこと」と、同じ町の教会の合同を実現し、消滅の危機にある教会に希望を与え、教区の伝道力を高め、教区活動に活気を感じた教区。「無牧の教会にはしない」と、教師の収入によって負担し互助を充実させて支え合う教区。危機の中で独特の教区形成をしていることを知らされ、教えられた。
教団では「教区議長会議」を年2回持ちたいと考えている。2回目は一泊二日で12月に持たれる。他教区の活動を知り合う、理解し合うことによって教団の伝道力を高めることになるのではないかと、各教区総会を問安して希望を持った。
「教団の伝道力の命と力の回復-主の伝道命令に忠実に従う教会-」と教区総会への議長挨拶で訴えた。この訴えに対する批判の声は挙がらなかった。この訴えが聞かれていったという手応えを感じた。特に信徒議員の方々がうなずきながら聞いてくれる姿に励まされた。
教団の「伝道力の命と力の回復」は教団1711の教会の出発点に立ち帰ること、「主の伝道命令に忠実に従って」、伝道者や信徒が血の滲むような犠牲と献身によって私たちの教会が設立されたこと、この出発点に立ち帰って「伝道力の命と力の回復を図ることが求められる」と訴えた。
「教団は議論のための議論をして何も進められない」との声に謙虚に耳を傾け、教団の伝道を具体的に進めて行きたいと決意を新たにさせられた。

【4864号】心に残った言葉あれこれ

今年度も各教区総会を問安し、教区における伝道および教会・伝道所、関係学校・施設・団体等の働きの一端を知らされ、とても励まされた。教区総会において耳にした言葉の中から、心に残ったものを紹介したい。
「隣の教会と言っても距離では100キロを越えている。そこを牧師や信徒が出かけて行っている」(北海教区総会にて)。あらためて北海教区の広さを思わされ、日常的にそのような距離を移動して宣教協力されていることにとても励まされた。
「教会では70代が中核です」(西中国教区総会にて)。とかく高齢化のことが言われるが(この頃は老人クラブでも高齢化が進んでいる)、教会ではたしかに70歳代が教会を支え、働きの中心となっていると共感した。
「献げる喜び・つながる恵み~関係の豊かさを生きる『合同』教会~」(兵庫教区総会の主題)。小規模であっても各地域に教会・伝道所が存在することこそは教団の豊かさであること、つまり「存在の豊かさ」ということをいろいろな機会に話している。しかし、それだけではなく、各教会・伝道所相互の関わりを生み出して行くこと、つまり、「関係の豊かさ」を作り出すことが、これからの教団の進むべき方向性と強く思わされた。
最後に、とてもうれしかった言葉。「書記談話を楽しみに読んでいます」(複数の方より)。どうもありがとうございます。
(教団総会書記 雲然俊美)

【4864号】在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会

6月1~2日、同志社びわこリトリートセンター(滋賀県大津市)にて、第50回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が「両教会の宣教課題と宣教協力~宗教改革500周年に学ぶ~」のテーマで開催された。
在日大韓基督教会からは、金性済総会長、金必順副総会長、趙永哲書記、金健副書記、鄭然元宣教委員長、朴成均関西地方会長、許伯基総会社会委員、金柄鎬総幹事が出席した。日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長、佐々木美知夫総会副議長、雲然俊美総会書記、米倉美佐男宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、小橋孝一歴史共同研究委員、山田貞夫歴史共同研究委員、道家紀一総幹事事務取扱、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、井合綾子職員が出席した。
1日目は、石橋秀雄議長の説教「伝道力の命と力の回復」(マタイ28・16~20)による開会礼拝の後、前回記録確認、両教会の紹介および課題の報告がなされた。
その後、夕食をはさんで、村上みか氏(同志社大学神学部教授)より、「宗教改革500周年に学ぶ-宗教改革者たちの教会論:聖書に基づいた教会形成の試み」と題して、ルターにおける信仰義認論の形成と展開、教会制度の形成と意義、そして、カルヴァンの教会論と教会形成について講演してもらい、その後、活発な質疑がなされた。
2日目は、宗教改革500周年を記念する意義について、それぞれの教団の課題との関わりということで協議した。
その後、毎年8月に両教団の議長・総会長名で発表している「平和メッセージ」を作成した。また、これまで20回開催している歴史共同研究委員会を今後も継続すること、および、「宣教協力にあたっての指針」の改訂作業を進めることを確認した。
最後に金性済総会長の説教「この最も小さい者の一人として」(マタイ25・31~46)による閉会礼拝をもって終了した。
(雲然俊美報)

【4864号】改正組織的犯罪処罰法の可決に抗議し、同法の廃止を求める声明

「剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。」
(旧約聖書イザヤ書2章4節)
本日、参院本会議において、多数の反対意見が表明されている中、十分な審議の時間を持たずに、組織的犯罪処罰法改正案を可決したことに対し、強く抗議します。
同法において新設される「テロ等準備罪」の実質的な内容は、過去三度廃案となった「共謀罪」そのものです。そもそも同法は憲法第31条に謳われている罪刑法定主義に反しています。また、その内容においては、処罰の対象者が極めてあいまいで、一般人が処罰の対象となる可能性を排除することはできません。
さらに、この改正により、いわゆる「監視社会」体制作りが進められることが懸念されるほか、個人の内心の自由の侵害が現実のものとなること、また、市民の自主的で自由な活動が委縮してしまうことが予想されます。
日本基督教団は第二次世界大戦中に治安維持法違反とされる過酷な宗教弾圧を経験しました。旧ホーリネス系教会の牧師130名ほどが検挙されたほか、それらの教会が解散させられるという苦難の出来事を忘れることはできません。
日本基督教団は戦争遂行に協力をしてしまった過去の罪を主なる神の前に悔い改めつつ、日本が、「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」との聖書の教えに学び、世界の国々相互の信頼関係を構築し、積極的に平和を実現していくための不断の努力と取り組みを続けることを強く願います。
日本基督教団創立記念の日(1941年6月24日)、および、旧ホーリネス系教会弾圧の出来事を覚える日(1942年6月26日)を前に、改正組織的犯罪処罰法の可決に抗議し、同法の廃止を強く求めます。
2017年6月15日
日本基督教団 総会議長 石橋秀雄

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