【4886・87号】▼社会委員会▲震災3年目の熊本を訪問

 第5回社会委員会が6月25~27日、熊本で開催された。

 一日目、在日大韓基督教会熊本教会にて、松本敏之教師による開会礼拝の後、九州教区救援対策本部委員長、日下部遣志教師(九州教区副議長・川内教会)が「熊本・大分地震に対する九州教区の働き」と題して報告をした。

 続いて九州教区との復興支援の共働関係にある、在日大韓基督教会「エルピスくまもと」のセンター長、金聖孝教師(在日大韓基督教会熊本教会)が活動報告をし、質疑応答の時を持った。震災対応の初動から今日まで続けられる活動に関して実際の声を聞くことが出来た。支援の継続と、これからも憶え続けて行くことの重要性を感じさせられた。

 二日目、錦ヶ丘教会にて会議を行い、以下を協議。⑴「社会委員会通信」第50号発行に関して、内容を検討した。発行は2018年11月とする。⑵第41回教団総会、報告書作成に関して、内容を検討した。

 続いて川島直道教師(錦ヶ丘教会)が錦ヶ丘教会における震災対応と現状について報告をした。「復興支援の『愛の業』。そこには『共感性』と『継続性』という二つの面がある。神の、人間の痛みへの共感において、私たちの果たす隣人への共感の在り方が教えられる。それは神の愛の永遠性に基づく時にこそ、継続した『愛の業』となる。だからこそ、今の時、教会における礼拝、御言葉と聖礼典に与り、祈ることが必要である」と語り、印象に残った。

 報告の後、被害のあった熊本城と、益城町を視察した。

 三日目、御船町仮設住宅における「エルピスくまもと」の傾聴カフェに参加した。心の交流の場である傾聴カフェの存在が、困難な生活の中にある方々にとって、どれだけ大きな力となっているか実感させられた。 (石井佑二報)

【4886・87号】▼「牧会者とその家族のための相談室」設置準備委員会▲相談室設置、常議員会に提案

 6月25~26日、第3回「牧会者とその家族のための相談室」設置準備委員会を教団会議室にて開催した。教団にこの相談室が設置されるために慎重に準備と討論を重ね、以下のことを決議した。

 第6回常議員会に「牧会者とその家族のための相談室委員会設置に関する件」を議案として提出する。委員会は、宣教委員会の下に置かれる。

 委員会の目的は、牧会者とその家族に対する魂の配慮と精神的ケアなどの実際的問題に取り組むためであり、設置期間は第40総会期とし、第41総会期以降も継続して行うこととした。活動計画として、一つは牧会者とその家族のための電話相談窓口の設置である。相談員により、週1回の電話相談を予定している。

 もう一つは全国交流会の開催である。「障がい」を考える小委員会主催で、「牧会者ならびにその家族の精神的ケアを考える」を主題に2010年、2014年に開催した。今年10月に第3回を開催予定である。相談室委員会設置の後は、そこで培われたものを受け継いでいきたい。

 2009年より「障がい」を考える小委員会において、牧会者とその家族の自死や精神的疲労、およびそれに伴う教会の崩壊的状況といった深刻な問題が協議され、精神的ケアの取り組みが急務であると同時に、その重要性が確認されてきた。宣教委員会は、このことを「宣教に関する重要な事項」と認識し、より専門的な委員会を設置して、牧会学的な基盤をもとに、具体的な魂の配慮と精神的ケアを行っていきたい。

 ここで重要なことは、問題を解決することではなく、問題を受け止めていく中で、主イエスの福音に立ち帰れるように導くことであり、伝道の業としてなされることである。このことも確認と共有をしていきたい。

 長期にわたって運営するために、宣教委員会において相談室継続の申し送りをすることとした。 (堀眞知子報)

【4886・87号】教区議長コラム♦ 京都教区 ♦ 入 治彦 教区センターに新しい教会の設立を

 京都教区は2014年度総会決議により、京都教区センター土地建物を教団特別財産から宗教法人日本基督教団京都教会へ移管しました。それまで長期間かけて教区は、安定的に活用できるセンターの将来像を模索してきましたが、最終的に教区内の宗教法人教会への土地建物移管の方向を願いました。そこから移管受入の依頼を教区から受けた京都教会は役員会として、教区が移管受入れを望むなら、財政など教区の利害関係のためだけでなく、教区による宣教のヴィジョンを示してほしいと要請しました。それに応えて「宗教法人京都教区センター教会(仮称)」を10年後設立し、同教会にセンター土地建物を再移管することで安定的にセンターを宣教に活用する方針を教区総会で決議しました。

 センターでの宗教法人教会設立に向け、2016年度より毎月第3土曜2~3時半の礼拝・懇談をセンター礼拝室で開始して3年目です。青年たちの朗読劇による礼拝、現代的ワーシップ(賛美)音楽礼拝、バザールカフェ(教区と市民の協働で社会的マイノリティー支援を行うコミュニティーカフェ)関係者の立証など、様々な礼拝を続けてきました。

 この礼拝では、教区内の多様な人材による司会や説教、祈祷や賛美に触れることができ、出席者は毎回新鮮な刺激を受けています。現在25名前後の出席で、「礼拝共同体」としての絆が育まれてきています。この新しい礼拝につながり、将来ここに教会籍を移したいという人も現れました。今後、伝道所設立に2年、二種教会設立に3年、宗教法人教会設立に3年をヴィジョンとして、決して簡単ではない教会設立の実現を祈り求めています。今後も近隣の大学生、留学生との協力や、テゼの礼拝など実験的な宣教の形も模索したいと願っています。 (京都教区議長)

【4886・87号】消息

石川兼子氏(隠退教師)
 18年5月20日逝去、81歳。神奈川県生まれ。61年同志社大学神学部卒業。71年より宿河原伝道所(75年から教会)を牧会し、10年隠退。
 遺族は娘・石川ユリさん。

 

中村民男氏(隠退教師)
 18年6月25日逝去、85歳。東京都生まれ。61年青山学院大学大学院卒業。同年より亀戸教会を牧会し、09年隠退。
 遺族は妻・中村洋子さん。

 

齊藤昭夫氏(隠退教師) 
 18年6月30日逝去、91歳。秋田県生まれ。54年東京基督教神学専門学校卒業。55年より武蔵野、高岡、熊本坪井(75年から錦ヶ丘)教会を牧会し、02年隠退。

【4886・87号】mission21 International Youth Ambassador Programに参加して

 1815年に開始したスイスの宣教団体「mission21」は、2年前から青年プロジェクトを開始し、青年を関係教団へ派遣しました。今回は逆に、世界中の関係教団から1名ずつ青年を招く国際青年大使プログラムが開催され、私も6月11日から24日にかけてスイスに行って参りました。

 プログラムの多くは、各国の青年たちと社会問題や国際的団結について議論して過ごしました。始めの一週間はmission21の総会へ陪席し、テーマである移民・難民問題についての世界中からの議論を聞きました。青年のうち2名のコーディネーターにはプレゼンテーションが任されました。

 翌週にはチームごとの派遣があり、アジアチームはドイツへ行きました。現地の青年や神学生との交流を通し、日本人として同じ敗戦国ドイツに遣わされた意義深さを感じました。EMSへも訪問の機会を得、宣教についてさらに考えました。

 今回学んだことの一つが、青年の主体性です。私たちは総会においてステートメント「私たちは今ある存在。未来のものだけじゃない。(We are present not only future.)」を発表しました。青年は被教育対象でも未来の存在だけでもなく、今を生きる主体的な存在だという意味です。それを証明してくれたのが、このプログラムを基本的に運営していた青年たちの主体的な奉仕でした。二つ目が宣教についてです。日本人としてアジアチームにいる時、またドイツにおいて、私は敗戦国であり宗主国でもあった日本をとても意識しました。ヨーロッパで宣教や国際協力が力強いことの背景にキリスト教の定着があります。しかし、ヨーロッパも植民地支配を行い、宣教もそれに利用されました。他国へ行って何かをするときに人間は傲慢や偏見の誘惑に遭います。それに打ち勝つには、聖書の持つ平等の思想と、受け与えるという関係だけではないエキュメニカルな団結の関係が重要であると思い、祈りつつ聖書の平和を希求していきたいと思いました。 (岸ひかり報/千葉本町教会員)

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