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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4584・85号】協議会開催要望の議員提案否決

2005年8月13日

土井しのぶ常議員より「セクシュアル・ハラスメント裁判に現れた教会内のセクシュアル・ハラスメントに対して、真摯に受け止め、具体的に速やかな対応をする件」が提案された。
議案は次のとおりである。「①教団議長による責任ある見解を公表し、教団内諸教会・伝道所に表明する。②常議員会でセクシュアル・ハラスメントに関する学びのための協議会をおこなう」。
①については、既に教師委員会による「戒告」の戒規執行を受けて、議長談話が「教団新報」(二〇〇五年七月九日、第四五八二号)に掲載された。また②については教師委員会作成のセクシュアル・ハラスメント防止ガイドラインが検討されている。しかし提案者としては、戒規適用に関し、戒告を受けた教師の悔い改めを問い、また被害者に対する謝罪、加害者や教会の回復に向けての教団の対応と方向性を求めるというものである。
これらに対し最初に山北宣久議長は、議長談話で申し訳ないと述べたが、改めて遺憾の意を表した。
また戒規としての「戒告」とは、大変重大な処置であるとの認識が語られた。さらに教団のこれからの対応策として、総幹事報告で触れられているように、教団として相談・苦情窓口の設置及び処理制度の作成を進めたいとの具体的な方向性が示された。
その他、議案に関係して議論がなされ「教団が人権に関する共通認識を持つことが必要である」、「今回、教師委員会が戒規執行に踏み切ったことを評価する」、「今後もこの件に関して常議員会が責任的に関わり、九州教区とのコミュニケーションを続けて欲しい」など活発な意見が出された。 議案の採決が行われ否決となった。
(松本のぞみ報)

教団新報
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