【4865号】2017年度 新任教師 オリエンテーション

2017年度新任教師オリエンテーションは、昨年と同じ会場であるハートピア熱海において6月12日より14日までの3日間に亘って開催された。
新任教師の参加者は40名、6つの神学校とCコース、他教派からの転入教師という顔ぶれであった。各教区の教会に仕えている教師たちであり、年齢も様々であった。その他、教団三役及び講師、神学校教師、教師委員、担当幹事、職員が26名、合計66名が集って3日間の有意義なプログラムを共有することができた。
1日目の講演では、石橋秀雄教団議長により「48年の牧会は信徒に育てられた。牧師は信徒によって牧師となっていく。礼拝は奇跡であり、礼拝を楽しみ、礼拝を通して力強い伝道がなされていく。全教団的に伝道に取り組んでいく」ことなどが話された。
また、2日目の講演では、東野尚志牧師(聖学院教会)は「自分が召しを受けていることをいつも考えていないといけない。神に召された者として神がお遣わしになるところにどこへでもいく。神に召された者として自分の召しに対しては妥協せず、神の召しを信じて仕えていくことが尊い。教師として立てられたことを喜び、伝道者としての生涯を神の召しに応えて歩んでほしい」と熱く語った。
今回の「牧会講話」は、元総幹事の長崎哲夫牧師が担当した。教団教師としての牧会53年の経験を通して語り、「牧師は牧師との出会いによって育てられる。牧師は一人ではなくつながりの中で立たされているのであり、周りに先輩や同労者がいる。牧師は教会の信徒によって育てられるのであり、信徒が教会へささげた果実を感謝して謝儀として受けるのである。牧師は魂の一人一人への深い配慮と忍耐を持たなければ牧会者となり得ない。牧師はカウンセラーではなく、キリストの言葉をもって一人一人の魂の奥深くに入り込む人である。牧師は説教をもって牧会をする。説教が牧会であるということに妥協をしないで研鑽してほしい。牧者として教会の良し悪しをきちっとして、毅然とこの世で生きてほしい。牧師は強い意志をもって教会の立場を貫いてほしい。周りにいる弱い立場の人たちにキリストのまなざしをもって大切にしてほしい」と、新任教師への温かく深い示唆を与える講話だった。
さらに、「東北教区放射能問題支援対策室『いずみ』について」を保科隆東北教区副議長、「熊本・大分地震報告」を新堀真之九州教区書記によって現地の詳しい報告、課題と取り組みが紹介された。その他に、「教団の機構について」道家紀一総幹事事務取扱による説明、「教団の取り組み」では、「出版局」新藤敦局長、「年金局」薮田安晴理事長、「宣教研究所」野村稔委員、「部落解放センター」東谷誠運営委員長、「教師委員会」菅原力委員長、それぞれが説明した。
開会から閉会に至るまでの3日間、4つの礼拝を教師委員が分担した。開会礼拝は菅原委員長により「いのちの水を飲む」と題して説教がなされた。2日目朝の礼拝では「進め、歌え、祈れ」と題して宮川経宣委員、3日目朝の礼拝では「神が涙をぬぐわれる」と題して中村英之委員、そして、閉会礼拝は「遣わされた任地」と題して古旗誠書記が説教を通して参加者への励ましを語った。説教者一人一人が、厳しい環境の中での牧会の経験を通して、牧師としての喜びと希望を豊かに伝えた。
新任教師の遣わされた任地は、様々な配慮の中で導かれたものであり自分の意志で選んだ面もある。しかし、真実はそうではない。神が一人一人を選ばれ、遣わされたのである。「わたしをここへ遣わしたのは、あなたたちではなく、神です」(創世記45章8節)。遣わされた教会とは、御言葉の示しているところである。そして、遣わされる神は、先立って働いてくださるのである。主なる神に信頼して教会の信徒と共に召しに応えようとしていくときに、神が実りをもって伝道を祝福してくださるのである。
参加者一人一人は、赴任したばかりの教会で緊張しつつ戸惑いながら必死に説教を準備し、礼拝と牧会に心を砕いている。この3日間は、お互いに不安をもって教会に仕えている同労者との出会いの場面でもあった。一人一人が祈られていることを再認識する貴重な機会でもあった。
分団での話し合いと全体のまとめでは、「自分の思い描いた良い『牧師像』に当てはめて息苦しさを覚えた経験」、「信徒とどう向き合ったらよいのかという戸惑い」などが述べられた。最後には、新任教師オリエンテーション開催への感謝と共に、教団における教師の継続教育への熱い期待が寄せられた。
3日間を振り返って感謝し合い、新任教師の一人一人を祈りつつ伝道地へ送り出して閉会した。
(古旗 誠報)

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