【4864号】委員会コラム 信仰職制委員会 答申の積み重ねによって 藤盛 勇紀

前期委員会で行った『式文(試用版Ⅰ・Ⅱ)』に関するアンケート結果の報告を踏まえて、今期も『式文』改訂の取り組みを続けるが、その前段階として礼拝指針の作成が必要との認識を受け継いでいる。性急な式文改訂を危惧する声を聞くことがあるが、改訂にはまだ相当の時間を要すると考えている。
信仰職制委員会の任務については、教規第44条に、次の事項をつかさどるとされている。⑴本教団の信仰告白に関する事項、⑵教憲および教規の解釈に関する事項、⑶礼拝、礼典および諸儀式に関する事項、⑷信仰および職制ならびに教会的機能に関する事項、以上の4項。
しかし、通常の委員会で扱われている事項の多くは、⑵の教憲および教規の解釈に関する事項で、これは、各方面からの諮問や問い合わせ・照会に対する答申や回答というかたちで行っている。これまでの信仰職制委員会の答申をまとめたものが、『教憲教規の解釈に関する答申集』(2010年12月)と、「補遺」(2016年10月)として発行され、合わせて148件の試問と答申が掲載されている。教団、教区、教会等で起こる法的問題について、まず過去の答申集を参照してもらいたい。新たな問いを提出される場合は、慣例により、常設委員会および教区は直接信仰職制委員会に、その他は教団総幹事に提出を、改めてお願いする。
(信仰職制委員長)

【4864号】2017年度教区総会報告3

西東京教区

立川伝道、土地・建物の取得を報告

5月28日~29日にかけて、阿佐ヶ谷教会を会場に、第36回西東京教区定期総会が開催された。開会時の議員数は、204名中161名であった。
開会礼拝において一同で日本基督教団信仰告白を告白し、一同が聖餐に与り、信仰の一致を確認した。
議事日程が承認された後、按手礼式に関する件・准允に関する件が上程され、議場の承認後、早速按手・准允が執行された。一番初めの議事で教師を立てることを行い、教師誕生の喜びを分かち合うところから本格的な議事が始められた。
議長報告において真壁巌議長は、2016年度の重点課題として、「教区による立川開拓伝道のさらなる歩み」、「教区青年活動の充実」、「他教区との交流」、「東日本大震災被災教区への継続的支援」という4つの課題を挙げ、それぞれについて報告した。
これら議長報告に対する質疑として、「立川からしだね伝道所の取り組みが、伝道する教団のモデルとなることを願うという文言があるが、その点についてもう少し丁寧に説明して欲しい」との問いかけがあり、議長は、「モデルというのは、西東京教区が教団のモデルとなるということを念頭においている」と応じた。
諸報告の中では、特に大きな報告として、立川からしだね伝道所について、2014年4月以来祈り願っていた、土地と建物の取得(費用4700万円、契約完了)という報告がなされた。
教団問安使との質疑では、「第40回教団総会における九州教区提案議案の取り扱いについて、教団議長に対し何らかの処分を課すということはないのか」という声に対し、佐々木美知夫教団副議長が「議長に対する処分という形ではなく、九州教区からの要望に答えるという形で対応した」と答え、「洗礼から聖餐へという、聖餐に関する議論を否定するような、一方的な決め付けは納得できない」という意見に対しては、「同じ土台に立った聖餐の議論であれば必要」と応じた。その他議場から、「新たに設置された伝道対策検討委員会においては、教団議長の強力なリーダーシップの発揮が必要」という意見も出された。
議案「2017年度宣教活動計画に関する件」と「立川開拓伝道の推進に関する件」では、立川からしだね伝道所と伝道センター構想との関係について特化した委員会の立ち上げや、教区財政低下への対応として、教区機構の再検討という形での対応も考えられると願念望新議長が語った。
選挙は、議長、副議長、書記、常置委員半数改選選挙であり、結果、新たな議長、副議長が選出された。
三役選挙結果
【議長】願念望(国分寺)、【副議長】岩田昌路(狛江)、【書記】七條真明(高井戸)
常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】山畑謙(小金井緑町)、内田汎(大宮前)、菅原力(新生)
【信徒】内堀怜子(相愛)、鐘ヶ江有道(中野)、中川義幸(阿佐ヶ谷)
(小林信人報)

東中国教区

常置委教職・信徒定数割合の変更決議

5月29日倉敷教会にて、東中国教区第66回定期総会が始まった。正議員88名中71名出席により嵐護議長によって総会成立が宣言された。議事に入り、補助書記として廣田崇示、中道祐太の両教師が承認された。主な議案と審議内容は以下の通り。
第5号議案の「教区総会議長選挙に関する件」に先立って、第11号議案の「常置委員選挙慣行の一部改定及び東中国教区規則の一部改定に関する件」が上程された。この議案は、三役を除く常置委員7名の内、教職4名・信徒3名の割合を変更して、教職3名、信徒4名に変えるものであった。採決に入り、賛成多数で可決。常置委員は教職3名、信徒4名に変わった。
続いて「2016年度教区歳入歳出決算承認に関する件」が上程され、財務審査委員会に回付されたが、「2015年度あたりから経常会計は非常に厳しくなって来ている。2017年度は、抜本的に経常会計の在り方を考え直さねばならない。特別会計も同じ」との指摘が杉田昭義財務委員長(鳥取)からなされた。
翌日、午前9時から准允式が挙行された。受允者は、伊勢希(岡山)、林明奎(倉敷)、岩住啓太(蕃山町)、中道順(境港)の4名で、恵みと祝福に満ちた准允式となった。
午前10時、議長が正議員88名中66名の出席を確認した。その後、常置委員選挙の開票中、報告審査、財務審査、教会記録審査の各委員会の報告がなされ、承認された。
さらに、2016年度教区歳入歳出決算と会計監査報告が承認された後、「負担金算出賦課案に関する件」が上程された。討議の中で、現住陪餐会員の少ない教会であるほど大きな負担金を担っていることの問題性が厳しく指摘され、公平さを欠く制度の修正が求められた。
午後は、逝去者記念礼拝式に続いて2017年度教区歳入歳出予算に関する質疑が行われ、可決された。最後に、緊急提案として「『共謀罪』と実質的に変わらない、いわゆる『テロ等準備罪』を創設する組織的犯罪処罰法等改正法案の強行採決への抗議と、同法案の廃案要求に関する件」が上程され、賛成多数で可決された。
三役選挙結果
【議長】大塚忍(岡山)、【副議長】服部修(蕃山町)、【書記】田中寿明(天城)
常置委員選挙結果
【教職】中井大介(倉敷)、柴田彰(倉吉)、橋原正彦(鳥取)
【信徒】濱上進(倉敷水島)、難波幸矢(光明園家族)、土井しのぶ(総社)、田中英也(上井)
(飯島 信報)

東京教区

教区として、教団、支区との連携協力を確認

第76回東京教区総会が5月30日、富士見町教会にて開催された。上田光正牧師(曳舟)は、開会礼拝説教「忍耐と慰めの源なる神」で、使徒パウロが「聖書の実力」を確信していたことに触れて、聖書全巻通読による伝道力の回復を勧め、教会の危機的状況が叫ばれている今の時代を、主は耐え忍ばれ、やがて我々に全く新しい教会の姿を示されると、主にある希望を語った。開会時の出席議員は、総議員数488名中328名だった。
組織と日程案承認に続く来賓挨拶後の議長報告で、岸俊彦議長(経堂北)は、教区が教団の青年伝道活動、教団伝道対策検討委員会、宗教改革500周年記念事業への参加や教団伝道資金の活用を通して教団に協力すると共に、教団事業への参与を教区での福音伝道推進の契機とする旨を語った。また、教区三役と五支区長の定期的会合を今総会期から「教区五支区長会」と改称して、支区と教区の協力体制をさらに整備することと、新たな課題として首都圏大規模災害に備え教区としての対応模索を始めたことを述べた。議長報告が承認され、議長選挙投票を行って昼食休憩に入った。
休憩後はまず佐々木美知夫教団副議長が問安使として教団議長挨拶を伝え、道家紀一教団総幹事事務取扱が総幹事報告を行った。
その後の議事は選挙を中心に進行した。議長選挙結果が発表され、岸議長の再選が確定した。続いての副議長選挙では渡邊義彦副議長(柿ノ木坂)が再選された。書記には議長と副議長は伊藤英志書記(三軒茶屋)を推薦し、承認されて再任となった。
常置委員半数改選選挙では、教職委員に新しく村上恵理也牧師(松戸)、信徒委員に和田洋子氏(銀座)と西田寛子氏(鳥居坂)が選出された。投票と結果発表の前後に、前年度決算報告の承認および今年度予算案が可決され、按手礼および准允の執行や各部委員選出に関する件等の常置委員会への委任を提案した議案すべてを可決した。
常置委員選挙結果(半数改選)
【教職】大三島義孝(碑文谷)、大友英樹(赤羽)、中村公一(高輪)、小橋孝一(新島)、村上恵理也(松戸)
【信徒】鈴木功男(目白)、奥山盾夫(千葉本町)、物井惠一(小松川)、和田洋子(銀座)、西田寛子(鳥居坂)
(原田裕子報)

中部教区

未受洗者陪餐発言・小括」発行を報告

第67回中部教区総会が、5月23日〜24日、名古屋中央教会にて開催された。開会時の出席正議員は201名中183名だった。
常置委員会報告の中で、2012年度第62回教区総会においてなされた島しづ子教師の未受洗者陪餐発言を巡って、常置委員会はこの5年にわたる取組みを経て、「今後は、『洗礼を受けている、いないに関わらず、イエスを主と告白している方はどなたでもどうぞ』という呼びかけは行わず、日本基督教団の式文に則って聖餐式を執り行う」との回答を得て、合意文書には至らなかったものの、今年3月末に『中部教区における島しづ子教師の未受洗者陪餐発言に対する小括』を発行し、中部教区諸教会・伝道所及び、教団、各教区に送付したことが報告された。議場での質疑応答を経て「未受洗者への配餐は行わず、受洗者にのみ行う」ことが、中部教区の形成の要であることが改めて確認された。新しい動きとしては、災害時の情報共有のために教区公式ホームページを開設したこと、また青少年を対象としたバイブル・キャンプを2018年3月に行うことが報告された。そして、2日目の朝には逝去教師記念礼拝と隠退教師感謝会がそれぞれ行われ、その後1名の按手、2名の准允が執行され、正教師、補教師が立てられた。
今総会で時間をとって審議された議案は「教師の生活を支える自主献金」であった。現在、中部教区では104の教会・伝道所のすべてが助合伝道献金をささげ、謝儀援助・伝道費援助で教師と教会を支えている。しかし、教会の財政状況悪化が常態となり、互助申請する教会が増加し、十分な援助が難しくなってきた。そのため今年度より信徒による自主献金を呼びかけ、次年度以降の教区の互助を考えてゆくことが議場に問われた。趣旨には賛成するが、名称に関して「中部教区互助制度を支える自主献金」としたほうが、これまでの互助制度との繋がりが、はっきりするということで名称への修正案が出され、可決された。
教区三役は再選された。常置委員選挙の結果は以下の通りである。
三役選挙結果
【議長】横山良樹(半田)、【副議長】田口博之(名古屋)、【書記】松島保真(小松)
常置委員選挙結果
【教職】小林光(熱田)、加藤幹夫(阿漕)、勇文人(若草)、佐藤誠司(福井神明)、渡部和使(山田)、吉澤永(愛知)
【信徒】須田静代(名古屋中央)、本弘禮子(津)、野村敏彦(名古屋桜山)、谷幸二(富山鹿島町)、衛藤慧志(尾張一宮)
(松島保真報)

【4864号】荒野の声

エレベータを巡り最近交わした印象深い会話を二つ。▼一つは、足の痛みを抱え主日の礼拝、平日の集会に教会へ来る教会員との言葉である。彼女は教会から歩ける距離のマンション上層階に住んでいる。東日本大震災のときはエレベータが止まり、上り下りに苦労したが、それから6年、足の痛みもなお増して今では階段での上り下りは無理であろう。エレベータのあることはありがたいと言う。家族に、教会員に寄り添ってもらいながら教会に来て2階の礼拝堂にもエレベータで上り下りする。▼今一つは、他の教会員と礼拝堂から1階に下りるエレベータに同乗したときのこと。彼女が語るに、いつかこのエレベータで棺に納まって下りるのね、と。とっさに返す言葉をみつけられなかったが、普段から関心事をユーモアと若干の皮肉を込めて話してくれる人ではある。エレベータでこのように思いながら主の御許に赴く日のことを数えているのか、と思わされた。▼けれども、二人が語る言葉に、わたしはよみがえりであり、命である、と告げてくださるお方の御声に養われてきたゆえの、病を、老いを、死を越えゆく希望を持つ、暗さのない声を聞いた。

【4864号】2017年度教区総会報告3 5月末集中して総会開催

沖縄教区

教区の方向めぐる学習協議会開催

第77回沖縄教区総会は、5月28日から2日間、沖縄キリスト教センターで、開会時、正議員43名中、34名が出席して、開会された。
平良修議長は、中間報告と題した議長報告で、「他県出身牧師が、担任教師の過半数を占める沖縄教区の現実で、昨年、沖縄出身の新三役が誕生した意味や意志は、何なのか。ここに沖縄教区の存在に関わる問題がある。伝道所信徒議員に議決権を与える教区規則改正は、教団議長の同意を得られず、1議案毎に2度採決するとの内規を設けたが、今総会から、伝道所信徒議員席を従来の准議員席でなく正議員席に設けた。『教団との間に距離を置く』という教区方針は、教区内の分裂すら招いたので、本年3月、教区方針についての第1回学習協議会を開催した。近年の沖縄の集会では珍しい130人の出席があった」と報告した。
教務報告で、那覇相愛伝道所が総会直前、5月12日開設されたことを報告。幼稚園父兄信徒の集まりが、20数年間の活動を経て、教区12番目の伝道所開設に至ったもので、議場は大きな喜びに包まれた。
17年度経常会計予算は1500万円で、前年度予算比1223万円減、同決算比155万円減の厳しい予算となった。負担金未収金が948万円に上っている。予算編成で赤字が増大すると、教区基金を取り崩すことが、近年の沖縄教区で続いているが、本年度も、「元農村センター」資金から4000万円の取り崩し議案が、承認された。
平良議長は、議長中間報告で、「適当な年月をかけて、負担金未納金を納付して貰う方法も、一つの現実的解決法ではないかと考えている」と報告した。
1日目夕食後、会場を2階の志真志伝道所に移して、第2回学習協議会が開催された。発題者は平良議長。「教団との間に距離を置く」現状に至った経緯を、信徒に理解して貰おうという狙いで、座れない人も出た100人の出席者の大半は信徒。
平良議長は、沖縄キリスト教団の発足から、教団との合同、合同のとらえなおしを経て、33回総会(2002)での「時間切れ廃案」に至った経緯を説明。平良議長は、「33回総会が、討議の末の否決なら、むしろ良かった。廃案は沖縄の教会への死の宣告だった」と「距離を置いている」心情を吐露した。以来15年が経過した今、⑴「距離を置く」のを止め復帰、⑵「合同のとらえなおしと実質化」の再開条件に復帰、⑶「沖縄特別教区」として復帰、⑷合同の解消、など「いくつかの選択肢がある」と説明した。
協議会では、どの選択肢を選ぶかの議論には、立ち入らず、協議会を重ねて、次の段階を目指すものと見られる。
(永井清陽報)

関東教区

少数・制限連記、僅差にて否決

第67回関東教区総会が5月30日~31日、大宮ソニックシティで、開会時正議員273名中196名の出席で行われた。
教区議長報告において秋山徹議長は、東日本大震災復興支援が16年7月の水戸中央教会献堂式をもって一応の終結を迎えたこと、今総会期、特に取り組んだこととして、10年以上活動実態がない5つの教会・伝道所の合併・廃止の手続きを進めたこと等を報告した。
「災害対応支援委員会」設置に関する件では、東日本大震災被災教会の被災支援が一区切りしたことを受け、「新潟県中越地震・中越沖地震」被災教会・被災地支援委員会と「東日本大震災」被災支援委員会を統合し、新たな委員会を設置することを可決した。
「熊本・大分地震」被災支援の件では、教団「熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援募金」(目標額1億8千万円)の内、関東教区として4年間で2千万円を目標に取り組むことを可決した。
緊急議案として提案された、「共謀罪の創設に反対する件」では、活発な議論が行われた。反対の立場からは、個人的には共謀罪に反対の意見を持ちつつも、総会で議決することに反対する意見が出された。賛成の立場からは、「信教の自由に直結する問題であり、教団が国家の宗教に対する介入に抵抗できなかった歴史を振り返れば、声明を出すことが大切」等の意見が述べられた。「この総会においては採決をしない」との動議が出されたが少数否決となり、原案を161名中130名の賛成で可決した。
常置委員選挙は、例年全数連記(5名)による投票が行われているが、今総会では、教師、信徒共に3名連記で投票する議案が審議された。提案理由として、昨年の教団総会議員選挙において白票が多かったことや、投票の結果に偏りがあり多様な意見を反映していないことが挙げられた。
反対の立場からは、「人の思いを越えて働く主の御業を信じて投票している」、「5名の投票権を持つ方が多様な人を書ける。白票には意味があり、意志表示がある」、賛成の立場からは、「原則は一人一票である。全数連記は一定のグループの票が倍加してしまう」、「女性の意見を意思決定機関に反映したい」等の意見が述べられた。無記名投票の結果、賛成81、反対87の僅差で否決された。
教団問安使挨拶では石橋秀雄議長が挨拶文を朗読。質疑において、「伝道資金は教憲・教規上問題があるうえ、教区活動連帯金廃止により、教区間の互助は後退している」、「教団総会で、各教区が議案として総会に提案した議案を扱わないのは問題。北村教師戒規は手続き上問題があった。教憲・教規の適用において不公平がある」、「日本に住んでいる外国人への宣教も課題に入れてもらいたい」等の意見があり、石橋議長が応答した。
三役に、東野尚志議長(聖学院)、福島純雄副議長(筑波学園)、小池正造書記(東新潟)を選出した。「宣教部委員長選挙の件」を可決した上で、飯塚拓也委員長(竜ヶ崎)を選出した。
常置委員選挙結果
【教職】熊江秀一(大宮)、秋山徹(上尾合同)、栗原清(武蔵豊岡)、田中かおる(安行)、木村太郎(宇都宮)
【信徒】金刺英雄(上尾合同)、豊川昭夫(越谷)、國吉常喜與(宇都宮上町)、佐久間文雄(志木)、小西文江(新潟)
(嶋田恵悟報)

【4863号】主の祝福に歩んで

幼稚園の庭に大きな桜の木が4本ある。今、新緑が深まり、子どもたちのために大きな木陰を作っている。涼しい風を受け、子どもたちは元気に遊んでいる。この大きな木陰は当然一朝一夕に出来たものではない。先達が小さな苗を植え大切に育ててくれたからこそ、桜は神の恵みを受けて大木となった。子どもたちのために充分その役割を果たしているのである。子どもたちは花を楽しみ、木陰で遊び、鳥の声を聴き、美しい落ち葉で様々なものを作る。冬の寒さの中で、木の周りを走り回って遊ぶ。
この桜もやがて年老いてゆくだろう。この素晴らしい環境を子どもたちのために維持するには、今の桜を大切にしながら若木を将来に向かって育てねばならない。桜は子どもたちと遊びながら年を重ね、神の御業のために成長していくからである。
考えてみれば幼稚園は子どもたちが自らの将来に備える場であり、将来の社会を創るための備えの場である。神の愛される存在として子どもたちが大きく成長するようにと祈りが込められる場である。子どもたちも桜も神の祝福の中で日々をしっかりと生き、将来に向かって行く。
この幼稚園を支える教会の歩みもまた、主の御手の内に在る。今、主の働きを担う人々の礼拝と信仰生活が大切にされてこそ将来を担う人々が育っていく。教会の歩みこそ神の祝福と力が途切れずに注がれる場である。
(教団総会副議長 佐々木美知夫)

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