【4915号】委員会コラム 社会委員会 度重なる災害の中で 森下 耕

 社会委員会は、6月に第2回委員会を岡山の「まびくら」で、第3回委員会を福島の堀川愛生園(棚倉町、児童養護施設)で開催した。

 特に第3回を予定していた10月21・22日の日程は奇しくも台風19号による被災の直後となり、私ども委員は白河〜棚倉周辺での河川氾濫による被災の爪痕を目の当たりにすることとなった。

 「まびくら」における研修はやはり被災から約1年が経過していく中で被災された方々への心のケアが中長期支援となっていることを深く教えられている。

 度重なる災害において取り組む課題は多いが、それを共有し、各教区との連携をどのように構築していくか、初動、災害への備蓄、募金やケア、その他の課題をともに分かち合ってゆきたいと委員会では話し合っている。

 今期このあとは、来年2月に別府で開催(熊本・大分地震、九州豪雨被災関連)、9月に沖縄で開催(基地問題)を予定している。

 今期第1回の委員会では、前期委員会よりの五つの申し送り事項を確認した。当委員会の教規上の定めから言えば、社会福祉団体との協力および連絡についても密に関係を保っていかなければならないが、次期にはこれらのことも含め厚く関わりをもってもらいたいと願っている。(社会委員長)

【4915号】事務局報

橋本高幸氏(隠退教師)
 19年7月12日逝去、92歳。栃木県生まれ。59年日本聖書神学校卒業。60年より犀川教会を牧会し、06年隠退。

 遺族は娘・梅崎啓子さん。

 

國安敬二氏(隠退教師)
 19年10月26日逝去、94歳。大阪府生まれ。50年日本基督教神学専門学校卒業。53年より駒澤、幕張教会を牧会し、農村伝道神学校に務め、幕張教会を経て16年隠退。

 遺族は姪・大澤美子さん。

【4915号】♦EMS(連帯福音宣教会)訪問♦ EMSとの関係深化に向けて

 10月の初めにドイツに行き、シュトゥットガルトのEMS(連帯福音宣教会)の本部を訪ねて、教団とEMSとの関係を整えるための話し合いの時を持ち、その後、フランクフルトで開かれたEMS主催の「教会の課題としての宗教間対話研究」を主題とする国際会議に参加して、ドイツを中心とした教会との宣教協力関係について発題し、協議に参加してきました。

 EMSはドイツを中心とする世界的な宣教団体で、ヨーロッパ、アジア、アフリカの3大陸にある28の教団、宣教団体が加わっています。

 教団も創立以来EMSに加盟し、部落解放センターや教誨師活動の支援、ミッションコワーカーの派遣、ユース・ボランティアの受け入れ、国際会議に参加する機会の提供など、教団が世界の教会とつながっていることを証しする重要な絆となっています。

 東日本大震災の時にはEMSの呼びかけで世界の教会からの多大な献金が寄せられ、福島の原発事故による放射線検査や仙台や釜石、石巻などで人道支援の活動を展開する推進力となりました。

 また、EMSは日本基督教団だけでなくドイツの教会が150年にわたって日本で展開してきた宣教活動によって生み出された京都の宗教センター(ISJP)や冨坂キリスト教センターなどとの長い歴史を持つ関係、アジア学院などとの新しい関係もあり、NCCとの関係で活動を行ってきた歴史があります。

 今回招かれたのは、EMSとこれらの日本の教会や宣教団体との関係を整理して、教団としてより責任を持てる関係にして行きたいとの願いを実現するためでした。

 というのも、教団はEMSの正会員でありながら、日本でのEMSの活動に無関心であることが多く、EMSの方もNCCとの関係で活動を進めることが多かったからです。

 ケルスティン・ノイマン総幹事やベンジャミン・ソロモン担当幹事、スタッフたちとの綿密な話し合いによって、今後EMSの日本での活動はすべて教団を窓口とすること、教団もさらにEMSのプログラムに参加し、世界の教会の宣教活動の一端を担うよう努めることになりました。(秋山 徹報)

【4915号】伝道のともしび 夜も昼のように光り輝く 詩編139編12節

東海教区・聖隷三方原病院チャプレン 佐藤 志伸

 いつもお祈りのうちに覚えていただき、感謝致します。

 1926年イースター。クリスチャンの青年たちが、弟子たちの足を洗ったイエスさまに倣って生きることを願い、クリーニング店『聖隷社』を創業。その後の一人の結核に苦しむ青年との出会いが、彼らを大きく突き動かしました。その時、主が彼らに託された働きは、今、聖隷福祉事業団に引き継がれ、すべての施設が「キリスト教精神に基づく『隣人愛』」を基本理念としています。

 聖隷三方原病院は静岡県浜松市にあります。1981年、日本で最初のホスピスを誕生させました。現在の「聖隷ホスピス棟」は1997年竣工。27部屋全て個室で、家族も一緒に生活できるように、十分なスペースがあります。また庭の花々や小鳥、猫たちが心を和ませてくれます。礼拝堂の横に置かれた石碑(レプリカ)には「夜もひるのように輝けり」という詩編第139編12節の御言葉が刻まれています。これは、かの青年が召された後、お父様が記念碑を建てることを願った際、そこに刻む御言葉として、若き日の長谷川保聖隷福祉事業団初代理事長が選んだものです。

 礼拝堂では平日朝8時40分から9時まで礼拝をささげています。讃美歌、聖書朗読、説教、祈祷、主の祈りといった次第です。この礼拝には、ホスピスの方々と家族、他病棟や近隣の方々、各医大からの研修生も出席します。また、近隣諸教会の牧師や教会員、隠退教師の方々も説教、奨励をします。イエスさまの十字架とご復活の出来事によってもたらされた罪の赦しと永遠の命が告げ知らされ、痛みや苦しみを知り抜いている主が共にいる幸いを伝えます。部屋でも礼拝の恵みに与ることができるように放送設備も整えられています。

 年間約300名がホスピスで過ごします。その中でクリスチャンの方は3〜5名です。ホスピスの礼拝を心待ちにし、入所して来ます。一方、ほとんどの方がホスピスに入って初めて御言葉や讃美歌を聞いたと言っています。「慰められました」、「私のことも神様が愛してくださっているのですね」、そう話してくれる方々の顔はとても穏やかです。聖霊の導きにより、イエスさまを救い主と信じる信仰へと導かれ、洗礼を授けてもらう祝福に与った方や家族もいます。

 ホスピスに託されていることの中心は、からだの苦痛を緩和するとともに、主にある平安のうちに日々を過ごすことがきるように祈り、支えることです。そのために、ボランティアさんたちも真心を持ってつとめています。

 チャプレンは、希望に応じて部屋を訪問し、共に聖書を読み、祈りをささげます。また、お話を聴くひと時も大切にしています。他の病棟、関連施設にも伺います。時には、うつむいて寂しそうにしていた方の顔が、御言葉を聞くうちに上がり、生き生きとした表情になることがあります。御言葉の持つ力に驚かされます。

【4915号】♦隠退教師を支える運動全教区推進協議会♦ 原点を思い起こし、 課題を確認

 10月3・4日、教団会議室において「隠退教師を支える運動全教区推進協議会」が開催された。

 協議会に先立ち、開会礼拝では、道家紀一教団総務幹事より、使徒言行録20章31〜32節の御言葉により『神とその恵みの言葉とにゆだねます』と題する説教があり、池田浩二委員長より開会祈祷と挨拶、陪席者の承認、新任推進員の紹介と議事日程の提案があり、承認された。

 ついで、鈴木秀信事務局長より、2018年度諸報告および決算報告並びに大三島義孝幹事・河村富雄監事より監査報告があった。クリスマス祝い金贈呈については、送り主を従来の「教団社会委員会」から「隠退教師を支える運動」に変更すること等の手続き変更を承認。さらに2019年度事業計画および計画額について提案があり、協議の結果、いずれも承認された。

 休憩と一同の写真撮影の後、教団伝道推進基本方針の展開と今後の歩みについて、道家幹事より「教団機構改定について」検討課題と現状について報告と説明があった。教団年金制度の近況については中川義幸年金局理事長より教団年金制度概略説明と質疑応答があった。また100円献金を通じて年金制度への引きつづき協力の要請があった。全体協議会一として、特に各教区、支区、地区の推進活動についてそれぞれの状況と取り組みについて報告があった。

 二日目は、全体協議会二を行い、各教区、支区、地区のそれぞれの現状をふまえつつ、今後の推進活動について与えられた課題を確認した。そして、70年前に北海教区で始まったこの運動の原点を思い起こし、現代の教会に導かれ、私たちに信仰を与えられた原点を思い起こし、この運動に取り組む方向が示された。最後に「『隠退教師を支える運動』私たちのビジョン」を一同で朗読し確認した。

(池田浩二報)

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