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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4910号】♦︎カルト問題連絡会 韓国訪問♦ 教団をあげて取り組む宣教課題として

2019年9月14日

 教団をあげて取り組む大切な宣教の課題として、カルト問題の取り組みがある。多くのカルトは、人の心を奪い、人格を奪い、生活を奪う。人権の側面からも宣教の側面からも、教団の大切な取り組みである。

 去る6月13日から14日まで韓国・益山にて、日韓連合異端似而非(さいび)セミナーが開催された。これは、宣教協約を結ぶ、大韓イエス教長老会統合派の異端似而非対策委員会と教団カルト問題連絡会の共催によるものである。日本からは教団のみならず、在日大韓基督教会やバプテスト連盟からも参加者が与えられた。

 益山のハヌル教会にて開会礼拝に引き続き、日韓双方からの講演を通して課題を共有した。日本側の講演は齋藤篤牧師(深沢教会)による「張在亨グループにおける教会潜入プロセス」、韓国側はファン・ミンヒョ教授(湖南神学大学)による「韓国カルト教団によるメディア利用」であり、それぞれ有意義な情報共有の場とされた。

 翌日は益山にある円仏教の本山を見学。円仏教はカルトではないが、いわゆる新宗教と呼ばれる近代に誕生した宗教である。歴史は浅いがその規模と他宗教に対する開かれた姿勢に驚かされた。

 また、この渡韓に際して、教団カルト問題連絡会は、セミナー後、韓国基督長老会総会本部を訪問し、意見交換を行った。その結果、今秋、仙台で行われる全国連絡会に韓国基督長老会から参加者を招待することになったことは意義深い。

 なお、非公式ではあるが、LGBTQへの牧会を行ったことで韓国内一部教派から異端視されているイム・ボラ牧師とも会い交流することができたことは幸いであった。(岸 憲秀報)

教団新報
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